俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1365ページ目

「天の川寝釈迦の森にかかりけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 天の川寝釈迦の森にかかりけり

こんにちは。よし造様、いつもお世話になってます。

御句、壮大かつ荘厳です。素晴らしい。そう感じた理由ですが、まず壮大。誰でも夜空の天の川には感動し、描写しますが、それが地上まで伸びているのだと伝えている句は、私は御句以外は芭蕉しか存じません。
まして御句は森に着地している。で、そこはどういう森かというと、何とお釈迦様がお休みになっている!
その森の奥深く分け入っていくと、何とそこには、寝ているお釈迦様のお身体を天の川の無数の星たちが取り囲んで輝いているのだと。
これを荘厳と言わずして何が荘厳でしょう。

よし造さん、すごい句をお詠みになりましたね!?

点数: 1

「鎮魂の航行灯よ天の川」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鎮魂の航行灯よ天の川

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、天の川が海外では、そのように呼ばれているとは知りませんでした。というのは、英語ではミルキーウェイですよね?何ともロマンチックでとても死者の道は思い浮かびませんでした。

原句の「航行灯」、なるほど、適切な単語をご存知ですね。

私の提案句は、航行灯を開いて少し柔らかにしてみました。

  鎮魂の船の灯か天の川

天の川に寄せる思いは様々ですね。

点数: 1

「分譲の幟はためきて白風」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 分譲の幟はためきて白風

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。
拙句「ランプの宿」ご評価有難うございました。好意的なコメントいただけて励みになります。

御句、ご投句のペースがとても早いので、私のコメントが追いつきません。「毒虫」とか「冷たーい」とかがまだですが、ちょっとこちらに先にコメントさせていただきます。

げばさん、よくぞ「幟(のぼり)」を句に入れてくださった。というのは、私の周りで幟を旗と呼ぶ人が多くて困っているのですよ。仕事ではないのですが地域活動のようなことで幟を使うのですが、みんな旗、旗と。その都度やんわりと直していますが、あまり度がすぎると嫌みに。こういうサイトで広めてくれたら少しでもあれは旗ではなく幟なのだとわかってもらえるでしょう
…(って、このサイトと地域活動はどう関係があるの?)

御句、そんなわけで、せっかく幟を詠んでもらったので、あまりに近くにある「はためく」はまた誤解を招くので(笑)、遠慮していただき、ご自身のコメントにもあるパタパタを入れました。そうなりますと、もはや風は十分に吹いていますので、季語は白風ならぬ赤蜻蛉にしてみました。

  分譲の幟パタパタ赤蜻蛉

よろしくお願いします。これから「毒虫」と「冷たーい」に取り掛かります。

点数: 1

「南風や海を見下ろし合掌す」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 南風や海を見下ろし合掌す

こんにちは。黒猫様、いつもお世話になってます。

御句、懐かしい思いのするしっとりしたいい句だと思いました。こういうさだまさしさんのような句は好みです。

とはいえ、「海を見下ろし合掌」で解釈に迷いが出ました。というのは、海沿いの山の中腹にお墓があるなら、お墓は海に向いて立ててあるので、お参りは海に背を向ける格好になるのではないかと思ったからです。
しかしよくよく考えると、必ずしも海に向かって立っているとは限らないな、それなら海を見下ろして手を合わせることもあるなと納得しました。
そしたら、げばさんが、「海への鎮魂で手を合わせる」と。そうか、私はそこに思いが至りませんでした。もし黒猫さんが、お墓参りと共に、そうした慰霊鎮魂の意味を込めて海に手を合わせたのであれば、ますます「海に背を向けて」は大ボケになります。

そんなわけで、私の海に背を向ける提案句は控えて、原句を鑑賞します。げばさんの提案句も素敵です。

あ、でもやっぱり、背を向けた提案句、ご参考にに見てください。置かせていただきます。

  海を背に合わす掌南風

下五は黒猫さんの季語を生かしましたが、秋の季語にすると趣が変わります。

  海を背に合わす掌秋の風

よろしくお願いします。

点数: 1

百足虫取り逃し朝まで眠られず

回答者 なお

添削した俳句: 秋の夜百足出現取り逃す

ヒロちゃんさん、こんにちは。

御句の感想と提案句を置かせていただきます。

俳句ですので、季語は一句に一つと決まっています。御句では、「秋の夜」が秋の、「百足虫(むかで)」が夏の季語で重なっています。この辺のことはげばげばさんもご説明くださっていますが、私はこれは内容的に夏の出来事としたいと思います。秋の夜という、何ともしみじみとした情景の中に百足虫を置きたくないと思いました。ですので、「秋の夜」は外させていただきます。

また、句が「夜にムカデが出て取り逃した」という報告に終始しています。俳句の場合はその五七五の十七音の中に、そこはかとない味わいを持たせることが妙味となっています。これを詩情と言います。

提案句は、ただムカデに逃げられた、というだけではなく、そのおかげで朝まで眠れなかったよ、という句にしてみました。これにどの程度の詩情があるかは、ゲストがムカデだけにあまり自信がありませんが、話が一つ膨らんだのではと思います。

点数: 0

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