俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1311ページ目

幌開けて木陰赤子の足白き

回答者 なお

添削した俳句: 木蔭にて幌の赤子の白き足

こんにちは。久田しげき様、いつも勉強させていただいております。

拙句にいつもコメント有難うございます。

御句、今月初めのご投句
「梅雨晴れ間赤子幌より素足出す」
思い出しました。ご投句当時、私はこの句がとてもいいと思い、なんとか感想をお送りしようとしたのですが果たせなかった記憶があります。
近しい句が出てきて嬉しく思います。
前句と変わった点は、1. 上五が「梅雨晴れ間」から「木陰にて」と、共に季語ながら居場所を示すものになっている。2. 「素足」が「白き足」になっている。
これらを踏まえて、僭越ながら提案句を考えてみました。
まず、上五の「木陰にて」。私であれば得意になって「緑陰に」とか使うでしょう。久田さんも当然浮かんだと思います。それでも木陰にてとしたのは、緑陰にすると、その後の赤子と白き足で、イタリアの国旗になってしまうからではないでしょうか?
次に「素足出す」を「白き足」になさったのは、単に素足ということでなくその白さにひかれたからですね。

提案句は、太陽の下では幌をかけていたから意識しなかったが、木陰に入ったので幌を開けてみて、あらためて赤ちゃんの足の白さに感じるものがあった、という句にしました。
木陰の柔らかな空気の中で、前句の「素足」の気持ちよさも言わずもがなで伝わってきます。

よろしくお願いします。

点数: 0

モルタルの壁を叩ひて氷雨かな

回答者 なお

添削した俳句: モルタルに氷雨の鈍く響きけり

こんにちは。げばげば様、いつも勉強させていただいております。

拙句に毎回コメント有難うございます。励みにして向上目指します。

御句、この季節に氷雨?私のような季語素人は、氷雨と言えば「♪外は冬の雨まだ止まず〜」という往年のヒット曲が思い浮かび、冬に降る冷たい雨のことかと思っていました。
調べましたら、夏も冬も季語として存在し、夏は雹のことを言うのですって?すごい!
私は雹って馴染みがないです。霰は数回経験しましたが。
精力的に描写を学ぼうとする姿勢。その姿勢を私も学びたいと思います。

74さんが、モルタルでいいですか?と心配なさっていますが、同感です。モルタルは壁ですからね。でもここは、屋根ではなく壁まで直撃する横なぐりの雹、と解釈しました。

提案句について。原句では、なんとなくモルタルが主役っぽかったので、提案句は語順を変えてみました。また、「壁」を入れさせていただき、それを氷雨が「叩く」としました。昨日までの私なら「濡らす」としてましたけど。

しかし雨かんむりの漢字は難しいです!

点数: 1

「冷房機着ることの無きスーツ有り」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 冷房機着ることの無きスーツ有り

鳥田政宗様、こんにちは。

御句、「着ることの無きスーツ有り」はさまざまな解釈ができますね。
1. 仕事がカジュアルな服装でよくなった。
2. テレワークで、スーツ着て会社に行く機会がなくなった。
3. 定年退職して、もはやスーツを着ることもなくなった。
4. スーツを着て仕事に行きたいが、ただ今失業中。
5.太ってしまって着られなくなった。
6. 趣味が変わって/形が古くなって着たくなくなった。
7. そのスーツの持ち主が亡くなった、または出ていった。
8. (特に女性の立場で)ここに替えのスーツを置いている彼が最近来てくれなくなった。

どれをとっても一句浮かびますね。

ちなみに、「冷房機」などと言うと、オフィスとかにある大規模なものを想像します。「自室」ならエアコンでいいのではないでしょうか?

点数: 0

未だ謎女の子らの夏休み

回答者 なお

添削した俳句: 今だ謎女の子らの夏休み

こんにちは。負乗様、いつも勉強させていただいております。

御句、大人になった今の心境ならそのまま「未だ謎」ですね。どうでもいいけど「今だ」ではないと思いますよ。

子どもの頃の心境なら「謎多き」でしょう。その場合、提案句として
 謎多きクラスの女子の夏休み
と置かせていただきます。

私は姉と妹にはさまれ、結婚してからは娘も出来ましたが、夏休みは、とにかく部活、それから家の手伝い兼趣味(料理とかお菓子作ったりとか、手芸とか)、親と買い物、女友達と買い物(原宿とか渋谷とか)、あとコンサートとかも行ってましたね。そんなところかな。え?別に教えてくれなくてよかった?
失礼しました!

点数: 1

この花火終わるな今宵この季節

回答者 なお

添削した俳句: 宵に咲く千歳に輝け七色の

ねうさん、こんにちは。

御句、句だけ読ませていただくと、何をおっしゃりたいのかよくわかりませんね。
ところがコメントを読ませていただくと、とてもよくわかります。
ですから、コメントのようなことをそのまま言えばいいのに、なぜかそうは出来ないのですよね。

このおじさん(私)は、仕事で、人の作ったあるものを作り直す仕事をしています。俳句とは全然違いますよ(笑)。企画書と作品を見比べて、作者の言いたいことが伝わる作品になっているかチェックします。すると、優秀な作品は、思っている通りのことが作品に出ていて、ダメな会社は、企画書ではいいことを言っているのにそれが全然作品に表れていないのです。それは何故か?
特別な言葉や、カッコいい言葉、あるいは専門的な言葉を使って、さらにこねくり回してしまっているのです。もっと普通に、素直に、簡単に言えばいいのに…といつも思いますが、それではダメだと思っているのでしょうね。

俳句も同じ…とは言いませんが、似ているところはあります。

ねうさんの句。普段このようなことをおしゃべりしているのでしょうか?違うでしょう。俳句だからと構えてしまっていませんか?
俳句は、季語をーつ入れて、五七五で詠む。それだけです。季語はたくさんあるし、五七五は日本人には馴染みやすい音調です。

提案句は、そんなに上手いものではないけれど、ちょっとは参考になるかもと置かせていただきました。

夏の終わりは本当に辛い。でもあなた方にはあと何十回も夏は来ます。私にはあと…数えるほど。それこそ夏の終わりどころか人生の終わりですよ。悔いないように生きないと(笑)。

点数: 1

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