俳句添削道場(投句と批評)

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「ゆらゆらと衣類靡かす秋の風」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ゆらゆらと衣類靡かす秋の風

とまけちさん、こんにちは。
御句拝読しました。
気のついたことを言いますと、「衣類」はちょっと硬いですね。俳句は普段使わない言葉を使うかと思えば、普段使わない言葉を使うと何か言われたり(笑)、色々難しいのです。でも、基本は自然が一番で、普段から使う言葉が大事だと思います。

次に御句、秋の風が衣類をなびかす、と、季語が動作の主体になっています。
こういうのは、別にダメというわけではないのですが、作者は、洗濯物が揺れているのを見て、その後から、ああ、秋は来ているのだなと思ったのですよね。それであれば、このような直接表現ではなく、間接的な表現のほうがかえって詩情が出ると思いました。

・物干しの洗濯物に秋の風

ちょっと何だかつまらないか。

・ユニフォーム洗って干して秋の風

もう負けちゃったのかな・・・。

点数: 2

「夏は晴れ新たな季節秋と冬」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夏は晴れ新たな季節秋と冬

あかさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。厳しくしてくださいとのこと、多少きついとお思いのところもあるかもしれませんが、ご容赦ください。

御句、とは言いましたが、これは俳句でしょうか。これが、「夏は過ぎ新たな季節秋と冬」であればまだわかります。その通りですからね。ただ、その通りなだけで、何の感動もわきません。

元に戻って、「夏は晴れ」とはどういうことでしょうか。当然のことながら、曇りも雨の日もあります。これが「夏は暑い」であればわかりますが、これもその通りですよね。

そして何より、季語の問題があります。コメントに「季語を入れて工夫しました」とのことですが、どのような工夫でしょうか。基本的に、季語は一つでいいですよ。

暑かった夏が過ぎてこれから秋だ、ということを言いたかったとしたら、例えば、「夏の果」とか「夏終わる」、あるいは「秋近し」、「秋隣」などの季語があります。これらを置く工夫をなさってはいかがでしょうか。

それと、最初のうちは、コメント欄に、この句でお伝えになりたかった光景とかお気持ちとかを添え書きしておくと、みなさんが意見やアドバイスをしやすくなりますよ。
よろしくお願いします。

点数: 2

「野趣あふれ物忘れする茗荷かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 野趣あふれ物忘れする茗荷かな

笙染さん、こんにちは。
御句拝読しました。茗荷の美味しい食べ方、色々ご紹介くださって有難うございました!
今週月曜日、ある料理屋に入り、メインが出てくるまでの酒の肴に頼んだのが、茗荷と胡瓜の和え物でした。サッパリとして美味しかったです!

御句、茗荷と物忘れを合わせて、共感を得られると思いますが、それはすなわち茗荷と言えば物忘れと、ものすごく類想が多そうです。

もしそのまま合わせるのであれば、少しひねってみると面白いかもしれません。

・食べたのか食べてないのか茗荷かな
・食べたこと忘れて刻む茗荷かな

点数: 2

「花火果て背ナに寝息のやはらかし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 花火果て背ナに寝息のやはらかし

慈雨さん、こんにちは。
拙句「八月の伯父」にコメント有難うございました。
身内のことや、戦死のことは気にならないとのこと、ホッとしました。
親族の呼び名は、おっしゃるとおり、俳句では自分から見る必要がありますので、「子ら」の「子」は私の子どものことです。でも、私が地域の子どもたちに話しかけているようにも読めますね。工夫しないと。

御句拝読しました。いい句です!大きな音を立てて炸裂する花火の下で、お父さんの背中で気持ち良さそうな寝息。読んでいるこちらが幸せな気分になります。
やわらかしは私は気になりませんでした。私がそういうことでたまにアドバイスしますのは、寂しい、悲しい、嬉しい、そういう感情表現ですが、やわらかしはちょっと違うと思いました。

点数: 2

「膝小僧ぎくりと痛し天の川」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 膝小僧ぎくりと痛し天の川

感じさん、こんにちは。
御句拝読しました。
大丈夫ですか?という思いが先に立って、句の鑑賞に入れませんでした。
気をつけましょう。やはり、いきなり動くと良くないようです。だからといって、階段降りるたびに準備運動するわけにいかないですよねー。
ですので、降り始めはゆっくり降りる、一段ずつ降りる(間違っても一段おきはしない)、手すりを使うか、手すりにすぐに捕まることのできる端を降りるとか。
ひどくなったらストックを使って、一段先に突くようにすると安全に降りられます。とにかく、階段で膝がグキッとなると大ごとになる場合があるのでお気をつけてくださいね。

さて御句の季語についてですが、初読で私は上記のようにことの重大さに気が行ってしまいましたから、「天の川どころじゃないでしょう!」と思ってしまいました。すみません。
落ち着いて考えると、「う、痛い!」と思って空を見上げると、天の川が広がっていて、少し痛みも和らぐという感じでしょうか。

他に季語は?とのお尋ねですので考えました。初紅葉、彼岸花、秋の雨、月見酒、盆支度、獺祭忌…。
そんな中でもイチオシと思ったのは「九月場所」です。「照ノ富士頑張れ!」と応援しているので、膝とつながり面白いと思ったのですが、近過ぎますか?
よろしくお願いします。

点数: 2

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