俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1311ページ目

「白梅のたゆたう香り君の影」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 白梅のたゆたう香り君の影

竹前正人さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。きれいな句ですね。恋人さんの雰囲気がわかります。

季語の「白梅」が「香りを漂わせる」という意味まで持っているということは、先のお二方がおっしゃっている通りです。

また、最後が「影」となっているということで、恋人さんがお亡くなりになったような印象があります。梅を見ながら偲んでいるようにも読めます。避けておいたほうがいいと思いますよ。

・白梅や君の横顔細い指

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「教頭のベンツに群れる寒雀」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 教頭のベンツに群れる寒雀

こんにちは。秋沙美 洋様、いつもお世話になってます。
拙句「爺はここだよ」にコメントと返句有難うございました。返句最高!笑えました!

さて御句拝読しました。私はこういう句、大好きです。気持ちがいい!
「教頭」と「ベンツ」が絶妙です。これが校長でも社長でも面白くない。ナンバー2だからいいのです。ベンツなのもいいな。ナンバー2がベンツという。
上手いですねー、さすがです。

点数: 0

「夏と冬割に合わない一週間」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夏と冬割に合わない一週間

如月さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。春と秋は気候がいいから一週間もそんなに長く感じないけど、夏は暑いし冬は寒いし、一週間がとても長く感じるよ。これを「同じ長さ」というのは〜四季を通じて一週間は同じ日数というのは「割に合わない」よ。ということですね。
確かに、真夏や真冬の朝、憂鬱になるお気持ちはわかりますよ。真冬などは寝床から出たくないですよね。

さて、そこは共感したとして、御句を考えてみましょう。
俳句はある一つの季節の特有の花鳥風月を一つの季語で詠みますので、御句のように「夏も冬も憂鬱」というのはちょっと馴染まないですね。
それから、全体に、如月さんのお考え(意見というか、感情というか)ですよね。
俳句は、情景を描写して、そこから生まれる感慨は読み手に任せることになっています。
例えば、「満開の桜」と言えばよくて、そのほかに「きれい」だとか、「うれしい」とか言わなくても、読み手がそれぞれに想像して楽しんでくれます。
そこへいくと、御句では「割に合わない」と自分でおっしゃっていますよね。もうご自分の意見をダイレクトに伝えてしまって、読み手としては、「ああ、そうですか」としか言えない気持ちです。
そもそも、「割に合わない」というのは文法的にもおかしいです。「割に合わない」は、例えば、「これだけ働いてこの給料では割が合わないよ」とかに使います。
コメントの「割り切れない」ならいいですよ。納得がいかないという意味ですからね。

その辺をちょっとお考えいただいて、またご投句ください。お待ちしています。

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「祖母宅の塀からはすぐ夏の海」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 祖母宅の塀からはすぐ夏の海

めとみみさん、こんにちは。
御句拝読しました。ご親戚が海のそばにお住まいというのはいいですね。うらやましいです。

要素の多寡については、私のような者が論じるレベルのことではないので控えさせていただきます。
ただ、私を含めて初心者はどうしても、要素を盛り込もうとしてあまり伝わらない、ということが多いようですよ。
達者になってきますと、要素は絞って、「えっ、これだけ?」と思うことしか詠まないのに、意外に大きな感動を与えられたりするようです。
よくイサクさんに言われましたが、「いくつかの句に分けて詠んだら?」と。五七五に上手く詰め込むことが褒められる秘訣だと勘違いしていた頃のことです。もちろん、本当に上手く詰められればいいのでしょうけど、大体うまくいきません。

さて御句、要素以外に気になる点が二つありました。
一つは「祖母宅」。事務文書のようで俳句的ではないですね。
もう一つは「からはすぐ」。げばさんではないですが、不動産屋のチラシのようです。「駅からすぐ」とか。
どちらもご自身でもお気になさっていますね。

以上をまとめますと、次のようになります。

・祖母の家塀を越えれば夏の海

しかしこれでは面白くもなんともないですね。「ああ、そうですか」と言われるのがオチです。

そこで、おばあちゃんの家が海に近いことと、季節は夏(今は冬だけど)ということで、一歩進めてみました。

・サーフインが突つ込んで来る祖母の家
・潮騒を枕に昼寝祖母の家

一句目は困るけど二句目はうらやましい…。

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「風冴ゆるビルの波止場に月の舟」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 風冴ゆるビルの波止場に月の舟

縁糸さん、こんにちは。
縁糸さんは和歌を詠んでいらっしゃるのですね。
私は短歌をやってまして、俳句は昨年の梅雨の時分から始めた初心者です。ですから季語とかよくわかっていない面があります。しかしこの道場ではそんなこと言っていられませんので、勉強中です。
拙句「爺はここだよ」に温かいコメント有難うございました。励みになります。

さて御句拝読しました。これはいい。素敵な句です。
都会のビルを港と捉えたり、月(特に三日月)を船となぞらえるのは類句がありそうですが、これほどきれいにはまとめられないのでは?

このままゆっくり鑑賞させていただきます。

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