「蝶拾つたうごかなかつた吾子の秋」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 蝶拾つたうごかなかつた吾子の秋
慈雨さんこんにちは。
御句拝読しました。丁寧なコメント有難うございます。こういうのを拝読すると、作句にあたってはこうしたことに配慮すべきだなと勉強になります。
慈雨さんのコメントにきっちり回答できるかわかりませんがお伝えします。
全体の流れはチャレンジングで興味深いのですが、私が悩みましたのは語順です。どうも、お子さんが動かなかったように読めてしまいます。
ご自身でも「こうしたほうがいいかしら」と例句を置いていらっしゃいますが、私も、
・動かざる蝶を拾いて吾子の秋
・蝶拾い動かぬを知る吾子の秋
あるいはいっそ、チャレンジングを活かして、
・蝶拾った死んでた埋めた吾子の秋
こういうのも考えましたが、これ、誤読はえらいことになるので、
・吾子の秋拾いし蝶を葬れり
すごく変えてしまってごめんなさい。でも、ちゃんと埋めてあげたという優しさは伝えたかった。
「吾子の秋」にこだわりを感じましたので、季語「秋の蝶」は考えませんでした。
よろしくお願いします。
点数: 2