「天高し叫びを別つ分離壁」の批評
花見薫さん、こんにちは。初めまして。
私は基本的にサイトの全ての投句にコメントを差し上げるようにしております。特にはじめての方には、実は私も初心者で同じ立場ですので、出来るだけわかりやすく、ご返信するようにしています。
その私が、申し訳ないことに、花見さんの最初の句には、全く気がつきませんでした。本当にごめんなさい。これが二句目なのですね?失礼しました。
それでは、御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、まず初読では、コロナ禍で、なかなか思うように会話ができず、変な壁越しにしか喋れない、ということをお詠みになったのかと思いました。そう、分離壁とは、感染対策のアクリル板か、オフィスのパーテーションのことかと思いました。時事問題のわかっていない愚か者とお笑いください。
ご自身のコメントを拝読して、二句目と知って驚いたのと、もっと驚いたのは、この分離壁がそんなに重いものであったことです。まるで想像だにしませんでした。
まして季語
が「天高し」。気持ち良い秋の日、畑の上に広がる空を鳥が舞っているようなイメージ。ミスマッチとは言いませんが、とにかく私の理解を超えていました。
そもそも、内容に、秋のしみじみした風情は関係ないですね?中東に思いを馳せる鑑賞力がありませんでした。
そんな立場で提案句もないものだと思いますが、例えば、例えばですけど、
・中東の分離壁にも秋の風
とかであれば、私のような者もなんとか、ついていけると思います。
いずれにしましても、今回は情けないので、他の方々のご意見をご参考になさってください。次はよろしくお願いします。