俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削投稿の古い順の1368ページ目

「初月や身ごもりし子を送りゆく」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初月や身ごもりし子を送りゆく

竜虎さん、こんにちは。
御句拝読しました。大変おめでたい句に、あまり良くないコメントをするのは気がひけるのですが、先ごろの人とは違って、竜虎さんが誤解を受けないようにとの気持ちからです。
もしかしたら的外れな余計なお節介かもしれませんが聞いてください。

御句、読みようによっては縁起でもない解釈に繋がる恐れがありそうな。それは「送る」という動詞のためです。考えすぎかもしれません。でも、そんな懸念は取り除きたいです。「初月や」はそのままにします。

・初月や予定日近き子と歩く
・初月や産月(うみづき)の子の世話を焼き

点数: 1

「秋刀魚ひよろひよろみんなで泳ぐ北の海」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋刀魚ひよろひよろみんなで泳ぐ北の海

負乗さん、こんにちは。
再訪です。
もんこさんのところで、負乗さんが拙句をご紹介くださっているのに気がつきました。
有難うございます!なんだかすごく嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします!

点数: 1

「秋虹へフォークリフトの爪が向く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋虹へフォークリフトの爪が向く

ちゃあきさん、こんにちは。
御句拝読しました。お仕事お疲れ様です!ちゃあきさんはお仕事の合間に気がついたことなどをよくお詠みですね。とてもいいと思います。何か、いい意味で余裕が感じられます。

ただ御句、私は、「爪が向く」と、誰かの動作を入れてしまわずに、ヒッチ俳句さんのご提案句のように、「長い爪」とだけ詠んで、リフトが秋の虹まで届いて、軽々と運んでくるような夢想を誘うのも悪くないなぁと思いました。

ヒッチさんのご提案句を読むまでの私の提案句は、

・秋虹へ刺さるフォークリフトの爪

でした。どちらも、虹へ向けるだけでなく届かせてしまおうという…。

点数: 2

「妻といふ光のありて月の道」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 妻といふ光のありて月の道

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
拙句「帰りみち」にコメント有難うございました!あれは、納骨の句のご返信コメントがいっぱいになったので、そろそろ新しいお題で投稿しないとと思って作りました。
しかし私は以前から、雪月花は得意じゃなく、なかなか出てこなくて。ある日の通勤帰りも考えていました。すると目の前に月が!「あっ、月だ!何か読まなきゃ!」と思ったら、それはなんと、目の前のマンションの窓の灯りでした。正確に五階かどうかわかりませんが、そんな高層でもない。そこで五階くらいにしておきました。
それで投稿しようとしたものの、あれ?この月は季語になる?ダメかな?ダメだなと。
でも他に浮かばないので、皆さんのご意見をお聞きするということでエイヤーで出してしまいました。

さて御句拝読しました。まあうらやましい句です。そのまんまというのがいいですね。

ちょっとだけ、最初に悩んだことをお伝えします。月は夜の道を明るく照らしますよね。
そこに妻の光を持ってきたら、月の光が霞んでしまうのではないか。すなわち季語が立たなくなるのではないか?と危惧しました。
お月見の時は部屋の電気を消しますよね、あんな感じで。

しかしそのうち、あ、これは違うなと。「光のありて」ですものね。
いくら月の道が風流と言っても、実際は月明かりだけで歩くことは難しい。江戸時代ならともかく現代は特に。
そんな時に、人生の伴侶としての妻がそばにいてくれるからこそ月明かりの道でも歩いていける、という句意かと思うようになりました。
妻の光は行き先を示す星の光であり、迷わずに道筋を照らす街路灯であり、足元を確かにするランプの役目さえしてくれますね。
このままいただきます!

点数: 1

「歯科の椅子倒され窓を昼の月」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 歯科の椅子倒され窓を昼の月

竜虎さん、こんにちは。
御句拝読しました。この句、光景がすぐに鮮明に浮かんで面白いなぁと思いました。
ただ前半の「歯科の椅子倒され」という部分が少し説明的ではないかということと、もう一つ、「倒され」を、できれば客観的にと考えますと、倒されるというより他の言い方はないだろうかと。

考えているうちに竜虎さんはどんどん新作が出てきて機を逸してしまいましたが、考えていたものを置かせていただきます。

・「倒します」歯科の窓から昼の月

上五は医師の声をそのまま置きました。とは言え、俳句ではカッコとか句読点はあまり好まれないので、真正面から提案句とするのは控えておきます。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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