俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削投稿の古い順の1371ページ目

「リレー中走る背中に一瞬秋」の批評

回答者 なお

添削した俳句: リレー中走る背中に一瞬秋

碧梧さん、こんにちは。
御句拝読しました。面白いところをお詠みになりましたね。

ちょっと気になりましたところが二点あります。
一つ目は、「リレー中走る背中に」これですと、作者本人が走っていることになります。句意としては違いますよね?

二つ目は、「一瞬秋」。俳句は一瞬の驚きや感動を詠むもので、みんな一瞬のことです。逆に長い時間の経過を詠むものは好まれません。例えて言えば、写真であって動画ではないということでしょうか。

そこで、イメージとしましては、

・秋めくやリレー選手の背中にも

などと提案させていただきますが、季語を体育祭に替えたり、もっといい提案がこれから出てくると思います。参考になさってください。

点数: 0

「外眺め雨音響けり夜半の冬」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 外眺め雨音響けり夜半の冬

ましまろさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。授業で発表するのですね。ということは、いわゆる「課題」でしょうか。
そうなると、あまり細かく直してしまうのも良くないので、二点だけアドバイスしますね。

一点目、授業だと、先生とかクラスメイトが、「これってどういうこと?」と聞いてくると思うのですよ。その時に、きちんと作った背景とか、どこに感動したのか、何に感心したのかなどを伝えられるようにしておいてくださいね。

二点目、細かなことは言いたくないのですが、俳句はできるだけ「今の季節」を詠むのがいいのですよ。今と言えば、秋とか言われているけどまだ夏みたいですよね、毎日暑くて。そんな季節。
待ち遠しいという意味で、涼しい秋の俳句を作ってもいいと思います。
しかし御句は冬ですね?それでいいのかな?
しかも「夜半の冬」?意味はつかんでいますか?
「夜半の秋」といういい季語がありますから、そのほうがいいと思いますが…。

その他、説明的とか動詞の数とか中八とか、色々ありますが、それはまあ次の段階として、とりあえず上の二点、検討してみてください。

このサイトは、私よりもっと丁寧で優しく解説してくださる方々がいらっしゃいますから、その方々のコメントも参考になさってくださいね。

点数: 1

「タオル手に炎暑のもとで声張る母」の批評

回答者 なお

添削した俳句: タオル手に炎暑のもとで声張る母

付箋丸さん、こんにちは。
御句拝読しました。こういうシーンってありますよね!リトルリーグとか、少年サッカーとか。

わかるのですが、ちょっと気になることがあり、コメントに時間がかかってしまいました。

季語「炎暑のもとで」は「炎天下」とした方がいいのは、先の皆さんがおっしゃる通りです。

あと、御句の「母」って、作者のお母様ではないですよね。グランドで走ったりしている子供たちの、複数のお母さん方のことですよね?

俳句では基本的に、母といえば自分の母親を指すようです。
ですので御句では、付箋丸さんのお母様がタオルを手に炎暑の中を声を張り上げていることになります。
それでいいのであればそれでいいのですが、もし、私の読み方のほうが句意に沿っているのであれば、表現を変えたほうがいいかと思いました。

・炎天に揃いのタオル母親席
・炎天にママたちの振るタオルかな
・炎天下エール飛び交う母親席

これらは皆、チームの子どもたちの母親が何人か集まって応援している場面を詠んだつもりです。

長々と失礼しました。よろしくお願いします。

点数: 0

「停電の町に満月しづかなり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 停電の町に満月しづかなり

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。停電は大変ですね。最近はブレイカーが落ちることすらあまり経験しないので、停電は本当に怖いです。

御句、「停電の町/街」で真っ暗な光景が浮かび、その対比としての満月、さすがと思います。
ただ、下五の「しづかなり」、これをもう少し効果的に言い換えられないかと。というのは、街は停電ですし、月は台風とかと違って何か音を出すわけではないので静かなのはわかっているでしょう。
それよりも描きたいのは、いつもは明るく賑やかな街が、思いがけない停電で真っ暗になり、そのおかげで(ごめんなさい)、月の明るさが増し、有り難さが身に染みるみたいなことを伝えられたらと思いました。

・停電の街に満月冴え渡り

真っ先に考えたのがこれですが、「冴ゆ」が冬の季語ですのでやめておきます。

・停電の街を満月照らしをり

これもなんだか。

・停電の街に満月浮かびをり

これで読み手の想像に期待する、ということで落ち着こうかと思うのですが、いかがでしょう?
よろしくお願いします。

点数: 1

「深夜2時あの人浮かぶ熱い冬」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 深夜2時あの人浮かぶ熱い冬

もともとさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。高校生さんとのこと、いくら「厳しくしてください」と言われましても、ほどほどにしておきますね(笑)。

このサイトで、「怖い俳句」を目指している方がいらっしゃいます。御句は、その方にご紹介したくなるような怖い俳句ですね。
なぜかって?
深夜2時、真夜中にあの人が浮かんでくるのですよ…。
下五が「熱い冬」で良かった。「寒い夏」だったら本当に怖かったです(笑)。

イヤミに聞こえたらごめんなさい。でもこれで、御句の問題点がつかめましたか?
一つ目、なぜ深夜2時なのか?「真夜中に」とか、「夜中でも」とかではなくて?
私は高校生さんなら、「寝ていても」くらいはどうかなと思いますけどね。

二つ目、「あの人浮かぶ」とはどういうことなのか?
もちろん想像はつきますが、上のように読む人もいると思いますので。
これは、「あの人想う」で解消できると思います。

最後に、「熱い冬」。これについては、他の方々のコメントに委ねます。何か、「冬」という言葉を入れて俳句を作れ、とかの課題ですか?

皆さんのご意見を参考に、色々と考えてみてください!

点数: 2

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