俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1310ページ目

「手土産の梨食らう友しゃくしゃくと」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 手土産の梨食らう友しゃくしゃくと

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。
御句、手土産にと持参したお友達のほうがいい音を立てて食べ始めたという句。面白いですね。でもそのお友達も、自分が梨が好きで美味しそうだと思ったからお土産に持ってきてくれたのでしょう。

さて御句、俳句からは、しゃくしゃくと梨を食べているのは確かにお友達だとわかりますが、手土産に持ってきたのは誰だかわかりませんね。ご自身のコメントにあるように、お友達が作者のところに持参したのに、作者が剥いたらお友達がしゃくしゃくと頬張った、とも読めますし、逆に、作者がお友達のところに持参して、それをお友達が剥いて食べているようにも取れます。
原句のままでは、お友達が、誰かの手土産の梨をいい音を立てて食べている、という「だけの」句になります。どうしましょう。

提案句ですが、

・お持たせの梨食らう友しゃくしゃくと

確か「お持たせ」だと、自分で持ってきて自分で食べる意味だったと思います。

点数: 1

「片づかぬ蔵書雪崩れて秋の暮」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 片づかぬ蔵書雪崩れて秋の暮

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、雪崩落ちるくらいの蔵書があるというのはすごいと思います。私はそんなに本がないので崩れ落ちませんよ(笑)。

御句について、細かいあら探しのようで恐縮ですが、道場ですので気がついたことを言わせていただきます。

積み上がった本が崩れる様子って、雪崩のようでしょうか?上手く言えませんが、ちょっと形が違うと思います。
また、げばさんと同じで、私も「蔵書雪」が崩れるように読めました。そんな誤読のリスクを犯してまで雪崩にこだわることはないと思いました。単に崩れるでいいのではないかと。雪崩という、冬のような字面なのに春の季語を使わなくてもいいと思いました(ここでは季語としては働かなくても)。
上五も、片付かなくても散らかっているだけであれば崩れません。片付かないというより積み上がっているから崩れるのでしょう。

そこで提案句は、

・積み上げし蔵書崩れて秋の暮

と置かせていただきます。

点数: 1

「みずみずし石と思へる梨むけば」の批評

回答者 なお

添削した俳句: みずみずし石と思へる梨むけば

こんにちは。よし造様、いつもお世話になってます。

御句、初読で思いきり共感しました。私も、なんだか見た目は美味しくなさそうなのに、剥いてみたら結構ジューシー、食べてみたら「なんじゃこりゃ!」と感激した梨があります。
品種名とかまるでわかりませんが、総じて梨は外見はあまりみずみずしい感じしませんよね。割と固そうで。しかし食べてみるとあの独特のシャクシャク感。たまらないですね。

提案句ございません。そのままいただきます。ごちそうさまです(笑)。

私はかつて、秋の早い時季に梨の句を投稿しましたが、本当の旬は今頃なのでしょうか?

点数: 1

「照紅葉セーラー服の有権者」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 照紅葉セーラー服の有権者

こんにちは。小西晴菜様、いつもお世話になってます。
御句を拝読して感銘を受けました。実は私は、地域で選挙に関することをしております。といって。政治家ではありません(笑)。
選挙権を有する方々に広く投票を呼びかけるようなことをしております。一般の年齢層にはもちろん、若者、特に新しく有権者になった方々には投票に来ていただきたいのです。政党は関係ありません。
小西さんがおっしゃるように、今の政治や選挙制度等には数々の問題があるとは思いますが、選挙制度は民主主義の根幹であり、長い何月をかけて勝ち取った大事な権利であります。権利を取得したら行使してほしいのです。
このことを話し始めると長くなってしまいますが、小西さんも問題意識は高くていらっしゃるのに、「セーラー服の有権者」と、いともあっさりと、爽やかに情景を切りとって訴えかけています。この説得力は、私のような者がコメントの制限字数いっぱい使っても語りきれないものです。
照紅葉という季語もいいですね。紅葉ではありながら、若さが感じられます。

点数: 2

「運動会小粒跳ねれば親の声」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 運動会小粒跳ねれば親の声

ぴよこさん、こんにちは。初めまして。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。

コロナ禍で、お子さんを遠くからしか見ることができないのは残念ですねー。でも親御さんはまだいい。それ以外の関係者は来場自粛を依頼されましたからね。まさに感染(観戦)対策です(笑)。

さて御句。お子さんたちを「小粒」との表現。ピッタリで可愛らしいですね。小粒が跳ねると親の声があがる。よくわかります。
ただ俳句としては、「◯◯すれば◯◯だ」という構成は初心者には難しいと言われています。というのは、俳句は一瞬の情景を切り取る文芸で、五七五以外に説明文等も付かない簡潔な構造だからです。
ところが「◯◯すれば◯◯だ」という構成は、えてして原因・理由の説明や時間の経過を意味することが多くなります。それは俳句の目指す方向とは少し違ったものになりがちです。
もちろん、「◯◯すれば◯◯だ」という構成でも名句は数多あります。でもそれは名を残した俳人の作品ですから。

ということで、私の提案句ですが、次のようになります。

・運動会弾む小粒と親の声

お子さんの跳ねる姿と親御さんの弾む声を一緒にしてしまいました。
あまり上手くありませんが、他の方々がいいご提案をしてくださるでしょう。
そちらをご参考になさって、ぜひまたご投句ください。お待ちしてます。

点数: 1

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