俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1308ページ目

「もういいよ枯葉ガサゴソみいつけた」の批評

回答者 なお

添削した俳句: もういいよ枯葉ガサゴソみいつけた

こんにちは。小西晴菜様、いつもお世話になってます。
可愛らしい句を有難うございます。かくれんぼや鬼ごっこは詩情に溢れていますよね。でも、子どもの遊びなだけに、大人の鑑賞に耐えるものを作ることはかえって難しいのかもしれませんね。

私は御句は話し言葉を使って面白い構成だと思います。ただ、私的に残念なのは、上五と下五のセリフの話者が違うために情景が今一つわかりにくくなっている点です。漫画のように、セリフの吹き出しの尖ったほうがどちらを向いているか見えればいいのですが、俳句はそうはいかないですからね(笑)。
そのために、「枯葉ガサゴソ」が、隠れた子の周りの枯葉がガサゴソしたのでわかったのか、鬼役の子が、枯葉をガサゴソやって探し出したのか、わからなくなってます。

そこで私の提案句ですが、話者を一人に統一して、

・もういいよ枯葉ガサゴソもうバレた

これは、隠れた子が枯葉をガサゴソしてしまったので見つかってしまった!と言っている句です。

一方、

・もういいかい枯葉ガサゴソ見いつけた

これだと、鬼役が枯葉をガサゴソ掻き分けて探し出した句になります(でも、隠れた子がガサゴソしたようにも取れますね)。

いずれにせよ、かくれんぼは外でやってほしいです。子どもが小さいとき、お友だちと狭い家の中でやられた時は閉口しました(笑)。

点数: 1

「筆跡の異なる文字や古暦」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 筆跡の異なる文字や古暦

こんにちは。あつこんさま、いつもお世話になってます。

この句の訂正版が出ているようですが、げばさんと同じく私もこちらの句のほうが好きです。ただ、「筆跡の異なる文字」は重複感があります。変えたいなと思いましたが、訂正版が出ている句に何か申し上げるのもおかしなことですのでやめますね。

私もげばさんと同じく、二つの句を統合した提案句を置かせていただきます。

・晩節を語る書き込み古暦

点数: 0

「咳すれば人目気になる電車内」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 咳すれば人目気になる電車内

ちゃあきさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。
私の俳句もよく川柳みたいになることがあります。自分の感情とともに世相を詠んだりしてしまっているからですよね。それも皮肉や諧謔を伴って。
自然の一瞬の描写である俳句との違いは、私もある程度わかってきました。

御句、ちゃあきさんのこの心境、情景よくわかります!私も咳やくしゃみが出た時は、周りの様子を伺ってしまいますよ。大丈夫かな、白い目で見ていないかな、遠ざかっていないかなって(笑)。
もっとも、必ずマスクしていますし、正確に言えば咳でなくて咳払いなのですけどね。オヤジですから一緒か(笑)。

さて御句、川柳みたいになっているのは、自分が主役で自分が勝手に思い込んでいる心境の句だからではないですか?要するに、咳をした人が人目を気にしているということで(そりゃ当たり前ですが)、情景の描写になっていないからですね。

私の提案句ですが、

・咳一つ変わる電車の空気かな

私は自由律俳句は苦手なのですが、尾崎放哉の「咳をしても一人」という句は忘れられません。
考えようによっては、咳をしたら一斉に振り向かれる状況は幸せなのかも?

点数: 1

「もう師走時よ戻れとこの二年」の批評

回答者 なお

添削した俳句: もう師走時よ戻れとこの二年

肥川成可さん、こんにちは。御句の感想と提案句を、置かせていただきます。

御句、悪くないです。お気持ちわかります!本当に「コロナ憎し」ですね。コロナが流行り出した2019年の暮れは、母が亡くなり介護から解放され、同時に、仕事も責任あるラインから外してもらって少し楽になったので、元気なうちに色々なところに出かけて色々な人に会い、美味しいものを食べて色々見たり聞いたりしようと思っていた矢先のことでした。
お若い方々はまだいいですが、私のように残り少なになった者としては、足腰の丈夫なうちに行動しておかないと。それを足止めされたので焦りがありましたよ。

余談が長くなり失礼しました。御句ですが、語順のせいで今一つわかりにくくなっていませんか?
それと、大多数の人は、あ、コロナのことだな、とわかるとは思いますが、何年後かに読まれた場合でもわかるようにしておきましょう。

・もう師走時よ戻れよコロナ前
・もう師走コロナの前に時戻れ

上五の「もう師走」は、季語でもあるので変えませんでしたが、厳密に言えば、年の瀬を迎えることとコロナ憎しと思う気持ちとは別のもののように思います。ですので、ことさらに「年末」「年の暮れ」を意味する季語でなくても十分いけると思いますよ。

点数: 1

「凍玻璃に好きという字のあどけなさ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 凍玻璃に好きという字のあどけなさ

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、なんだかこちらが照れてしまうような青い記憶ですね。こんなこと、ありましたねー。恥ずかしい。

しかし御句、すごいですね。いきなり「凍玻璃」とは。私はかつて、ガラス製品の販売をしていたので玻璃はわかりましたが、一般の人はわかりますかねー。
逆に中七以降がわかりやすくなってます。なんだか「あどけなさ」と呼応していますね。

提案句として、上五をもう少しわかりやすい言葉にしたらどうかなと考えたのですが、せっかく卯筒さんが考えた洒落た表現ですから、このまま鑑賞させていただきます。

代わりに、提案句ではありませんが、御句に触発されて浮かんだ句を置かせていただきます。

・凍てついたガラスに指でI love you

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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