俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削投稿の古い順の1330ページ目

「名も知らずプールで毎日逢うだけよ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 名も知らずプールで毎日逢うだけよ

東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。プールで会う人が気になるとは、なかなかですね。

御句、面白いのですが、このままでは、大事にしなくてはならない季語のプールが、単なる場所の紹介(舞台設定)にしかなっていないのが気になります。また、プールでなく図書館でも公園でも成り立ってしまう。この辺をどうにかしたいです。
とにかく季語のプールを立たせましょう。

・プールにて毎日のごと出会う人
・今日もまた名を知らぬ子と会うプール
・その人の今日も来ているプールかな

名前も知らないと言ってない句も、あまり親しくはない感じが出ていれば、読み手は、「名前も知らない間柄だな」と思ってくれるのでは。

点数: 1

「旧街道小さき輪になり盆踊り」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 旧街道小さき輪になり盆踊り

ががまるうさこさん、こんにちは。
御句拝読しました。踊り手さんが大勢いて長い輪になって踊っていた頃を懐かしんでいますね。
こちらでは来月初めに盆踊りがありますが、やはり旧道で細長い輪になって踊りますよ。

原句そのままでも悪くないと思いますが、「旧街道で小さな輪になって盆踊りを踊る」という報告文的な構成を避けるには、「輪になり」という動詞を省くといいかもしれません。

・盆踊り旧街道の小さき輪
・盆踊り旧道の輪の小さくなり

上の「小さき」は「ちいさき」、下の「小さく」は「ちさく」とお読みください。

点数: 0

「川の原風に揺れるは柳の木」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 川の原風に揺れるは柳の木

みかづきさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。初めての俳句としてはいいと思いますよ。風流です。
ただ、ここは添削道場ですので、気がついたところはお伝えして、添削というより「このような考えもありますよ、くらいの提案を併せてお伝えしますね。

「川の原」って、あまり言わないですよね。川原ではないかと。それより私は、勝手で恐縮ですが、川のほとり、川べり、川端等が柳には似合うのではと思いました。
また、「揺れるは柳の木」とのことですが、意地悪ではありませんが、柳の木は揺れないと思います。揺れているのは柳の枝では?単に柳、とした方がいいと思います。
さらに、風に揺れる、とありますが、木の枝が揺れるのはほとんどの場合、風のせいですので、言わなくてもわかるかもです。
これらから、減った音数を使って、その場の様子をもう一つ詳しく描くと、光景が鮮やかさを増すと思いますよ。

・大川のほとりに揺れる柳かな

ただこれだと、柳は春の季語で春の句になってしまいますので、ここは、慈雨さんのおっしゃるように「柳散る」が正解でしょう。

・提灯の映る川面に柳散る

また聞かせてください!

点数: 0

「夫おらずひとり河原の夕涼み」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夫おらずひとり河原の夕涼み

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。これは、お寂しいことですね。
あらちゃんさんの提案句が秀逸です。
原句、「夫おらず」は色々な想像ができますが、幅が大き過ぎて、これは「読み手の想像が膨らんで良いこと」というのとはちょっと違うと思います。かえって、「えっ、これってどういうこと?」となり、読み手の想像が止まるような。
また、次の「ひとり」ですが、先に夫がいないと言えば、すぐに「ひとり」は思い浮かぶので、なくてもいいかと思います。
私はやはり、「なぜ夫がいないのか」を書いてあげたほうがいいと思いました。出張、旅行、入院、その他、あまり書きたくないこともありますが、ここは単身赴任とありますから、ぜひそれを。
単身赴任は七音で扱いにくいのですが、あらちゃんさんはこともなげに詠んでいらっしゃいます。ひとりの気楽さと同時に寂しさも表していると思います。

点数: 1

「酌み交わし短夜に響く笑い声」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 酌み交わし短夜に響く笑い声

酒井晃さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。楽しそうですね!
ご友人の俳句とどちらがいいか?となったとのこと、どういうお集まりでしょうか(笑)?

私としては、優劣ということではなく、酒井さんの句について、気がついたことをお伝えします。
季語の扱いで、酒井さんのほうは短夜が中七にあって舞台設定となってしまい、主役は酒宴と笑い声。季語は文字通り笑い声にかき消されてしまっています。

酒井さんの句は、「たんや」読みを生かすのであれば、

・酌み交はし笑ひの絶へぬ短夜かな

などもありだと思いますが、短夜はほとんど「みじかよ」として上五に置かれるのが多いようです。

・短夜や尽きぬグラスと笑ひ声

こんなのもありますかと。
ご友人の句も気がついたことはありますが、それはまたいずれ。
よろしくお願いします。

点数: 1

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