「母の日に噛み切れるもの探しけり」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 母の日に噛み切れるもの探しけり
小沼天道さん、こんにちは。
御句拝読しました。
これって、噛み切れるものを探しているのはどなたですか?
私はてっきり、天道さん(子)が、歯が弱くなった母親のために、柔らかい食材を選んで料理してあげるという句かと思いました。
それなのに、「母が」なんて入れると、お母さんが自分で噛み切れるものを探すことになってしまいますよ、とお伝えしようかと思っていました。
しかし、よく考えてみると、これはお母さんごご自分で噛み切れるものを探して食べている?
まあ、それなら、なおのこと「母が」は、いらないですね。
・母の日や噛み切れるもの選ってをり
下五は「よってをり」と読み、選んでいるという意味です。
これも、「選んでいる」のは母親自身か子どもかわかりませんが、読み手の想像に任せますか!
よろしくお願いします。
点数: 1