俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1379ページ目

「木蔭にて幌の赤子の白き足」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 木蔭にて幌の赤子の白き足

久田しげき様、いつもお世話になってます。再度失礼します。

拙句「野良仕事」のご評価ご添削有難うございました。
ただ、浅学にして、貴殿のおっしゃる「原句は理屈が優る」というコメントの意味がわかりません。勝るでなく優る。簡単過ぎて、褒めていただいているのか、その逆かすらもわかりません。
加えて、ご添削句が「炎天にめげず…」とのこと。私のコメントにも書きましたように、私(作者)は、炎天が大好きなのです。好んで出ていくのです。人が嫌がる暑い中、敢えてその熱気を少しでも味わいたくて野良仕事に出ていくのです。ところが貴殿の添削句「めげず」では、「本当は嫌だけど、負けずに」「辛いけどくじけずに」という印象を与えます。それでは真逆なのです。

作者の表現力の無さだと言われてしまえばそれまでですが、今回はちょっと、何か、受け入れがたいものを感じてしまいました。

偉大な先輩がお忙しい中、このような駄句にご評価ご添削くださったにもかかわらず、偉そうに申し上げましたことどうかご容赦ください。これ全て、久田さんのご指摘をきちんと掌握したいという気持ちからです。
どうかご理解いただきたく、今後ともご指導よろしくお願いします。

点数: 1

「ヘルメット顎ひも外す炎天下」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ヘルメット顎ひも外す炎天下

黒徹様、いつもお世話になってます。

御句、ストレートで共鳴します。げばさんもそうらしいですが、私もごく若い頃、バイクに乗っていました。

私は提案句はございませんが、ここで黒徹さんにお尋ねします。
私はこの句、暑い夏の炎天下、前を走っていたバイクが止まった。私も少し離れて止まる。前のバイクのライダーが、顎ひもを外してヘルメットを取る。頭を左右に振る。きれいな長い髪が揺れる。「あ、女性だったんだ!コーナー攻めるから野郎だとばっかり思っていたよ…!」
そんな景色を思い浮かべましたが、いかがでしょうか?

逆に、「こんなクソ暑いなかを、顎ひもなんか留めてられっかよ。メット被るだけでもイヤなのに…」なんて言って、顎ひも留めずに走った思い出の句ではダメですよ!それではヘルメットの意味がないです!
by うるさいオヤジ

点数: 0

「炎天やシャンプー台にへばる髪」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 炎天やシャンプー台にへばる髪

げばげば様、いつもお世話になってます。

御句にコメントしていないことに今しがた気がつきました。すでにたくさんの方々がコメントなさっておられるので、もはや私の出る幕でもない。でも出てきました(笑)。

どこかにげばさん自身の種明かしのようなコメントもあったと思いますが、忘れてしまったので一からのスタートです。すみません。
まず、「へばる」って、「へばりつく」という意味でいいのですよね?
疲れ切るというのは「へたばる」とか「ばてる」とは言いますが、へばるとは言わないような…。でも地方により言うかも。
それから季語の「炎天や」ですが、拙句「炎天や敢へて始める野良仕事」のように、「クソ暑いじりじり照りつける太陽の真下」というイメージがあります。まさかそんなところでシャンプーしないでしょうから、これは、炎天下を美容院とかに出かけた、という意味ですね。
そしてシャンプーしてもらって気持ちよくなり、顔を拭いてもらって目を開けたら、自分の髪が洗面台にへばりついていた。その情景を詠んでおられますね。
でもげばさん、気持ちよく洗ってもらったにもかかわらず、美容師さんに「なんてことをしてくれたの!こんなに抜けちゃったじゃないの!」とか怒らないでくださいね。理美容師さんは、「もっと強く、ちゃんと洗ってください」みたいなことを言われるのは恥とのことで、かなり力を入れて洗っているそうですので。

もはや自分の髪が残り少なくなってきているなら「嗚呼!なんてこと!」と悲嘆するでしょうが、げばさんはまだ大丈夫でしょ?

点数: 1

「亀の子の七転び十五起きかな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 亀の子の七転び十五起きかな

げばげば様、いつもお世話になってます。

拙句「野良仕事」ご評価ご添削有難うございました。励みになります。

御句。亀の子は元気があるし、身体に比べて手足が大きいのでひっくり返っても起き上がれるようですね。
その代わりに、私のような年寄り亀は、ひっくり返ったらそのまま起き上がれないようです。なんだか暗示的ですね。
いずれにしても、起き上がろうと一生懸命な子亀の様子はなんとも可愛らしいもので応援したくなります(…手を貸してあげれば…)。

ところで私は、かねがね「七転び八起き」という言葉に疑問を感じでおりました。何回転んでもその都度起きる、諦めない姿勢が大事だという教訓はわかるのですが、起きる回数が一回多いのではないかと。七転びなら七起きだろうと。
そこへ持ってきて今回はげばさんが十五回も起きると。もう理解の限界を超えています!(笑)

ですのでノーコメントでそのまま鑑賞させていただきます。
でも、七転び七起きでは当たり前過ぎてことわざにも名言にもならないか…。

点数: 1

炎天やゲリラ豪雨の影もなく

回答者 なお

添削した俳句: 炎天やゲリラ豪雨の影もなし

ドロップ様、いつもお世話になってます。

御句、ゲリラ豪雨で被害が出て、しばらくはそこかしこにそのつめあとが残っていたけど、もはや何もないよ、いう様を詠むのであれば、影でなく「跡」がいいかなと思いました。しかしそこまで言及せず、先ほどまですごい勢いで降っていたが今はカラッと晴れている、というだけのことであれば、影でいいですね。

提案句では、下五の「影もなし」を「影もなく」とさせていただきました。先に続く印象を持たせたつもりです。

点数: 1

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