俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1324ページ目

「でで虫に負けじ子を乗せ立ち漕ぎす」の批評

回答者 なお

添削した俳句: でで虫に負けじ子を乗せ立ち漕ぎす

菊水様、こんにちは。

御句拝読しました。雨の日にお子さんを自転車に乗せて走るのは大変ですよね。まして「立ち漕ぎ」なさるということは、失礼ですが電動自転車ではないということですか?大変さお察しします。

私は動詞のことは気になりませんでした。というより、他の方々がおっしゃってくださっていますので。
それより私は、「でで虫に負けじ」が気になりました。ここでは、同じような境遇にありながら頑張っている相手に負けないように、という、その相手が来るはずですが、カタツムリがそうですか?もちろん、菊水さんがそう捉えたのであれば、人の感性をとやかく言うつもりは毛頭ありませんが、もっと説得力のある言葉があるような気がして…。カタツムリは確かに雨の日に大きな殻を背負って歩いて(?)いますが、あれは好んで雨の日に出てきているし、背中もお子さんではないし…。

ただ、菊水さんが出掛けにちょうどカタツムリがいて、お子さんに、「ほら、デンデン虫さんも頑張っているよ、◯◯ちゃんも負けないで園に行こうね!」とか言った図であれば、ここまで私の言ってきたことは全て忘れてください!

いずれにしても、自転車気をつけてくださいね、雨の日は特に!

点数: 1

「絵日傘の廻ることなく渡りけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 絵日傘の廻ることなく渡りけり

こんにちは。卓鐘様、いつも勉強させていただいております。

拙句「寄り添う日傘」ご評価ご添削有難うございました。私のイメージした「寄り添う」は、日傘の距離を疎ましく思いながらも、なんとか呼吸を合わせて一緒に歩いていこうととする様を詠んだつもりでしたが、複数の方々から、「日傘差しても寄り添えているなら問題ないのでは?」的なご指摘をいただいてしまいました。「寄り添う」の捉え方の違いと思いますが、私の表現力の無さ、「寄り添う=近づいてはいるものの一体ではない」という私の考えが独りよがりというか、きちんと伝えられていなかったと反省しております。

さて御句ですが、白日傘と絵日傘、それぞれの特徴を活かした句作、流石と思いました。私はこの句は、絵日傘を持った女性が何か(どこか)を渡るところを、作者が高いところから見ていて、その女性が絵日傘を廻さずに渡り切ったために絵柄が何であるかわかったぞ、面白い絵柄だな、という句意と詠みました。合ってますか?
最初は「廻る廻らないがどう関係があるんじゃ?」「そもそもどこを渡るんじゃい?」とかなり悩み、わからず一旦投げていました。
ところがふっとひらめいて、こうかな?と思った次第です。
そこで敢えてお伝えしますが、卓鐘様ほどの方であれば、この絵日傘が廻らなかったことによる発見と、渡ったのがどこであるかを五七五に入れ込むことがお出来になるのではと思いました。さらに素敵な句になるのではと。ぜひご検討いただければ幸いです。
もっとも、私の読みが的外れであれば問題外。ご放念ください。

点数: 1

飯抜きで釣りしこの沙魚どう捌く

回答者 なお

添削した俳句: 飯さへも忘れる程に沙魚を釣る

こんにちは。たきさん様、いつも勉強させていただいております。

私もハゼ釣りはしたことありますが、たくさん釣れますよね。
最近私の周りで魚がたくさん釣れたのでと、マグロ、サバ、アジなどいただきました。有難いですが、一人にこんなにくれるということはよほど釣れたのだなと驚くやら、あきれるやら。

御句、原句のままでは、失礼ながら、「あ、そう、どうぞ」で終わってしまうかも。
そこで提案句は、そうはさせない、何か相手の心に引っかかるようにしたつもりです(本当は最後に「?」を付けたい)。どう捌く、とは、包丁でおろすことと、どのように分けるかを掛けてみました。
今まで、こういう掛詞がうまくいった試しがありませんが、今回はいかがでしょうか?

いずれにしても、食事は三度キチンととったほうが胃にはいいですよ!

点数: 1

「後朝のドアに日傘を忘れくる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 後朝のドアに日傘を忘れくる

こんにちは。知世様、いつも勉強させていただいております。

御句、「後朝」と書いて「きぬぎぬ」ですか。読み、意味、初めて知りました。仕事柄、日本語にはそこそこ自信がありましたが、俳句を始めて毎日知らない言葉との出会いがあり、新鮮な驚きです。
これも皆さんのおかげです。有難うございます。

御句、知世様の真骨頂、今度はそう来ましたか、という感じ。
きぬぎぬなら帰るのは午前様。もう日が高くなっているだろうから、本来なら日傘をさしてそういうところに行くくらいの女性が日傘を忘れて帰るはずがない。普通は。雨傘なら忘れることは十分にあり得る。翌日雨が降っていなければ忘れますよね。日傘だから、意図的に忘れたことがわかります。
後朝でそれだけの意味があり、日傘はそれだけの意味を持つ季語だとすると、もうこの五七五はちょっとした短編小説ですね。何かする必要を感じません。

しかし困りますねー、こういう女性。ちゃんと持って帰ってくださいよー、お願いします。

点数: 1

父のシャツ炎天歩いてバニラの香

回答者 なお

添削した俳句: 夏の日の父のシャツからバニラの香

こんにちは、白南風様、先程提案句を挙げるのを忘れてしまいました。
あらためてお送りしますのでよろしくお願いします。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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