「秋の日にほっけ干したる夫かな」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 秋の日にほっけ干したる夫かな
こんにちは。はや様、いつもお世話になってます。
ご主人は面白いことを始めましたね。でも気持ちはわかります。私も干物とか漬けた魚は大好きですから。さばくことができないので買ってきますけど。
御句、このままいただきたいと思いましたが、添削道場ですのであえてお伝えします。
「ほっけ」と言わなくてもいいような気がしました。「具体的に」というのも添削のポイントとしてあると思いますが、具体的な名前を挙げることにより、そちらに注意が向かってしまうことがあると思うのです。
御句の場合、ほっけに大きな意味があるわけではなく、干物のほうに重要性があり、極端に言えば魚はアジでもサンマでも、何でもよかったのではないかと。
私だけかもしれませんが、ほっけと特定したことにより、ご主人が干物作りを始めた、という最も言いたいことのインパクトが少し薄れてしまったような気がしました。
そこで提案句です。
・秋の日に干物作りの夫かな
・秋の日や干物作りに挑む夫
夫は、一句目は「おっと」、二句目は「つま」と読みます。
点数: 2