俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1381ページ目

「風渡り見渡す限り稲穂かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 風渡り見渡す限り稲穂かな

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。情景描写の句ですね。
同じことを繰り返すようですが、稲穂という季語はほとんどの場合、広々とした一面の田んぼに稔ったものを言い、概ね風に吹かれて波のように揺れていると思います。
百人が百人そう思うとは限らないとは思いますが、御句はこのままですと、類想とか、季語の説明のように取られる可能性が高いのではと危惧します。

ではどうするか?
句に具体性、独自性を出してみてはいかがでしょう。例えば、風の種類や場所の特定とか。

・海からの風一面の稲穂かな
・風渡る津軽平野の稲穂かな

点数: 2

「鰯雲日比谷入江の大納言」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鰯雲日比谷入江の大納言

卯筒さん、こんにちは。
御句拝読しました。初読では句意をとらえられず、コメントを拝読してわかりました。そうですか、家康の入府の日なのですね。
御句、名詞がつながっていますので、一旦切れを入れてはと思いました。上五「鰯雲」は五音の季語で、その後が切れてはいますが、リズム的に「や」を入れたいと思いました。そのため季語を「秋めく」にさせてください。

・秋めくや日比谷入江の大納言

あるいは鰯雲を残して、大納言を家康としてわかりやすく、

・家康の入府の日なり鰯雲

でも日比谷入江がない。

・家康や日比谷入江の鰯雲
・家康の入府日比谷の鰯雲

御句のおかげで日本史の記憶がよみがえりました。有難うございます!

点数: 2

「母銀河どのひらがなを飾らふか」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 母銀河どのひらがなを飾らふか

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。
それはもう、「ありがとう」しかありませんでしょう。

点数: 2

「迷わぬよう願って送り火天見上げ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 迷わぬよう願って送り火天見上げ

百じいさん、こんにちは。初めまして。ヒッチ俳句さんからバトンタッチを受けたなおじいと言います。
よろしくお願いします。

御句拝読しました。ご両親への切々たる思慕が感じられますね。
ただ、一つ重要なことは、御句の前半でおっしゃっていることは、すでに季語の中に入っているという点です。
どういうことかと言いますと、迎え火というのは、ご先祖様が間違えないで我が家に来てくれるように目印に焚くものですね。では送り火はというと、気をつけて天国へ戻ってねという思いを込めて、道を明るく照らしてあげるような気持ちで焚くものだということです。
それからしますと、「送り火」という季語だけで、百じいさんのおっしゃる「迷わぬよう願って」という意味は織り込まれているのです。「送り火を焚く」ということ自体が、こういう願いから出ているということで、あらためて言わなくても通じますよ、ということです。
ですから、その空いた分だけ、他のことを詠むようにしてみましょう。

天をそらと読むのにはこだわりがおありのようですので、「天見上げ」はそのままにして位置を変えて、

・送り火や向かひの家も天見上げ

玄関先で送り火を焚いていたら、お向かいの家も気が付いて故人を懐かしがり、一緒に空を見上げているという風情です。

ただ、送り火と天または空を見上げるというのはかなり似たようなことを考える方々が多いと思いますので(類想と言います)、少し独自性を入れるとオリジナルなものができて際立つと思います。

・送り火や美空ひばりを流しつつ

父さんは「川の流れのように」が、母さんは、「愛燦燦と」が好きだったなぁとか。
参考になれば幸甚です。

点数: 2

「秋刀魚ひよろひよろみんなで泳ぐ北の海」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋刀魚ひよろひよろみんなで泳ぐ北の海

負乗さん、こんにちは。
御句拝読しました。これは面白いですねー。口出ししたくなりました(笑)。

まずリズムですが、原句では五七五ならぬ七七五ですね。これは五七五にしてみませんか?

次に「ひょろひょろ」ですが、なんだか元気がなくて「なり」ばかり大きくなったイメージです。秋刀魚であればあまり美味しそうではないので、ちょっと変えていいですか?

次に「みんなで泳ぐ」ですが、このままですと水泳大会みたいですので、魚とかであれば「群れ」という便利な言葉があります。これを使うのはいかがでしょう?

以上から、豊漁のイメージで、

・ぞくぞくと秋刀魚の群れや北の海
・秋刀魚来るびちびちびちと北の海

よろしくお願いします。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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