俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1382ページ目

「孫帰り線香花火戸にしまう」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 孫帰り線香花火戸にしまう

付箋丸さん、こんにちは。
御句拝読しました。なんとも切ない句、夏の終わりを感じさせる句ですね。いい雰囲気です。

ただ、句の構成としてちょっと気になりましたことを二つお伝えします。

一つは、季語の線香花火をしまってしまうことです。意味も背景もわかるのですが、季語が隠れて姿を消してしまうことにちょっと抵抗があります。
もちろん、「雛納め」のように、片付けることに風情を示す季語もありますので、これは私個人の取り越し苦労かもしれません。

二つ目は、線香花火を戸にしまう、という語順です。少し、普通の文章というか、日記のようになっています。何か工夫して俳句っぽくなれば、その方がいいのではと思いました。

・孫帰り残る線香花火かな

作者はこの後、そのままにしたのかどこかにしまったのかわかりませんが、それは読み手に委ねるということでいかがでしょうか。

ちなみに、我が家の場合であれば、妻と二人でやっちゃいます(笑)!

点数: 2

「はつ秋のマジックアワーに染まる駅」の批評

回答者 なお

添削した俳句: はつ秋のマジックアワーに染まる駅

やんさん、こんにちは。
御句拝読しました。先の句、覚えていますよ!私はコメント出来なかった。なぜならマジックアワーという言葉の意味がわからなかったからです(笑)。

御句、進歩しているとかより、やはりマジックアワーがキーではないですかね。私個人としては、新しい感じはするものの馴染みがなく、音数が多い割には高い効果は得られないのではと危惧してしまうのですが、私だけですかね?

私は薄明とか夕まぐれ、たそがれ時あるいはトワイライトとかを使いたいと思うのですが。いかがでしょうか。

点数: 2

「猫じゃらし遠い記憶の三毛猫」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 猫じゃらし遠い記憶の三毛猫

ロミさん、こんにちは。入り猫の思い出ですね。私も似たような記憶があります。もう半世紀前ですけど(笑)、忘れられません。

御句、いいのですが下五が「三毛猫」と四音で、ちょっとリズムが良くないような。
季語の「猫じゃらし」を最後に持ってきましょうか。

・三毛猫の遠き記憶や猫じゃらし

なんとなく、リズムは落ち着いたような気がします。

ただ、「遠い記憶」が漠然としている点と、「猫」が重複している点は工夫できそうですね。

コメントにいいエピソードがあります。

・風呂友の三毛の記憶や猫じゃらし

下五に猫じゃらしがあるので、三毛は猫のことだとわかってもらえると思います。
その猫ちゃん、いつまでも覚えていてあげてくださいね。

点数: 2

「もどかしい二人の仲よ秋刀魚焼く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: もどかしい二人の仲よ秋刀魚焼く

卯筒さん、こんにちは。
御句拝読しました。色々あって大変ですよねー、男女の仲は。おっと、最近は二人と言っても男女とは限らないから気をつけないといけないですね。

それはそれとして、「もどかしい」が作者の主観で抽象的ですので、主観でもいいですが、何か具体的な様子をお示しになって、読み手が、「そりゃもどかしいだろうなぁ」と思うような作りもありかと思いました。

・火の点かぬ二人の仲よ秋刀魚焼く

秋刀魚はこんなに簡単に焼かれるのに・・・

点数: 2

「広き田に薄着で立てる案山子かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 広き田に薄着で立てる案山子かな

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。頑張っていらっしゃいますね!山田の中の案山子は絵になる句材ですからね、わかります!

御句については、慈雨さんのおっしゃる通りかと思います。

例えば、「広き田に」はあえて残しても、

・広き田に薄着のままの案山子かな

としましたら、「ああ、夏は暑いだろうと薄着にしてもらっていたけど、もう秋なのにまだそのままだよ。そろそろ朝晩は冷えるのではないかなぁ、案山子さんよ」などという想像が膨らみませんか?

また聞かせてください!

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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