俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1329ページ目

「暦手におもい馳せたる初昔」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 暦手におもい馳せたる初昔

こんにちは。よした山月さま、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。
覚えたばかりの「初昔」という季語で早速詠んでみようという意欲は素晴らしいと思いますし、暦を手にして思いを馳せるのはなかなかだと敬服します。
しかし俳句としては、それをこのように詠み込んでは違うのです。皆さんもおっしゃっているように、これでは季語の説明になってしまいます。
「みんな、聞いてくれ!私はこんな素敵な季語を覚えたのだよ!初昔というんだ!その意味は…」となってしまいます。

すでにこの季語を消化したげばさんの提案句をご覧ください。すでに、枯れた風情が漂っています。私もこうありたい。

よしたさん、一緒に頑張りましょう!
それには、とにかく、当面は、自分の感情、動作、行為を出さないようにしましょう。誤解のないように申し上げますが、感情は悪いことではないのですが、よしたさんの場合は出過ぎるのです。少し抑え気味にしましょう。
目の前の感動した光景を客観的に十二音で詠み、そこに季節の季語を合わせてみましょう(ちなみに、このくだりは自分に言い聞かせてます)。

点数: 1

「革靴の底にも満てる淑気かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 革靴の底にも満てる淑気かな

こんにちは。ちゃあき様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。恥ずかしながら私、「淑気」という季語を初めて知りました。毎日新しい季語と出会い、新鮮な感動です。
身の回りの至る所に新春を祝うめでたく和やかな雰囲気が立ち込めているということですね。勉強になりました。
そして御句、「も」が効果的ですね。革靴の底にまでも、その淑気が満ちていると。
新年を寿ぐ気分は、確かに世界中どこにでも広がっている、それは確かにそうですが、人により、地域により、なかなかそうとは言えない場合があろうかと思います。
ただ、そんな感情で「淑気」を否定しては、俳句の意味がありませんのでそれはしません。
御句は、「淑気は至る所に満ちている。山にも海にも」ということは肯定したうえで、「そしてこんな私の「革靴の底」のような、瑣末なところにまでも」とお詠みになっていらっしゃる。わざわざ「革靴」と詠んだ作者の心根が、人生が伝わってくる、いい句だと思いました。

点数: 1

「新しきルージュは赫し初昔」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 新しきルージュは赫し初昔

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。
初昔という季語は初めて目にしました。早速意味を調べました。なるほど、とても風情のある季語ですね。大晦日から元日にかけて、一瞬にして年があらたまり、昨日までのことがもはや「去年のこと」になってしまう。それを新年初めて懐かしく思うような季語ですね。勉強になりました。

私のような初心者は、人には偉そうなことを言っていても、季語と季語以外の部分の関係性を一生懸命に探ろうとします。なぜなら、私の句は、季語と季語以外の部分の関係性が重要だからです。

ですので御句も、新しいルージュの赤と初昔をなんとか関連付けようと考えました。その結果、おそらく姪御さんは、これまではお化粧はしなかったか、してもごく薄化粧だったのが、お正月のバーゲンで真っ赤なルージュを買ってきた。それを見て、げばおじさんは、「ああ、(昨年は)まだ子どもと思っていたのに…」と過ぎた昔を懐かしんでいるのだと思いました。

やったぜ!句意を掴んだぞ!と思ったのも束の間。もしかしてこれは余計なことだったのかもと。
げばさんの得意なのは二物取り合わせ。もしかしたら、前半のルージュと季語の初昔は、まるで関係がなくて、そういうものを合わせた句なのかもと思いました。

こういう判断もできない初心者ですがよろしくお願いします。

点数: 1

「歳神にリンリン鳴らす小さな手」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 歳神にリンリン鳴らす小さな手

佐々木ミキさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。

句意としては、神様を拝むのに、小さい子だから区別がわからずに、(別の場所にある)仏具のおりんをリンリンと鳴らしてしまうのだよ、可愛いね、ということですね。

それであればリンリンのほうがいいと思います。「リンリン」なら、小さい子は無邪気でいいな、と微笑ましい感じになりますが、「おりんを鳴らす」では、ものを知らない無知な子、けしからん、というイメージになります。

佐々木さん、お勤め先の句会にお出しになるとのこと。自作を人に見てもらって意見をもらうのは良いことですが、まずご自身のオリジナルを句会に出して、その後であらためてこのような場で意見を聞く、という流れの方がよろしいかと思いますよ。

句会にどのような句をお出しになったか、皆さんのご意見はどうだったか、あとで教えてくださいね。

点数: 0

「図らずもふけてしまひぬ花かるた」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 図らずもふけてしまひぬ花かるた

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。明けましておめでとうございます。

御句拝読しました。初読では意味がわかりませんでした。
まず、「花かるた」というのが花札のこととは知らず、「いろはかるた」「アンパンマンかるた」のように、色々な花を集めたものかと思いました。
次に、「ふけてしまう」。夜が更けるならそう表記なさるかな…と思い、何かの隠語?隠語で「ふける」というと私たちの頃は無断欠席のことでしたが、まさかそんな隠語を俳句にお使いになるはずはないし…。

たまらずコメントを拝読。ああ、わからないはずです。花札はよく知りませんでしたから。失礼しました。

昔のご家族の団欒の様子を思い起こす、懐かしの句なのですね。
今年もよろしくお願いします。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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