俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削投稿の古い順の1395ページ目

「歓呼消ゆつと粛なりし秋の暮れ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 歓呼消ゆつと粛なりし秋の暮れ

不尽さん、こんにちは。
このご投句、これは、先の「歓呼消へ」の句に対する負乗さんの添削句(提案句)そのままではないですか?

他の方の提案句を素晴らしいと思うのは問題ないのですが、それは不尽さんの今後の作句に活かすとして、ここには自作の句をあげていただきたいです。
よろしくお願いします。

点数: 1

「初月の触るれば刺さりさうな先」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初月の触るれば刺さりさうな先

もんこさん、こんにちは。
御句拝読しました。私は初読で意味がつかめませんでした。というのは、最後の「先」、これが先端という意味だとわからず、何かの方向のようだと思っていたのです(行き先とかのような)。どこに刺さるのかな?なんて。衰えを感じます。

また、「触るれば」ですが、違和感を覚えながらも、正しくはこうです!というほどではなくて、これは他の方々のコメントから勉強させていただきます。

そんなわけで、私の提案句は、どちらの問題からも避けたり逃げたりしているものです。

・両端の刺さりさうなる初月夜

よろしくお願いします。

点数: 3

「木の実落つ職人坂は男坂」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 木の実落つ職人坂は男坂

あらちゃんさん、こんにちは。再訪です。
店主が男性ばかりだから男坂ですか!
私は、一般に、男坂は、傾斜(勾配)がきついけれど距離は短く、女坂は勾配は緩やかだけど距離が長いという、そういうことかと思いました。ですから急勾配としたのですが、男ばかりなら…

・木の実落つ職人坂は無口なり

点数: 1

「健気なり日陰地に咲く夕化粧」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 健気なり日陰地に咲く夕化粧

不尽さん、こんにちは。
御句拝読しました。詳しいご説明ありがとうございます。

私が気になりましたのは季重なりです。夕化粧は白粉花のことで、秋の季語ですね。
そして日陰は片陰の子季語(だったと思う)で夏の季語なのです。日陰は年中できますが、その涼しさから夏の季語になっています。
もちろん御句では、涼を取るための意味でないことはわかりますが、汚名返上とおっしゃっているので念の為お伝えさせていただきました。

提案としては、健気という個人的感情は避け、読者に委ねることと合わせて考えました。

・人知れず路地裏に咲く夕化粧

ちょっと使い古した措辞を使ってしまいましたが、置かせていただきます。

点数: 1

「鱗雲釣果を願う釣り人や」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鱗雲釣果を願う釣り人や

不尽さん、こんにちは。
御句拝読しました。
不尽さんは釣りをせずに俳句を考えているのであれば、釣り人の心まで考えずに、ご自身のことをお詠みになってはいかがですか?

また、最後の「や」ですが、どういうお気持ちでしょうか?
切れ字の「や」は、句の中に置かれて、感動やひと区切り、あるいは場面転換の役目をします。ですので、最後に置かれることは普通はないのです。

御句、読み進めていくと、上五季語の「鰯雲」がどこかに飛んでしまって、「あれ?季語は、なんだったっけ?」となるような気がします。

・釣り人の脇で俳句をいわし雲

こういうことではないかと思いました。
これが完成形とかではなく、こういう感じではないかということです。
よろしくお願いします。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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