俳句添削道場(投句と批評)

なおじいさんの添削得点の低い順の1325ページ目

「向日葵や雌ライオンの丸き足」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 向日葵や雌ライオンの丸き足

井上れんげさん、こんにちは。初めまして。ようこそ道場へ(笑)!

御句拝読しました。ひまわりの花の大きくて黄色くて、茎の太くて逞しいところをライオンに見立てたのですね!面白いと思います。
それもわざわざ雌(メス)ライオンと! 普通は雄(オス)ライオンと思いますよね。でも雄ライオンはグタグタしていたから雌ライオンですか。パンジャよ、しっかりしなさい(笑)!

さて御句ですが、いくつかの悩ましい点があり、それが読み手の理解を妨げているのではないかと危惧します。
一つ目、雌と限定なさった点。れんげさんの思い出の中には、コメントにあるようなエピソードがあるのですが、それは一般の読み手には共有されず「メス?なぜメスなのだろう?」という余計な疑問につながります。
二つ目は「丸き足」。ネコちゃんならなんとなく可愛らしいイメージが思い浮かびますが、ライオンのような猛獣で丸い足とは?

そこで私は三点提案します。一つ目、ライオンの雌雄はこの際ちょっと置いておきましょう。
二つ目、ライオンだと音数を使うので「獅子」ではいかがでしょう?ちょうど星座もその位置ですし。
三つ目、「丸き足」は、逞しさを出すために「太き足」としてみましょうか。

・向日葵や若獅子のごと太き足

「雌獅子」という表現もあるようですが、特にジェンダーはいいかなと思いましたので「若獅子」としました。
ご参考になれば幸いです。また次もお待ちしています!

点数: 3

「ひまわりや飛行機雲の薄れゆく」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: ひまわりや飛行機雲の薄れゆく

ちゃあきさん、こんにちは。
拙句「合宿はまだ再来週」にコメント有難うございました。
ちゃあきさんは、「合宿を待ち遠しく思っている様子がわかる」とおっしゃっていますね!これがちゃあきさんのいいところなんですよ。
この合宿、楽しみでもある半面、色々と不安もあってね。そんな気分です!

御句拝読しました。映像が鮮やかに立ってきます。でも下五が「くっきりと」とかではなく「薄れゆく」であるところに、いわゆる晩夏っぽさがありますよね。
この「薄れゆく」は、「最初は濃かったが、見ているうちに薄くなっていった」という時の流れを意味しているのではなく、時がたち薄れてきた飛行機雲を見て詠んだものと思いました。

合宿の行き先は海です。でも泳がない(笑)。行方不明を出さないようにしないと。

点数: 3

「古地図に紅楼の文字まんじゆしやげ」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 古地図に紅楼の文字まんじゆしやげ

卓鐘さん、こんにちは。
いつも的確なアドバイスありがとうございます。

さて御句拝読しました。初読では今一つ意味がわかりませんでした。いい年して「紅楼」がわからなかったからです。恥ずかしい。
調べてようやく、なるほどと良さがわかりました。
この句は深い。とても雰囲気ぐあります。決して駄句などではないですね。
ただ私は「まんじゅしゃげ」とひらがなにする意味が掴めませんでした。特にこの花の場合は「曼珠沙華」という字面の「見た目」からしてムードがありますので、ぜひそれを活かしたいと思いました。ひらがなですと、ちょっと、あんこが入っていそうな…。ごめんなさい!

・古地図に紅楼見たり曼珠沙華

点数: 3

「向日葵やシャツにアイラブニューヨーク」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 向日葵やシャツにアイラブニューヨーク

卓鐘さん、こんにちは。
御句拝読しました。

若い頃、アメリカに行きたくても行けず、せめて気分だけでもと、「I♡NY」というTシャツを買った。でもなんだか気恥ずかしくて、結局着なかった。
ある夏の休日、部屋の整理をしていたら、タンスの奥から忘れていたシャツが出てきた…。

思わずニューヨークに行きたくなって空を見る。庭のひまわりが、「お前さん。もう今ならいつでも行けるよ。お前さんさえ行く気になればね」とでも言うように揺れている。

古くて恐縮ですが、サーカスの歌う「アメリカンフィーリング」という曲が流れてきました。

点数: 3

「肌焦がす陽トマト畑で鬼ごっこ」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 肌焦がす陽トマト畑で鬼ごっこ

里衣さん、こんにちは。
御句拝読しました。
これはいい思い出ですねー。私も似たような記憶げあり、あのトマト畑の青臭い匂いが脳天によみがえってくるようです。

さて御句、上五の「肌焦がす陽」、意味はわかりますが、ちょっとリズムが良くないかと。でもここに「夏の日や」とか「炎天や」とかは入れられませんしね。

私は、俳句ですので多少の省略は読み手にご理解いただけると信じ、次のようにしてみました。

・燦々とトマト畑の鬼ごつこ

点数: 3

なおじいさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

石州の鯱鉾照らす萩の月

回答数 : 10

投稿日時:

帰りみち月と見まがふ五階の灯

回答数 : 12

投稿日時:

納骨を終へて炉ばたの秋刀魚かな

回答数 : 33

投稿日時:

夜間飛行やすやす越ゆる天の川

回答数 : 15

投稿日時:

西瓜切る目を見開きて口閉ぢて

回答数 : 39

投稿日時:

なおじいさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

炎天の並木に沿ふや日陰道

作者名 三男 回答数 : 0

投稿日時:

短日やあはただしきは主婦の恋

作者名 一本勝負の悠 回答数 : 1

投稿日時:

夏雨の雨は飴色甘い色

作者名 花恋 回答数 : 3

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ