俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1367ページ目

今は無き銀行の香の団扇かな

回答者 なお

添削した俳句: 今は無き銀行の名の団扇持ち

こんにちは。
しらさぎ様、いつも勉強させていただいております。

御句、情景が思い浮かんでちょっと切なくなりますね。金融機関がこれほど再編されるとは、ひと昔まえは夢にも思っていませんでした。私の若い頃からずっと同じ名前の銀行ってあるのかな…。もしかして日銀だけだったりして(笑)。もちろん都銀だけの話ですが。

さて、御句、私も下五は「かな」賛成です。
これでやめておけばいいのですが、私の悪い癖がムクムクと出てきました。
昔の名前の銀行のうちわが出てきた。懐かしいなあ、という情景に、もう一つ加えていいでしょうか。
せっかく、出てきたのが団扇ですので、それであおぐと、なんだかあの頃の古き良き銀行の香りがしてくる…。S和銀行、F士銀行、D一K業銀行…。少しドキドキしながら正面玄関を入ると鼻腔をくすぐるあの独特の匂い。あれは結局お金の匂いだったのでしょうか?
そんな感慨を伝えるために掲句を考えました。お笑いください。

点数: 0

「幾たびも岩打ちて滝落ちにけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 幾たびも岩打ちて滝落ちにけり

こんにちは。卓鐘様、いつも勉強させていただいております。

拙句「昼寝子」のご評価ご添削有難うございました。特に、後から出したほうへのご提案句「起きて一寸」は、悩んでいた下五の見事な解と思いました。

また、紫陽花を剪るほうの句。貴殿は「後のため」不要とおっしゃいましたね。全くもってその通りです。ではなぜ入れたか。また私の悪い癖で(苦笑)、俳句に風流もさることながら、ちょっと風刺とかアイロニーを入れたいとか思ってしまうのです。この句は、まだまだ活躍している社員を、若手の成長のためにあえてクビを切る悲哀のようなものを詠もうとしました。「残る雨」とは涙のことです。でも、実力のない初心者がそういうことをすると、何も伝わらないということがよくわかりました。
こういう、私の悪い癖その2の「裏に何か別の意味を込める」というのは、もう少し経験を積んでからにします。
本当に有難うございました。

で、御句。素晴らしい!
前句の「滝飛沫」は、なんだか理屈っぽくて、正直言ってよくわかりませんでした。それでも貴殿の句ですからなんとか理解してお返ししようと思っていた矢先にこの句。私はこういう、ストレートな作品大好きです。
で、「落ちにけり」ですが、私はなんとも思わなかったというか、さすがだなと思っただけですが、貴殿がご不安そうですので考えました。
強いて言えば気になるのは、「落ちにけり」は、落ちてしまった(落ち終わった)というような意味ですか?滝って、一回ドボーンと落ちて終わりではなく、絶えず落ち続けていますよね。その辺は大丈夫なのですか?

長くなりましたが、今後ともご指導よろしくお願いします。

点数: 1

「車前草やフェンス手前を支配せり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 車前草やフェンス手前を支配せり

こんにちは。
イサク様、いつも勉強させていただいております。

拙句「昼寝の子…」その他のご評価ご添削有難うございました。

少し前に貴殿が7月になったらあまりレスできない、みたいなことを言っておられたので心配しておりましたが、とりあえず2日目までは大丈夫そうで(笑)、安心しました。

素敵な提案句こしらえてくださいましたが、ミリは、なんか定量的な単位を出すのが嫌になってやめました。でも貴殿のような処理であればこうも良くなるのかと思いました。

御句につきましては、今回の「車前草」に限らずこのところとにかく私の勉強不足で読めない草花ばかり出てきて、しかも句意もつかみにくくて落ち込んでいます。
イサク様のご評価ご解説はとてもわかりやすくて、沁み込むように入ってくるのですが、ご作句は、まず辞書引きからスタートで、花の名前がわかったらそのあとで「どういう意味だ?」と悩みます。
これすなわち私の鑑賞力の無さでしょう。その証拠に、大先輩の秋沙美様とか卓鐘様とかは立派に評価なさっています。早く私もイサク様の句が理解できるようになりたいと思っております。
今後ともご指導よろしくお願いします。

点数: 0

「一山を統べるがごとく滝ひびく」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 一山を統べるがごとく滝ひびく

こんにちは。
よし造様、いつも勉強させていただいております。

拙句「紫陽花を剪る」のご評価ご添削有難うございました!

ご提案句、最高です。私の言いたかったことを何倍も効果的に表してくださいました!

実は私は、「後のため」とか言わなくてもいいかなとは思ったのですが、私の悪い癖で、俳句に何か風刺とか、言外の意味合いを入れたいなと。
この句は、まだまだ活躍できるベテラン社員でも、若手の成長のためにいつまでもそこにいないで身を退きなさいという、リストラの詩なのですよ。「残る雨」は…おわかりですよね、首を切られる者の涙です。
でもこういうのはなかなか伝わらない、というか、俳句にはあまり馴染まない雰囲気をあらためて感じました。
もうこういう試みはやめることにします。
とか言ってまたやるかも…(笑)。

よし造さんの句は、このところ全部返信させていただいています。よし造さんの感性、割と合ってます。これからもよろしくお願いします。

点数: 0

紅葉の一枚二枚落ちる夜

回答者 なお

添削した俳句: 紅葉や葉の落ちる音静かな夜

ゆうま様、こんにちは。
厳しくしてくださいとのことですのでそのようにさせていただきます。

御句、秋も大分深まってきたという感じですね。私であれば、この句はもう少し後で出したいですね。これから夏本番ですから、紅葉と言われてもピンと来ません。みんな汗をかきながら涼を求めて句作していますので、その辺のご配慮もお願いします。

基本的に紅葉は、葉は落ちません。木の枝に溢れる夏の緑葉たちが、その位置のまま変色してそのままの佇まいを見せることに味わいがあります。そしてやがて耐えきれずに落ちていく。そうなると落葉で、また違う趣きです。
静かであるという状況を「静かな」というのは誰でもできます。悲しいと言わずに悲しみを、うれしいと言わずに喜びを表す工夫を考えてください。

提案句は、それまで我々の目を楽しませてくれた紅葉が、耐えきれず、枝を離れて一枚、二枚と落ちていく、その音が聞こえてくるような(静かな)夜だよ、というイメージです。

偉そうに失礼しました。
ゆうまさんは、秋になったら素敵な秋の句を詠めそうな気がします。楽しみにしています。それまでは夏の句をぜひ!

点数: 1

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