俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1396ページ目

「初々し純白の芙蓉に渡る風」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初々し純白の芙蓉に渡る風

里衣さん、こんにちは。
拙句「雑草も緑は緑」にコメント有難うございました。これは私が俳句をやり始めた頃のものです。お恥ずかしい(成長していませんが)。

さて御句拝読しました。芙蓉の爽やかさが全体を包んでいて気持ちのいい句ですね。
「純白の」は「ましろの」とでも読むのでしょうか?「じゅんぱくの」では中七が九音になってしまいますものね。振り仮名ふりたいですね(笑)。

上五の初々しいは、里衣さんの感情や擬人化というよりも、「初めて咲いた」ということですね。それではコメントにもあります「初咲きの」を活かすこともできます。

・初咲きの純白の芙蓉風渡る
・純白の芙蓉咲き初む風の庭

一句目の「純白の」は原句を尊重し「ましろの」と読ませていただきます(笑)。

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「カーディガン夏に向きたる冷房病」の批評

回答者 なお

添削した俳句: カーディガン夏に向きたる冷房病

武照さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。夏でも冷房が強いとカーディガン等が欲しくなる時はありますね。女性なら特にではないでしょうか。

ただ、一つの俳句にそうした「夏なのに涼しいので毛糸ものを羽織る」「冬なのに暑いので裸になる」というような情景を読み込もうとすると、季語が複数になりやすいと思いと思います。現に御句はカーディガン、夏、冷房と季重なりになっています。
この辺を、それぞれのバランスを考えてどう処理するかは上級者の方々にお任せしたいと思います。すみません。

点数: 0

「八月を迎えて無言暑さ耐え」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 八月を迎えて無言暑さ耐え

岸本義仁さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。まとめて五句ご投稿ですね。
本句、厳しくしてくださいとのことですが、どこまでご要望に添えるでしょうか。

まず、俳句は基本的に季語は一つとされています。御句は、八月(秋の季語)と暑さ(夏の季語)で、二つ並び、季節がわからない句になっています。

また、八月という季語には、「立秋を過ぎて(8月はすぐに立秋が来ます)暦の上では夏から秋になるとは言え暑い日が続くが、どこかに盛りが過ぎた感じがあり、秋の気配も感じられる」という意味があります。

そうなると、無言で暑さに耐えていらっしゃるのは我慢強くていいのですが、俳句としてかなり重視すべきである「季語を立てる」という基本から少し外れているように思われます。

ですので、全くの即吟で恐縮ですが、

・八月を迎えて少しおしゃべりに

の方が、気候という意味では違和感がなくなります。

ただ一方で、「八月」という季語には気候とは別の重い意味があり、これを考えるととてもおしゃべりにはなれないのですが、それはまた別の機会に。

点数: 0

「梅雨寒に一服するは熱き茶か」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 梅雨寒に一服するは熱き茶か

岸本義仁さん、こんにちは。
御句拝読しました。

梅雨寒のような、割とひんやりすることもある日にひと休みするには熱いお茶、これは同感です。

ただ、最後の「か」が気になります。これは普通に読むと、疑問形に読めて、梅雨寒には熱いお茶がいいのだろうか?と読めてしまいます。
俳句は基本的に自分の見たものや自分の考えを詠むので、それをどうだろうと聞かれても答えに困ってしまいます。

御句は岸本さんの意見表明ですから、自信を持って、

・梅雨寒や熱き茶をもて一服す

のような形でもよろしいのかと思います。

点数: 0

「トマト食むその冷たさに驚きぬ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: トマト食むその冷たさに驚きぬ

岸本義仁さん、こんにちは。
御句拝読しました。
これは私もありますよ。驚きますよね。こんなに冷やさなくてもいいのに!とか思います(笑)。

厳しくしてくださいとのことですので、やはりまたコメントします。うるさい人だなとか思わないでくださいね(笑)。

俳句では「驚いた」「気づいた」とかの動詞はあまり用いません。なぜなら、驚いたから、気づいたから俳句にしようと思ったのであり、驚きも気づきもしなければそもそも俳句になりませんよね。ですから、たった十七音で思いを伝えるために、そういう言葉は省略します。それでも上手く詠めば、読み手は「あ、この人は驚いただろうなあ」とか、「この人はここで気づいたんだ!」とか想像してくださいます。

ではどうしたらいいか。先に宮武さんがヒントをくださっていますね。それをお借りして、

・トマト食む前歯奥歯の冷たさよ
・トマト食む冷たさの歯に浸み通る

これだと「歯」という具体的な要素が加わったことで、映像や感覚がより明確になると思われます。

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なおさんの俳句添削依頼

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