夏休み友だち以上になる予感
回答者 なお
添削した俳句: 夏休みまえに薫るや恋の風
亮陽様、こんにちは。よろしくお願いします。
すでにイサク様が的確なご指導をなさっていますので重複する部分もあると思いますが、それはそれだけ読者が気になったということです。
まず、風薫るという五月頃の季語が、薫る風と分かれているものの夏休みと一緒になって、あまりよろしくないですね。というか、この句における「薫る」は、単に「匂いがする」という意味であって、風薫るのようなみずみずしい感動を秘めたものではないですね。
次に「恋の風」。なんですかこれは?恋の風が薫る、何となくうらやましい気もしますが、歯が浮くような表現です。
そこで提案句です。イサク様の提案句が本来のご添削だと思いますので私は変化球を投げさせていただきました。
原句では、夏休みにまだ入らない、「夏休みまえ」とのことですが、私は最後に予感と置いて、これから夏休みだぞ感を確保しました。そして「恋の風」がどうも馴染めなかったので、そう言わずにそのような感覚を、と思って提案句のようにしました。このフレーズが新鮮でも独創的でもないことはわかっていますが、一つの例としてご参照ください。
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