俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1311ページ目

標識の意味わからねど七月尽

回答者 なお

添削した俳句: 止まれてふ七月尽の標識ぞ

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。

御句、最近のげばさんの躍進ぶりには目を見張ります。本句も「てふ」「七月尽」「ぞ」と、私などではとてもじゃないけど使いこなせない要素を取り入れて句作に励んでおられる。素晴らしい。特待生ですな。

さて御句。まず、げばさんが見た赤い三角だけの標識は、日本の一般標識にはないようで、おそらく、工事関係者が、「とにかく気をつけて!」という意味で、臨時に置いたのであろうと思います。で、私は、げばさんが「止まるの?止まらないの?」と悩んだ事実を大切にしたいと思いました。原句では、「止まれという標識」となっていますが、提案句では、「未だかつてどういう意味かわからない」としました。
「七月尽」は最もこだわった季語と思いましたのでそのままですが、下五にさせていただきました。

赤い三角だけの標識は、イギリスには普通にあるようですね。

点数: 1

独居して半値の土用鰻かな

回答者 なお

添削した俳句: 丑過ぎの独居の半額鰻かな

こんにちは。秋沙美 洋様、いつもお世話になってます。

拙句「誕生日」ご評価ご添削に加えてお祝いの言葉まで有難うございました。

振り返れば、私が「虚空蔵拝して土用鰻かな」という駄句を揚げて秋沙美さんほか皆さんがご評価くださったのがちょうど1ヶ月前です。

御句、コメントの「いつ食べても美味しい」というのは心から同感です。高いからそう頻繁には食べられませんが、土用の丑の日だけでなくてもいいですよね。

御句、「独居」や「半値」と味わいのあるフレーズがあってユニークですよね。ただ、上五の「丑過ぎの」が意味はわかるのですが今ひとつ不自然さを感じてしまいました。

提案句は、「ある期日を過ぎた」という措辞は入れなかったのですが、半値を生かしましたので、そこは伝わるのではないかと…。

昨日、私の家の近くの鰻の名店、持ち帰りが3時間待ちで、行列の女性が倒れて救急車で運ばれたらしいです。やはり「丑過ぎの半値」が狙い目ですかね?(笑)

点数: 1

炎天の工事職人会話なく

回答者 なお

添削した俳句: 炎天下工事現場の影濃ゆし

こんにちは。洋子様、いつもお世話になってます。

御句、確かに道路工事は屋内でやるわけにはいかず、炎天下の作業になりますね。交通量を考慮して夜間の工事が主流かもしれませんが、日中の工事も少なくないですね。

原句では、洋子様の詠みたかった「職人さん達のご苦労」がちょっと感じられないような気がしました。
というのは、炎天下という季語には、あまりの暑さで、人がいない/出歩かないというイメージがあるからです(私のように敢えて出かけるバカもいますが)。そこで原句のままでは、「誰もいない工事現場の静けさ」と読まれることもあるだろうと。私はこれはこれでいい景とは思いますが、洋子様の意図ではないですね。
そこで提案句は「職人」と人を出してしまいました。そして「会話がない」ということで、暑さと仕事の大変さを表したつもりです。

炎天下の労働は、その種類と時間にもよりますが、半袖より長袖のほうが楽らしいですね。焼けると体力消耗するらしいです。あと首の後ろ。ここは要注意ですね。

点数: 0

「炎天や融ける描写の似合う都市」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 炎天や融ける描写の似合う都市

こんにちは。イサク様、いつもお世話になってます。

拙句「誕生日」のご評価コメント、および温かいお言葉有難うございます。
また、「どなたか卓鐘様のコメントにつっこんでください」とおっしゃってくださった、あれは、卓鐘様のはジョークだととらえていいのですね?
私は季語や助詞について修業中ですので、卓鐘様のご指摘を受けて、「やっちまった!」と歳時記二冊とネットで誕生日が季語か再度調べてしまいました。七月の誕生日は七月の季語?マジ思いました。救われました。有難うございました。

また先程は、白南風や様の蝉の殻の句について、私にご指導してくださる形になり、申し訳なく有難く存じます。かぬまっこ様の添削句、素晴らしいと思いながら、「離婚届と蝉の抜け殻はセットで書机の上になければならん!」という考えに固執してしまいました。勉強になりました。

手のかかるおっさんでご面倒おかけしますが、今後ともよろしくお願いします。

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「ユンケル飲むやわが詩無残の夏の果」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ユンケル飲むやわが詩無残の夏の果

こんにちは。卓鐘様、いつもお世話になってます。
再度お邪魔します。

拙句「誕生日」にご評価ご指摘有難うございました。

まことに失礼ですが、あれはいわゆるジョークととらえてよろしいのですか?
というのは、イサク様が「誰か卓鐘さんのこめに突っ込んであげてください」とおっしゃっていましたので…。
私は俳句全般、特に季語や助詞の使い方など勉強中ですので、卓鐘さんから「炎天と誕生日が季重なり」と言われた時は肝を冷やしました。急いで手元の歳時記二冊とネットで調べてしまいました。「誕生日が夏の場合は夏の季語になるのだろうか…?」とか、マジ悩みました。

もし私の知らないところで本当に季重なりであれば、またご指摘ください。この度は有難うございました。

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なおさんの俳句添削依頼

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