俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1366ページ目

幌開けて木陰赤子の足白き

回答者 なお

添削した俳句: 木蔭にて幌の赤子の白き足

こんにちは。久田しげき様、いつも勉強させていただいております。

拙句にいつもコメント有難うございます。

御句、今月初めのご投句
「梅雨晴れ間赤子幌より素足出す」
思い出しました。ご投句当時、私はこの句がとてもいいと思い、なんとか感想をお送りしようとしたのですが果たせなかった記憶があります。
近しい句が出てきて嬉しく思います。
前句と変わった点は、1. 上五が「梅雨晴れ間」から「木陰にて」と、共に季語ながら居場所を示すものになっている。2. 「素足」が「白き足」になっている。
これらを踏まえて、僭越ながら提案句を考えてみました。
まず、上五の「木陰にて」。私であれば得意になって「緑陰に」とか使うでしょう。久田さんも当然浮かんだと思います。それでも木陰にてとしたのは、緑陰にすると、その後の赤子と白き足で、イタリアの国旗になってしまうからではないでしょうか?
次に「素足出す」を「白き足」になさったのは、単に素足ということでなくその白さにひかれたからですね。

提案句は、太陽の下では幌をかけていたから意識しなかったが、木陰に入ったので幌を開けてみて、あらためて赤ちゃんの足の白さに感じるものがあった、という句にしました。
木陰の柔らかな空気の中で、前句の「素足」の気持ちよさも言わずもがなで伝わってきます。

よろしくお願いします。

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「名峰を下に置きたる雲の峰」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 名峰を下に置きたる雲の峰

こんにちは。久田しげき様、いつも勉強させていただいております。

御句、どこの山とわからずとも「名峰」というだけで句として素晴らしいものがありますが、コメントを拝見したら南アルプスとのこと。これを下に置くという雄大さがこの句のポイントですね。
南アルプスは私のようなハイキング人間にはハードルが高すぎて、実は百名山もこの地域は諦めています。

「♪頭を雲の上に出し〜雷様を下に聞く〜」のは富士山だけではないですね。
良い句を有難うございました。

点数: 0

明け方のひぐらし四季の際を知る

回答者 なお

添削した俳句: 明け方の夏も過ぎゆくひぐらしや

リモネンさん、こんにちは。

御句について、多くの方々が詳細なご指導をなさっていますから、もはや私などからのコメントは不要です。

と思いましたが、一つだけ。俳句を読んで何がおっしゃりたいのかよくわからない場合でも、コメントを読むと、すなわち背景とかを説明してもらうと理解できる場合があります。それはもちろん、コメントは長く書けるということが一番の理由ですが、加えて、自然な気持ちで構えていないということだと思います。

リモネンさんの場合も、コメントの2行目と3行目で十分俳句が出来そうです。
たとえば、
明け方にひぐらしの声聞き夏過ぎゆく悲しさ
これではまだ問題がありますので、それを色々推敲していきます。そのためのヒントは、皆さんがくださっていますね。

以上で、私は勝手ながら提案句を置かせていただき失礼いたします。
「際」はきわと読みます。表記は「きは」です。終わりとか境目とかの意味です。

点数: 0

「ヘルメット顎ひも外す炎天下」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ヘルメット顎ひも外す炎天下

黒徹様、いつもお世話になってます。

御句、ストレートで共鳴します。げばさんもそうらしいですが、私もごく若い頃、バイクに乗っていました。

私は提案句はございませんが、ここで黒徹さんにお尋ねします。
私はこの句、暑い夏の炎天下、前を走っていたバイクが止まった。私も少し離れて止まる。前のバイクのライダーが、顎ひもを外してヘルメットを取る。頭を左右に振る。きれいな長い髪が揺れる。「あ、女性だったんだ!コーナー攻めるから野郎だとばっかり思っていたよ…!」
そんな景色を思い浮かべましたが、いかがでしょうか?

逆に、「こんなクソ暑いなかを、顎ひもなんか留めてられっかよ。メット被るだけでもイヤなのに…」なんて言って、顎ひも留めずに走った思い出の句ではダメですよ!それではヘルメットの意味がないです!
by うるさいオヤジ

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蝉一つ路上に眠る燃え尽きて

回答者 なお

添削した俳句: 路上には夏を終わりし蝉一つ

こんにちは。西風子様、いつもお世話になってます。

御句、私も昨日、会社のビルの入り口に、蝉が仰向けに倒れて(?)というか落ちているのを見かけました。「うわ、このままでは後から来る人に踏み潰されてしまうよ…」と思い、脇に寄せに戻ろうとしたのですが、後から後から人が来て果たせませんでした。おそらくその蝉の怨念が、西風子さんにこの句を作らせたのでは…というか、まさか見たのは同じセミ?

御句ですが、夏と蝉で季語が二つになっていますので、蝉を生かした(死んでるけど)句にしてみました。

上記の掲句の他に、もう一つ考えました。
 路上には役目を終えた蝉一つ

これから至るところで目にしますね…。

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