俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1369ページ目

「吟行のいつも殿秋日傘」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 吟行のいつも殿秋日傘

こんにちは。久田しげき様、いつもお世話になってます。

御句、いい句ですね。伸びやかで明るくて。そもそも吟行でスタコラ歩く人って、なんなのでしょう。通勤じゃないんだから。道の両脇を見て、道端を見て空も見ていたら、遅くもなりますね。ましてメモをしていたら…。
話はそれますが、私は思いついたらすぐにメモしないと、その時にどれほど強く思っていても、しばらくするとコロッと忘れてしまいますよ。

それにしても、御句の「殿」は「しんがり」と読み、最後尾という意味とわかる人はおそらく年々減ってきているのではと思います。久田さんのような方に使い続けていただきたいです。

点数: 0

「天高ししづかに軋む観覧車」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 天高ししづかに軋む観覧車

こんにちは。卓鐘様、いつもお世話になってます。

拙句「無人駅のトイレ」ご評価有難うございました。思いがけず高評価いただけて励みになります。

御句、観覧車ですね。私も実は最初は、下から見上げて、「こんなしっかりした観覧車も、耳をすませば軋み音がしているものだなぁ」という感慨を詠んだものかと思いました。その見上げている観覧車の背景に、高い空が広がっているという景です。
さすが卓鐘さん、と思ってコメント拝読。おお、違った、頂上付近の軋みのほうですか!なるほど、観覧車のゴンドラは頂上で揺れが変わりますからね。その微妙なところを詠もうとするとは、これまたさすがと思いました。ただ、それは、秋の季語を置き下五を観覧車にする縛りの中では無理ではないか、とも思いました。
原句でも、「絶対に落ちたりしない安全なゴンドラが静かに軋んでいる。その音が聞こえるのは、下界の喧騒から最も離れた頂上のつかの間の静寂の中だからである。またこのあとは、少しずつ、騒がしい地上に戻っていくのだ」という感慨が滲み出ていると思います。

点数: 0

「西瓜食ふ若者五人無人駅」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 西瓜食ふ若者五人無人駅

こんにちは。イサク様、いつもお世話になってます。
私も再々登場失礼します。

拙句、「無人駅のトイレ」ご評価有難うございました。思いがけずよく言ってくださって励みになります。

御句にはすでに多くの方々の感想が寄せられています。面白いなと思ったのは、その内容が本当にまちまちであることです。
そもそも御句は「無人駅でスイカを食べている5人の若者」それだけの情報ですから、逆に言えば、何もわからない状況なのですよね。でも皆さん、想像を働かせている!
まず、西瓜はどうしたのだろう?もらったのか?盗んだのか?
5人は友達なのか?見知らぬバラバラの人達?いやいや地元のヤンキーだよと。
食べ方も、こそこそ?楽しそう?別れの前だから黙って…。
結果として駅が明るくなった、でもそれじゃ無人駅とは言えない…。
N先生の動画を見てのコメントとそうでないコメントもわかれましたね。

誤読も解釈のうちと思いますが、御句につきましては、誤読とかどうとかでなく、さまざまな解釈、意見が出て、コメントを読んでいて楽しかったです。それも俳句の面白さと思いました。

点数: 0

「俳句の名冠して論破甲子園」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 俳句の名冠して論破甲子園

こんにちは。秋沙美 洋様、いつもお世話になってます。

御句、俳句甲子園のことですね?そういうのがあるということは存じていました。ダンス甲子園とかクイズ甲子園とか、スポーツでない高校生の大会に甲子園とつけるのはよくありますから、その一つと思っていました。
しかし、見たことはなく、いつどこで行われるのかも知りませんでした。
秋沙美さんの句に接して、ネットで調べたら、昨日松山で開催されたのですね、それでこの投句となったわけですね。
開成高校や洛南高校、海城高校が、好成績というのはクイズ甲子園みたい。結局頭の良い子がいい句を作るのでしょうか?
しかし、御句に「論破」とありますね。この大会の中にそういうディベートがあるとは考えもしませんでした。著名な先生が優秀な句を選んで選評をくださる、そういう大会だと思っていました。
何を討論するのか知りませんが、まさかA高校の誰かの俳句をB高校がよってたかってあーだこーだと論評するわけではないですよね?それだったら、私、暴れますよ(すでに高校生ではないのに)。それこそ「うるせぇバーカ」でしたっけ、そうなりますよね?
そうでなくて、誰か匿名の第三者の句をどう鑑賞するかを討論し合うのですかね?それならわかりますが。

早い話が動画を見てみればいいのでしょう。今は見られないところにいるので、帰り次第チェックしてみます!

点数: 0

若き日の母に連れられ西瓜割

回答者 なお

添削した俳句: スイカ割り遠い思い出若き母

ウィルさん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句につきましては、先にコメントなさっているげばげば様という方が丁寧なアドバイスをなさっているので、私のコメントは重複する部分もあるかと思いますがご了承ください。

御句、お気持ちはよくわかります。ある程度の年齢になりますと、子どもの頃の母との思い出がよみがえりますよね。それを俳句に詠むのは悪くはないことと思います。ただ、基本的には俳句は目の前の情景または現在の心理を詠むものであるようです。もしも昔の思い出を詠む場合は、タイムマシンでその時に戻って、小学生のウィルさんが詠むということでもいいと思いますよ。

さて、御句、意味のダブりがあります。「遠い思い出」と「若き母」。遠くまで遡るから母も若くなるので、この二つは「母の思い出」で言い尽くせます。
それよりも、このたびウィルさんがこの俳句を詠むきっかけになったことを入れ込むと、より具体性が増して、読み手の心に届きやすくなります。例えば、ウィルさんがお子さんのスイカ割に参加して昔を思い出したとか、片付けしていて昔のスイカ割の写真を見つけたとか。スーパーのスイカを見かけたので、でもいいです。
また、若き母の思い出、と言っても、そのスイカ割の時のお母さんはどんなでしたか?きれいで自慢のお母さんでしたか?おっちょこちょいのお母さん?スイカ割をしたのはウィルさん?お母さん?応援してくれた?
思い出の中のひとコマを入れてみると、読み手にウィルさんの気持ちが伝わりやすくなりますよ。

要するに、ウィルさんがお母さんの思い出に浸っているだけでは、読み手は想像が、膨らまないということです。提案句はベストではありませんが、少しは情景が浮かんでくる気がしませんでしょうか?

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