「ゆらゆらと衣類靡かす秋の風」の批評
回答者 なお
添削した俳句: ゆらゆらと衣類靡かす秋の風
とまけちさん、こんにちは。
御句拝読しました。
気のついたことを言いますと、「衣類」はちょっと硬いですね。俳句は普段使わない言葉を使うかと思えば、普段使わない言葉を使うと何か言われたり(笑)、色々難しいのです。でも、基本は自然が一番で、普段から使う言葉が大事だと思います。
次に御句、秋の風が衣類をなびかす、と、季語が動作の主体になっています。
こういうのは、別にダメというわけではないのですが、作者は、洗濯物が揺れているのを見て、その後から、ああ、秋は来ているのだなと思ったのですよね。それであれば、このような直接表現ではなく、間接的な表現のほうがかえって詩情が出ると思いました。
・物干しの洗濯物に秋の風
ちょっと何だかつまらないか。
・ユニフォーム洗って干して秋の風
もう負けちゃったのかな・・・。
点数: 2