俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1321ページ目

「巡回の鍵束提げて虫の闇」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 巡回の鍵束提げて虫の闇

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。

御句、げばさんは「虫の闇」を上手く使いますね。以前もお使いだったですかな?私は浅学にして知りませんでしたが、「虫の声」では、暗くもなければ言い知れぬ不安感もない。あるのは風流であり、場合によっては楽しいですよね。ここは虫の闇か、そうか。巡回中に風流を楽しんでいる場合ではないですね(笑)。
御句、私は、巡回に行く人が、鍵束を持ち、「さあ、行くか!」と言って立ち上がり、警備室のドアを出て行く時のような場面を思い浮かべました。ですので、どちらかというと、
・巡回の鍵束手に取り虫の闇
という感じです。
でも、イサクさんではないですが、鍵束のジャラジャラいう音と虫の声が何かハレーションを起こしたら面白いなと思いました。
・巡回の鍵束じゃらじゃら虫の闇
あ、もしかしたらこれが取り合わせ?違うか!

点数: 1

「ウェブ会議部下の狭窓の渡り鳥」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ウェブ会議部下の狭窓の渡り鳥

こんにちは。卓鐘様、いつもお世話になってます。
拙句に好意的なコメント有難うございます。励みにしております。

御句、WEB会議とのことで、部下さんが何名いらっしゃるかわかりませんでしたので、まず大勢の場合を考えました。teamsとかzoomとかですと、参加者が多いと一人のマスが小さくなりますね、それを「狭窓」とお詠みになったと思いました。そしてそのマスのどこかに、何故か渡り鳥の写真が出ている、そんな情景かと。
しかしここでつっかえるのです。こんなPC画面の渡り鳥では、季語として扱われないだろうと。

そうなると考え直して、会議の部下さんは一人。バーチャルではない本当の背景のお部屋の窓が見える。一対一で会議をしていた卓鐘さんは、偶然その窓の外を渡り鳥が飛んでいるのを見た、という情景ですね。これならPC画面越しであっても実景ですから十分季語として働きます。
・鳥渡る画面の部下の部屋の窓
・部下の部屋画面の窓を鳥渡る
「たまたま珍百景」みたいな光景でしたね。

点数: 1

「渡り鳥空に見えざる水尾いくつ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 渡り鳥空に見えざる水尾いくつ

こんにちは。よし造様、いつもお世話になってます。
拙句「鳥渡る」にコメント有難うございました。二句とも好意的に見ていただけてホッとしました。

御句ですが、浅学にして不勉強な私のこと、「水尾」がわかりませんでした。「みずお」と読んでいましたから、下五が字余りだな、とか思っていました。
みんなは読めるのかな、と思っていましたら、げばさんがなんでもないことのように評論してはる。かっこいい。

どうやら「水尾」は「みお」と読んで、「きれいな水のわくところ」という意味のようですね。「長距離を飛ぶ渡り鳥よ。お前たちに休憩所は何ヶ所あるんだい?大丈夫かい?」と思っていらっしゃる句ですね。優しい。
・渡り鳥こまめに休み取るのだよ
これは提案句ではありませんが、こんな心境では?

点数: 2

「タコメータ右に振れたり希典忌」の批評

回答者 なお

添削した俳句: タコメータ右に振れたり希典忌

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。

拙句「鳥渡る」二句、どちらもコメント有難うございました。
この季語はとりわけ難しい!私のコメントに書きましたが、普段、渡り鳥との接触が皆無ですからね。想像力をフル回転させなければなりません。

御句ですが、乃木将軍は存じ上げており、乃木忌も季語であることも存じておりました。ただ、例えば桜桃忌とか敗戦忌とかに比べると知名度ほ低いと思っていましたので、このサイトでお詠みになる方がいらっしゃるとは思いませんでした。素晴らしい。げばさんでしたか。
そしてなんと、タコメーターと合わせる?これは私には理解できませんでした。もちろんタコメーターは知っていますが、それが乃木将軍とどのような関わりがあり、「右に振れる」ということが何を意味しているのか、ちょっと難しすぎました。

げばさんご自身でもおっしゃっていますが、忌日句の難しいところというが、配慮しなくてはならないところですが、要するにお命日であるわけで、ご遺族およびご関係の方々には、追悼の神聖な日であるわけですね。これは作家とかでもそうですが、特に戦争が絡んできますと、さらに多くの人の多くの思いがよぎるのではと思います。
私もこのサイトで御巣鷹忌や、つい最近では米国同時多発テロの追悼句を詠ませていただきましたが、どちらの事件も実際に「かすった」ために、いまだに心が痛みます。

げばさん、すみません、長々と失礼しました。御句のような「取り合わせ」の句を理解できるように精進します。

点数: 1

「ばつと向く双眼鏡や渡り鳥」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ばつと向く双眼鏡や渡り鳥

こんにちは。はや様、いつもお世話になってます。
拙句「今この時」「この空」にコメント有難うございました。力が沸いてきます。
御句、私はバードウォッチングは体験したことないのですが、以前泊まったランプの宿では、翌朝の朝食前に、庭に来る野鳥の解説というのがあり、そこで可愛い鳥たちの姿を見て楽しみました。
私の提案句は、上五「ばつと向く」はわかりますが、そこにいる人たちがみんな、という意味をだすために「一斉に」としてみました。
・一斉に双眼鏡向く渡り鳥
中八になってしまいますが、許してもらえないでしょうかね。
・ばつと向く視線の先に渡り鳥
これはベタですね。
・追いかけて双眼鏡に渡り鳥
・ハンターのごとく狙うや渡り鳥
うーん、バードウォッチングだかなんだかわからなくなってきました。
すみません、この辺で退散しますが、何かしらのヒントにしていただければ幸甚です。

点数: 2

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