俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1382ページ目

「過疎なりし村によこたふ天の川」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 過疎なりし村によこたふ天の川

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。お題ですぐに何句もお詠みになれるのはすごいと思います!

二点、少し気になりました。
一つ目は、過疎なりし、ですが、ちょっと不自然な気がします。ご自身のコメントでもおっしゃっていますが、過疎となりし、ではと思いました。

二点目ですが、中七以降がどうも芭蕉を思い浮かべてしまいます。そしてそのせいか、よこたふというのが、どこかからどこかの橋渡しのような意味のイメージが強いので、村と合うのかなと思ったりしました。

私が考えましたのは、少し変えてしまうのですが、

・人消へし村を覆ふや天の川

過疎ですと音数的に処理が難しかったので、似た意味と思い上五をこのように。また、村全体にかかるように覆うとしてみました。

ただ、竜子さんの狙いが、芭蕉オマージュであったら申し訳ありません。

点数: 2

「越中の小烏賊煮えたか星月夜ると」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 越中の小烏賊煮えたか星月夜ると

卯筒さん、こんにちは。
御句拝読しました。いつもなんだか美味しそうなものをご紹介くださり、お腹が空きます(笑)!

最後に付いている「ると」は消し忘れですよね?これは無視させていただきます。

「烏賊」は夏の季語ですので星月夜と重なると思うのですが、小烏賊は別の種類とかでしょうか?あまり烏賊に詳しくないのですみません。

あと、「小烏賊煮えたか」、とのこと、「いま小烏賊を煮ているが、そろそろ煮えただろうか?」、というような意味だと思いますが、煮ているのは作者ご自身と思われ、煮えたかどうかは一番わかっているはずですので、言い切ってもいいのではと思いました。

・越中の小烏賊の煮えて星月夜

季語についてはそのままにさせていただきました。よろしくお願いします。

点数: 2

「水引や赤白黄色つんと咲く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 水引や赤白黄色つんと咲く

笙染さん、こんにちは。
御句拝読しました。水引草ってあるのですね!名前はなんとなく聞いたこと、あるようなないような…。この機会に調べましたが、清楚ながらきれいな花ですね。

御句、上五で「水引や」となさっていますが、その後も引き続き水引のことをおっしゃっているので、特に「や」で切れを入れなくてもいいかなと思いました。

・水引の赤白黄色つんと咲く

その上で、私は、水引の花の名前の由来を織り込みたいと思いました。

・めでたきや紅白つんと水引草

黄色は金(きん)で組み入れたいと思ったのですが、私の力では無理でした。黄色さん、ごめんなさい!

点数: 2

「風渡り見渡す限り稲穂かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 風渡り見渡す限り稲穂かな

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。情景描写の句ですね。
同じことを繰り返すようですが、稲穂という季語はほとんどの場合、広々とした一面の田んぼに稔ったものを言い、概ね風に吹かれて波のように揺れていると思います。
百人が百人そう思うとは限らないとは思いますが、御句はこのままですと、類想とか、季語の説明のように取られる可能性が高いのではと危惧します。

ではどうするか?
句に具体性、独自性を出してみてはいかがでしょう。例えば、風の種類や場所の特定とか。

・海からの風一面の稲穂かな
・風渡る津軽平野の稲穂かな

点数: 2

「鰯雲日比谷入江の大納言」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鰯雲日比谷入江の大納言

卯筒さん、こんにちは。
御句拝読しました。初読では句意をとらえられず、コメントを拝読してわかりました。そうですか、家康の入府の日なのですね。
御句、名詞がつながっていますので、一旦切れを入れてはと思いました。上五「鰯雲」は五音の季語で、その後が切れてはいますが、リズム的に「や」を入れたいと思いました。そのため季語を「秋めく」にさせてください。

・秋めくや日比谷入江の大納言

あるいは鰯雲を残して、大納言を家康としてわかりやすく、

・家康の入府の日なり鰯雲

でも日比谷入江がない。

・家康や日比谷入江の鰯雲
・家康の入府日比谷の鰯雲

御句のおかげで日本史の記憶がよみがえりました。有難うございます!

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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