俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1311ページ目

「椿咲く天皇陵に千の風」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 椿咲く天皇陵に千の風

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。私は素晴らしい句だと思いました。好きな句です。天皇陵って、私は大阪の大きな前方後円墳を想像しました。もしかしたら、最近の天皇の、もう少し小さなものかもしれませんが、とにかく時の流れを感じさせます。
そこへもってきて、さらに「千の風」!どうしたって、あの歌が頭の中で流れますよ。それはいいことだと思います。素晴らしい。
ただその陰で、「私はどうなるの?」と言っている存在が。そう、椿です。
中七と下五の存在感が半端ないので、読み終わる頃には上五を忘れてしまいそうです。原句では、椿が、言い方はきついですが、脇役というよりも小道具さんのようになっています。
やはり季語、それも美しい花ですので、もう少し照明を当ててあげたいと思いました。
それにはやはり、「切れ」でしょう。天皇陵はそれだけで存在感がありますので、ここに切れを入れるのではなく、入れるべきは上五です。

・椿咲くや天皇陵に千の風

うーむ、でも「椿咲くや」って…。

やめた。切れでなく、「あえての字余り」で存在感を出そう。

・椿咲きて天皇陵に千の風

どうかなぁ…あまり自信がありませんが、置かせていただきます。よろしくお願いします。

点数: 1

「もう嫌だ今いる会社薄氷」の批評

回答者 なお

添削した俳句: もう嫌だ今いる会社薄氷

いるかさん、こんにちは。
拙句「雛飾り」にコメント有難うございました。確かにギリギリセーフかもしれませんが、何もそこを狙う必要ないですね。ど真ん中を狙っていきます!
ご提案句は、「うちにく」がちょっとわかりませんでしたが、ヒントになります。有難うございます!

さて御句拝読しました。たまってますねー。って、昔の話ですね。
こんなこと申し上げると固い男だと思われるかもしれませんが、ちょっと、転職斡旋の会社のキャッチコピーのようです。
こういう俳句もありだとは思いますが、私としてはやはり、このように直接言わずに、「この人は今の会社をもう嫌だと思って辞めたがっているな?」と思わせるような句のほうが面白いのではと思いました。

・薄氷や行く価値のなきクソ会社

おっと、これではダメだ。クソはいけませんね。

・薄氷や辛い仕事にアホ上司
・薄氷やパワハラセクハラ当たり前

いやー、かえってダイレクトすぎるかも…。

そうだ!

・薄氷を通して光る新天地

これは、もう、今いるところのことなど言わずに、次のところの光明を詠んだものです。希望がみえませんか?よろしくお願いします。

点数: 1

「風光るサラダランチのテラス席」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 風光るサラダランチのテラス席

るるさん、こんにちは。
御句拝読しました。とてもいいですねー!
このままでもいいですし、いるかさんのカフェテラス案もいいと思います。
季語をカタカナ表記はいただけませんが、それ以外のところにカタカナをつかうのは、新鮮でおしゃれで、オリジナリティが感じられて、好ましいと思いますよ。ある句選の先生は、統計的にカタカナ語が入ると選ばれやすいと思い、旬っぽいカタカナ語を書き出して作句したこともありました(笑)。
まれにカタカナ語に苦言を呈される場合があります。それは馴染みのない外来語だったり、略語だったり、専門用語や極端な趣味の世界の言葉だったりする場合です。
御句はそのようなことがなく、平易な中に色彩豊かで爽やかさがあり、いいと思います。また聞かせてください!

しかし昼からスパークリング!うらやましい(笑)!

点数: 1

「雪解けやゑまいの朝に散歩かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雪解けやゑまいの朝に散歩かな

まささん、こんにちは。
御句拝読しました。また、やとかなの二重使いですね。うっかりとやってしまうこともありますが、これがあると、この点の指摘で終わってしまって、句の鑑賞まで辿り着けない方もいらっしゃると思いますので、気をつけたほうがいいですよ。

また、「ゑまいの朝」の意味がつかめませんでした。
よろしくお願いします。

点数: 1

「バレンタイン道に倒れてわかれうた」の批評

回答者 なお

添削した俳句: バレンタイン道に倒れてわかれうた

よねさん、こんにちは。
御句拝読しました。
私がお伝えしようと思ったことは二つあるのですが、一つはいるかさんがきれいにお伝えくださっています。季語「バレンタインデー」のことです。細かいようですが、バレンタインは人名であって季語ではなく、「バレンタインデー」か「バレンタインの日」となって初めて季語になります。
ただ、その長さゆえか、バレンタインだけの過去句もあるようですね。でもそれらは、「チョコ」や「君」などと合わせて、バレンタインデーのこととわかるようにしているようです。
ところが御句ですと、まさに、バレンタインさんが道に倒れているみたいです(ごめんなさいね)。

バレンタインデーは上五にそのまま置いても字余りとかの指摘は受けませんよ。
次に、私がお伝えしようとした二つ目の点ですが、「わかれうた」はいいとしても、「道に倒れて」までは入れないほうがいいのでは。人の作詞した歌詞の一部であることに加えて、意味が通らないと思います。

句またがりで、
・バレンタインデーなのになぜわかれうた

上五全部季語に使って、
・バレンタインデー流れるラジオわかれうた

私は中島みゆきさんでは「宙船」が好きです。よろしくお願いします。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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