俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削投稿の古い順の1372ページ目

「便箋に秋のにほひの国訛り」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 便箋に秋のにほひの国訛り

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
拙句「萩の月」にコメント有難うございました。そうです、普通の家の屋根にシャチホコが乗っている、そんな街並みに驚きました。私はシャチホコは、お城だけだと思っていましたから!

さて御句拝読しました。荷物に手紙が添えられていると、嬉しさ倍増ですね!
ただ、原句ですと、便箋から秋の匂いがしているような…。他に匂いのしそうなものがないので…。いや、お国訛りからか?しかしお国訛りが秋の匂いというのもなんだか…と、ちょっとその辺が悩ましい所です。

秋の匂いはさつまいもですよね。いっそさつまいもを季語にしてみてはいかがでしょう?

・添へられし手紙の訛りさつま芋
・便箋に国訛りありさつま芋

点数: 1

「鳴き声や雨音響く秋の夜」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鳴き声や雨音響く秋の夜

ましまろさん、こんにちは。
コメントを丁寧に書いてくださって有難うございます。鑑賞しやすくなりました。

御句拝読しました。ちょっと確認ですが、上五の「鳴き声や」の「や」は、俳句でよく使う、例えば「古池や〜」のような詠嘆の「切れ字」ではなくて、並列を表す助詞のようですね?コメントの通り、「鳴き声や雨音が響いて聞こえる」という、AとBみたいな意味ですね?
それであれば、そこは変えたほうがいいと思います。今のままでは、詠嘆や場面転換の意味を持つ「切れ字」の「や」に見えて、そうだとするとちょっと使い方がおかしい、ということになります。

次に「鳴き声」ですが、これは「虫の声」と言ったほうがいいように思います。そうするとそれで季語になりますから。

・雨の夜響く虫の音ことさらに

提案句は今一つですが、とにかく「や」のことをお伝えしたくて訪問しました。
よろしくお願いします。

点数: 0

「すすすすすこの先言えぬ夏のこと」の批評

回答者 なお

添削した俳句: すすすすすこの先言えぬ夏のこと

ましまろさん、こんにちは。
我々のコメントがましまろさんを萎縮させてしまったのではないことを祈ります。

さて御句拝読しました。面白い!目に止まりますよ!
でもせっかくですからお伝えさせていただきますね。
上五「すすすすす」ですと、私などは、「すす、すみません!」を思い浮かべます(涙、汗、笑)。仕事のせいでしょうか。

仮にそんなことを思い浮かべなくても、「すすすすすって何?」ということになります。もちろん、素敵、すごい、素晴らしい、などを想像して貰えばいいのですが、できれば、良いほうに想像してほしいですよね?

そこで私はこんなのを考えました。

・ねえあのねこの先言えぬ夏のこと

私も色々ありましたよ!すすす(笑)!

点数: 1

「空き瓶の花壇彩る花野かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 空き瓶の花壇彩る花野かな

笙染さん、こんにちは。
御句拝読しました。光景浮かびます。草花を愛する笙染さんならではの句ですね。

ただ、私は以前、「街角の一坪の花野」みたいな句を詠んだことがありました。その際、多数意見としては、「花野とは秋の草花が咲き乱れる広い草原で、涼しげな風に揺れていたりする」もので、この句には合わないということでした。
私もなるほどと思い、季語をよくわかっていなかったと感じました。

それからしますと、室内の机(テーブル?)の上にいくらきれいな花が飾ってあったとしても、それを花野とは言わないのではと思います。
決して、「これはまるで私にとっては花野のようだなぁ」という感慨まで否定するものではありません。
ただ、季語の本意としてはそのようなことだということです。

それから考えまして、

・空き瓶のかたち違へど草の花
・さまざまに飾る空き瓶秋の花

とか、そういう方向はいかがかと思いました。よろしくお願いします。

点数: 2

「干柿の粉ほろほろと旅の膝」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 干柿の粉ほろほろと旅の膝

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。光景の鮮やかに浮かぶ、いい句ですねー。

ただ、ちょっと気になりましたのは、下五の「旅の膝」です。「旅」は旅行中のことだからだとしても、なぜ「膝」なのか。
二つ考えました。
一つは座って食べているので、膝に粉が落ちる。
もう一つは、よく歩いた膝を労っている。
もしかしたら両方かもしれません。

私としては、膝まで入れなくても十分に風情が伝わるのではと思いました。例えば、
・干柿の粉ほろほろと一人旅
・干柿の粉ほろほろと旅の宿
・干柿の粉ほろほろと二軒茶屋
・里山に干柿の粉ほろほろと

あ、でも類想感が出てしまいますかも…。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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