「孫帰り線香花火戸にしまう」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 孫帰り線香花火戸にしまう
付箋丸さん、こんにちは。
御句拝読しました。なんとも切ない句、夏の終わりを感じさせる句ですね。いい雰囲気です。
ただ、句の構成としてちょっと気になりましたことを二つお伝えします。
一つは、季語の線香花火をしまってしまうことです。意味も背景もわかるのですが、季語が隠れて姿を消してしまうことにちょっと抵抗があります。
もちろん、「雛納め」のように、片付けることに風情を示す季語もありますので、これは私個人の取り越し苦労かもしれません。
二つ目は、線香花火を戸にしまう、という語順です。少し、普通の文章というか、日記のようになっています。何か工夫して俳句っぽくなれば、その方がいいのではと思いました。
・孫帰り残る線香花火かな
作者はこの後、そのままにしたのかどこかにしまったのかわかりませんが、それは読み手に委ねるということでいかがでしょうか。
ちなみに、我が家の場合であれば、妻と二人でやっちゃいます(笑)!
点数: 2