俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1327ページ目

「甘き梨感嘆上げる夫婦して」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 甘き梨感嘆上げる夫婦して

岸本義仁さん、こんにちは。
御句拝読しました。
いつも感想が同じようで恐縮ですが、「甘い梨を食べて夫婦で感嘆の声を上げた」という行動の報告になっています。
それはそれで、もう、そういう句風なのだということであればそれでもいいのですが、私はできれば、俳句ですので、どこかに想像の余地を残すような作りがいいのではないかと思いました。

・梨かじり目と目見合わす夫婦かな

即吟ですので推敲の余地がありますが、なんで目と目を見合わせたかは言わずに読者の想像に任せるのです。これだともちろん、「苦くて」と思う読者もいるでしょう。しかし大半は甘さに驚いたと思ってくれるのではと思います。

・梨を食べ老夫婦の目丸くなり

喉に詰まらせたのでは困りますが(笑)。また、勝手に老夫婦にして申し訳ありません。例えばの話です。

どうかこうしたコメントが何かのご参考になりますように。

点数: 2

「はらはらと落ち葉背中にバーベキュー」の批評

回答者 なお

添削した俳句: はらはらと落ち葉背中にバーベキュー

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。バーベキューと言えば夏の行事と言われていて、私の歳時記にも夏の季語のキャンプの傍題として掲載されていますが、秋でも気持ちがいいですよね。

ですからこの句には冬の季語の「落葉」と夏の季語の「バーベキュー」が共存しているのですが、私はバーベキューはいつでも楽しいのでここでは季語と考えないで進めたいと思います(私の個人的考えです)。
そうなりますと、私としては、季語である落葉にフォーカスを当てたい。今のままですと、落ち葉が背中にあるけど構わずバーベキュー、みたいな気がします。バーベキューの句ならそれでいいのですが、落葉の句にしたいので、

・バーベキュー焼き手の背に降る落葉

背は「せな」と読み、悪くないと思ったのですが、「バーベキューを焼いて手の甲に落葉が〜」のように読めますね。ダメだ。

・バーベキュー囲む仲間に降る落葉

背中が消えてしまいました。
落葉は降るのが当然なので下五は「落葉かな」のほうがいいかもしれません。
何かのご参考になれば幸甚です。

点数: 2

「けふの吾ひと日を老いぬ日向ぼこ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: けふの吾ひと日を老いぬ日向ぼこ

竜子さん、こんにちは。
ご心配有難うございます。
体調は問題ないです。ただ、仕事を含め色々と忙しくなり、余裕がなくなってしまいました。

竜子さんのご健康とご健吟をお祈りします。

点数: 2

「新酒の香鼻毛四五本伸びにけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 新酒の香鼻毛四五本伸びにけり

葉月庵郁斗さん、こんにちは。ご無沙汰してしまい失礼しました。
拙句「辛きこと」にコメント有難うございました。
拙句はストレートな読みも深読みもできると思います。どちらも嬉しいです。
さて御句拝読しました。これは面白いですね!一般に「鼻毛が伸びる」などと言うと、眉をひそめられてしまいそうですが、御句では、その原因が、新酒のかぐわしき香りに誘われているからであり、鼻毛が勝手に引き寄せられてしまうような光景が浮かびます。

円熟味さえ感じられますね。また引き続きよろしくお願いします。

点数: 2

「冬日差す瓦礫の下のぬいぐるみ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 冬日差す瓦礫の下のぬいぐるみ

慈雨さん、こんにちは。
初投句以来、精力的にご投句なさって、また、他の方々へのコメントも丁寧でよろしいですね。

拙句「辛きこと」にも早速コメント有難うございました。「深読み」してくださるのであれば作者として嬉しいことです。

お礼に御句にコメントするにあたり、最新作にしようかとも思いましたが、最近で特に印象に残っているこの句にしました。

これはいい句ですよ。可哀想とか悲惨だとかおっしゃることなく、映像で心情を表していますね。

時節柄、戦場を思い浮かべますが、先にも出ております通り震災等でも共通するシーンであり、想像の幅が広がります。

「冬日さす」の季語がいいですね。これが「冬の雨」とかであれば、単に悲惨なだけの句になってしまうところ、厳しい中にもどこかしら希望を感じさせてくれる季語ですので、読み手も救われます。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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