「名月が2秒遅れてやってくる」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 名月が2秒遅れてやってくる
宙也さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。初読では意味がわかりませんでしたが、コメントを読んでなるほどと。面白いですね。こういう発想をとても評価する先生、いらっしゃいますよ。
ただ御句、「◯◯が◯◯する」という散文の形になっており、何かのタイトルや文章の見出しのような見た目、流れになっています。
俳句という韻文にするには、どこかしら、2秒かかるということに詩情を加えてみたいですね。
提案としては、まずは「名月や」と切れを入れて詠嘆する。途端に俳句っぽくなります。
・名月や二秒遅れのその光
・名月やこの色二秒待ちしもの
少し季語の位置を変えて、
・中天に浮かぶは二秒前の月
・二秒間待たされて見る秋の月
どれも、コメントの意味を伝えられるかは自信がありませんが、参考にしていただければ幸甚です。
点数: 2