俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1324ページ目

「ガラス張りのビルに月影もうひとつ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ガラス張りのビルに月影もうひとつ

こんにちは。イサク様、いつもお世話になってます。
御句、これは秋の風情ですね。夏は夏で、ジリジリ照りつける太陽や真っ赤な夕日が、やはりビルに反射してえらいことになっていましたからね。
ちょうど私もこの数日間の気持ちのいい朝、出勤の時のオフィス街でビルどうしが相互に相手の姿を映しあっている様子を見て、面白いなと感じていたところでした。

御句、私の個人的な感想なのですが、私はあともうすこしでいい感じになるという時に「今一つ」とか「もう一つだな」とか言うほうですので、下五がちょっと気になりました。ただこれは私だけと思います。
私だけと思いますが提案句を置かせていただきます。
・ガラス張りのビルにもひとつ月の影
これは「もうひとつ」を「もひとつ」として語順を変えたものですが、「ビルにも、一つ」とも読めるのが面白いと思いました。

点数: 2

「秋灯や次なる駅は岐阜羽島」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋灯や次なる駅は岐阜羽島

こんにちは。負乗様、いつもお世話になってます。
御句、どシンプルとのことですが、いいじゃないですか。私はスッと入ってきました。
何より、岐阜羽島がいいですね。そこはかとない旅情を誘います。暗い車内から外を見ている景色。
名古屋や大阪ではダメで、ここは、三河安城とか、豊橋とか米原とかがいいです。

ただ、「次なる」が、ちょっと仰々しいなと思いました。「今どこだ?次は岐阜羽島か」という感じでサラッといけたらと思いました。
そこで「次なる」を「次の」としてみたのですが、字足らずになる。
あ、そうだ!と思い
・秋灯や次の停車は岐阜羽島
これいいかも、と思いましたが、これだと乗っているのがこだまに限定されてしまう。止まらなくてもいい、通過するのでいいのだと。
・秋灯やいま岐阜羽島通過せり
あ、違った、まだ通過してない。
・秋灯やもうまもなくで岐阜羽島

すみません、でも結構、岐阜羽島っていいと思いました。

点数: 1

「言い訳は涙をつかう冬隣」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 言い訳は涙をつかう冬隣

こんにちは。卓鐘様、いつもお世話になってます。
御句、最初は「涙をつかう」という意味がわからなかったので、コメントを拝読したら歌の歌詞とのこと。面白い歌詞だなと思って、ネットで調べてしまいました。
「♪悪戯は知らん顔で 言い訳は涙を使って」という始まりなのですね。これで理解しました。

そうなると、「涙をつかう」より「涙使って」または「涙を見せて」とかのほうが、「涙をうまく利用して」というニュアンスが伝わるのではと思いました。
下五の季語は、歳時記を舐め回して考えましたが、ドライな上五中七に対して古風な時候はそぐわないと思いました。何がいいか考えた結果、次の5個が浮かびました。
・言い訳は涙使って青蜜柑
・言い訳は涙を見せて揚花火
・言い訳は涙とともに濁り酒
・言い訳は涙ながらの彼岸花
・言い訳は涙隠さず豆腐鍋

青蜜柑と豆腐鍋はイサクさんと似たものになりました。

点数: 0

「メントスをコーラへぽとり秋の空」の批評

回答者 なお

添削した俳句: メントスをコーラへぽとり秋の空

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。
拙句「ネクタイ」早速コメントくださり有難うございました。

御句、正直な感想を申し上げます。私は「メントスをコーラへぽとり」というくだりで、なんだか怪しい行為を想像してしまいました。そう、ひと頃若者の間で流行った(?)、ドリンクを睡眠薬のようにして云々、というあれ。
よくよく考えたらお酒でもないし、メントスもお菓子だし、怪しいことは何もないのに…。失礼しました。

そもそもメントスコーラというものを知りませんでした。メントス自体、あるのは知っていましたが、フリスクやミンティアと同じようなものかと思っていました。
さて、そんな頼りない読み手が御句を拝読した場合、どうなるか。
ちょっと秋の空と結びつきませんでした。でも、げばさんはそういう、私などは想像もつかないものを取り合わせるから、これは問題ではないのかとも思いました。
視線はぽとりと落ちたグラスの底で止まってしまいました。

提案句考えましたが、メントスコーラからは離れてしまいました。こういうのならわかりますという感じです。
・シャンパンの泡立ち上り秋の空
・乾杯のシャンパングラス秋の空

コーラと全く違うシャンパンで申し訳ありませんでした。

点数: 1

「白驟雨晴れて白犬土を掘る」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 白驟雨晴れて白犬土を掘る

こんにちは。花見薫様、いつもお世話になってます。

御句のご自身のコメントを拝読して、とても勉強熱心な方だとお見受けしました。敬服します。

御句につきましては、今回もイサクさんが理論的に詳細な解説をなさっています。
こうなりますと、もはや私には何も申し上げることはないように思います。でもそれもつまらないので、イサクさんのコメントを読んでいないということで、私も私なりのコメントを置かせていただきます。重複ご容赦ください。

まず、「白驟雨」。きれいな季語ですね。しかし、あ、あがってしまったんだ。であれば、それまで降っていた雨の様子はさほど問題ではないなと。これなら単に「雨あがり」とかでもいいのかも…。もったいない…。

「白い犬」。何か意味があるのかな?神聖なという意味?白驟雨と掛けているのかな?そもそもどこの犬?ペットちゃん?でもそれなら白い犬とか突き放した描写するかな?

「土を掘る」。えっ、これってどういう意味?何か深い意味があるのかな?このままだと、何かが埋まっていて教えてくれるのかな?それじゃ花咲か爺さんだ。なんだろう?

以上、今一つよくわかりませんでした。ごめんなさい。

提案句、バッチリのものが出来ませんでしたが、ちょっと違いますけど置かせてください。
・庭木刈る足もと犬は土を掘り

点数: 0

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