「蓮花灯言葉でつきぬ我が心」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 蓮花灯言葉でつきぬ我が心
天衣さん、こんにちは。初めまして。
大切な方が旅立ったとのこと、ご不幸と思い、お悔やみ申し上げます。
そういう時に添削もいかがかと思いますが、添削道場へのご投句ですので、何も触れないでおくのも失礼かと思い、コメントさせていただきます。
繰り返しになりますが、添削道場ですので、今のご心境からしますと、「なぜ今、そんなことを言うの!」ということもあるかもしれません。しかしここはそういう場ですのでどうかご理解ください。
御句、二つお伝えします。一つ目、蓮花灯は蓮華灯のことと思います。我が家でもお盆の時には必ず飾りますが、慈雨さんのおっしゃるように季語ではないことと、季節的にお盆の時季のほうがよろしいかと思います。
また、二つ目ですが、言葉にならないのはよく分かりますが、それでは文芸になりません。その、言葉に尽くせないお気持ちを、言葉でなんとか伝えようとするところが文芸なのではないかと思います。
お辛いこととは存じますが、例えば、大切なお方の笑顔とかお声とか、あるいはちょっとした仕草を思い浮かべながら、少し落ち着いてからでも、もう一度お詠みになってはいかがでしょうか?
その際には、蓮華灯の代わりに盆提灯とかであれば、季語になると思います。実際とは少し違うかもしれませんが、伝わります。
よろしくお願いします。
点数: 1