「向日葵や雌ライオンの丸き足」の批評
回答者 なおじい
添削した俳句: 向日葵や雌ライオンの丸き足
井上れんげさん、こんにちは。初めまして。ようこそ道場へ(笑)!
御句拝読しました。ひまわりの花の大きくて黄色くて、茎の太くて逞しいところをライオンに見立てたのですね!面白いと思います。
それもわざわざ雌(メス)ライオンと! 普通は雄(オス)ライオンと思いますよね。でも雄ライオンはグタグタしていたから雌ライオンですか。パンジャよ、しっかりしなさい(笑)!
さて御句ですが、いくつかの悩ましい点があり、それが読み手の理解を妨げているのではないかと危惧します。
一つ目、雌と限定なさった点。れんげさんの思い出の中には、コメントにあるようなエピソードがあるのですが、それは一般の読み手には共有されず「メス?なぜメスなのだろう?」という余計な疑問につながります。
二つ目は「丸き足」。ネコちゃんならなんとなく可愛らしいイメージが思い浮かびますが、ライオンのような猛獣で丸い足とは?
そこで私は三点提案します。一つ目、ライオンの雌雄はこの際ちょっと置いておきましょう。
二つ目、ライオンだと音数を使うので「獅子」ではいかがでしょう?ちょうど星座もその位置ですし。
三つ目、「丸き足」は、逞しさを出すために「太き足」としてみましょうか。
・向日葵や若獅子のごと太き足
「雌獅子」という表現もあるようですが、特にジェンダーはいいかなと思いましたので「若獅子」としました。
ご参考になれば幸いです。また次もお待ちしています!
点数: 3