俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1366ページ目

「秋の日にほっけ干したる夫かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋の日にほっけ干したる夫かな

こんにちは。はや様、いつもお世話になってます。

ご主人は面白いことを始めましたね。でも気持ちはわかります。私も干物とか漬けた魚は大好きですから。さばくことができないので買ってきますけど。

御句、このままいただきたいと思いましたが、添削道場ですのであえてお伝えします。

「ほっけ」と言わなくてもいいような気がしました。「具体的に」というのも添削のポイントとしてあると思いますが、具体的な名前を挙げることにより、そちらに注意が向かってしまうことがあると思うのです。
御句の場合、ほっけに大きな意味があるわけではなく、干物のほうに重要性があり、極端に言えば魚はアジでもサンマでも、何でもよかったのではないかと。
私だけかもしれませんが、ほっけと特定したことにより、ご主人が干物作りを始めた、という最も言いたいことのインパクトが少し薄れてしまったような気がしました。

そこで提案句です。

・秋の日に干物作りの夫かな
・秋の日や干物作りに挑む夫

夫は、一句目は「おっと」、二句目は「つま」と読みます。

点数: 2

「高架下列車の過ぎてすがれ虫」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 高架下列車の過ぎてすがれ虫

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。

御句、すがれ虫というのがどういう虫かわかりませんでした。普通はこういう時にはまずネットで調べてから先に進むのですが、今回は、ご自身のあるいは他の方のコメントに解説があるかもと、そのまま先に進んでしまいました。そしてイサクさんのコメントで理解しました。

その結果、イサクさんのコメントに少々影響を受けてのコメントになりますが、基本は私のオリジナルです(笑)。
げばさんですのであえてお伝えするようなこともありますがご容赦ください。

すがれ虫の意味がわかってみると、「高架下に虫っているのかな」とか、細かいところが気になりました。というのは、近所の高架下はお洒落な店舗になっていたり駐車場になっていたりするからです。草むらとかの印象よりコンクリートの印象があったものですから…。でも虫はいるでしょうけどね。

ですので高架下のような草や土のない環境でも虫は生きていて、細々と鳴き続けているのだよということであれば、

・高架下カフェの脇にもすがれ虫

でも、御句はそれよりも騒音のほうですよね。そうなると高架下よりも、

・軒かすめ列車の過ぎてすがれ虫

江ノ電をイメージしましたが、こんな感じが合うような気がしました。

げばさんにこんなに長々と偉そうにごめんなさい。
今日は久しぶりに、予定のない日曜日なので頑張りました(笑)。よろしくお願いします。

点数: 2

「秋時雨コーヒー二百五十円」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋時雨コーヒー二百五十円

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。
拙句にコメント有難うございました。勉強になります。

御句、秋時雨の本質をついた句だと思いました。私は秋時雨という季語を、秋の長雨と混同しないように気をつけていますが、長谷さんのこの句は、秋時雨を過度に深刻に捉えず、名詞のみで軽妙に、長くは続かない「時雨」であることを伝えていると思います。今後の参考にさせていただきます。

点数: 1

「お囃子のずれも楽しき秋祭」の批評

回答者 なお

添削した俳句: お囃子のずれも楽しき秋祭

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。
さまざまな趣の句が次々と出てきてとても楽しみです。

御句、このままで楽しいのですが、そのまま楽しきとおっしゃっているところがどうなのかと思いました。

最初は、
・お囃子のずれも一興秋祭り
を提案句に考えていました。
そのあと考え直して、例えば
・お囃子の一人ずれをり秋祭り
・一人だけずれてお囃子秋祭り
もちろんずれているよりみんな揃ったほうがいいのですが、秋祭りという季語の力を借りて、ずれているからといって責められたり、泣いたりしない楽しさが伺えるのではと思いました。

点数: 1

「歳時記をめくる音のみ秋の宵」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 歳時記をめくる音のみ秋の宵

こんにちは。あつこん様、いつもお世話になってます。

御句、静かな秋の夜の風情が感じられますね。私も最近は歳時記をよくめくりますので、ご心境わかります。

イサクさんが「のみ」について言及しておられます。それに絡めて、感想を申し上げます。
原句、
「歳時記をめくる音のみ秋の宵」
このままですと、「歳時記をめくる音」だけが秋の宵で、他の音は秋の宵ではない、とも読めます。もちろんあつこんさんの句意はそうではないことはわかっています。
では前述のようないやらしい見方を防ぐにはどうしたらいいか。
・歳時記を繰る音のみの秋の宵
としてみれば、そのリスクはなくなると思いました。
ただ、「のみ」を使わなくても静けさは伝わるのではとも思いました。
・歳時記をめくる音する秋の宵
・秋の宵ただ歳時記をめくる音

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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