俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1307ページ目

「炎天やシャンプー台にへばる髪」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 炎天やシャンプー台にへばる髪

げばげば様、いつもお世話になってます。

御句にコメントしていないことに今しがた気がつきました。すでにたくさんの方々がコメントなさっておられるので、もはや私の出る幕でもない。でも出てきました(笑)。

どこかにげばさん自身の種明かしのようなコメントもあったと思いますが、忘れてしまったので一からのスタートです。すみません。
まず、「へばる」って、「へばりつく」という意味でいいのですよね?
疲れ切るというのは「へたばる」とか「ばてる」とは言いますが、へばるとは言わないような…。でも地方により言うかも。
それから季語の「炎天や」ですが、拙句「炎天や敢へて始める野良仕事」のように、「クソ暑いじりじり照りつける太陽の真下」というイメージがあります。まさかそんなところでシャンプーしないでしょうから、これは、炎天下を美容院とかに出かけた、という意味ですね。
そしてシャンプーしてもらって気持ちよくなり、顔を拭いてもらって目を開けたら、自分の髪が洗面台にへばりついていた。その情景を詠んでおられますね。
でもげばさん、気持ちよく洗ってもらったにもかかわらず、美容師さんに「なんてことをしてくれたの!こんなに抜けちゃったじゃないの!」とか怒らないでくださいね。理美容師さんは、「もっと強く、ちゃんと洗ってください」みたいなことを言われるのは恥とのことで、かなり力を入れて洗っているそうですので。

もはや自分の髪が残り少なくなってきているなら「嗚呼!なんてこと!」と悲嘆するでしょうが、げばさんはまだ大丈夫でしょ?

点数: 1

「亀の子の七転び十五起きかな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 亀の子の七転び十五起きかな

げばげば様、いつもお世話になってます。

拙句「野良仕事」ご評価ご添削有難うございました。励みになります。

御句。亀の子は元気があるし、身体に比べて手足が大きいのでひっくり返っても起き上がれるようですね。
その代わりに、私のような年寄り亀は、ひっくり返ったらそのまま起き上がれないようです。なんだか暗示的ですね。
いずれにしても、起き上がろうと一生懸命な子亀の様子はなんとも可愛らしいもので応援したくなります(…手を貸してあげれば…)。

ところで私は、かねがね「七転び八起き」という言葉に疑問を感じでおりました。何回転んでもその都度起きる、諦めない姿勢が大事だという教訓はわかるのですが、起きる回数が一回多いのではないかと。七転びなら七起きだろうと。
そこへ持ってきて今回はげばさんが十五回も起きると。もう理解の限界を超えています!(笑)

ですのでノーコメントでそのまま鑑賞させていただきます。
でも、七転び七起きでは当たり前過ぎてことわざにも名言にもならないか…。

点数: 1

炎天やゲリラ豪雨の影もなく

回答者 なお

添削した俳句: 炎天やゲリラ豪雨の影もなし

ドロップ様、いつもお世話になってます。

御句、ゲリラ豪雨で被害が出て、しばらくはそこかしこにそのつめあとが残っていたけど、もはや何もないよ、いう様を詠むのであれば、影でなく「跡」がいいかなと思いました。しかしそこまで言及せず、先ほどまですごい勢いで降っていたが今はカラッと晴れている、というだけのことであれば、影でいいですね。

提案句では、下五の「影もなし」を「影もなく」とさせていただきました。先に続く印象を持たせたつもりです。

点数: 1

目覚めれば蕎麦を打つ音朝曇り

回答者 なお

添削した俳句: 朝曇り蕎麦打つ音で目が覚める

お盆さん、こんにちは。
見たら前回のご投句は昨年の夏。まさか、毎年お盆の時期にこの世に戻ってきて投句するのではないですよね…。次は来年の夏とか…。(笑)

御句、そんな朝っぱらから蕎麦を打つとはどんな家だ?と思ったら、お蕎麦屋さんだったのですね。お友達はもう起きて蕎麦を打っていたのでしょうか?それとも親父さんとか?いずれにしてもいい感じの句ですね。
ただ、他の方々がおっしゃっているように、「(お蕎麦屋さんで)そばを打つ音で目が覚めた」という報告みたいになっているところが少し気になり、提案句を置かせていただきました。

この日は朝食に打ち立てのお蕎麦が出たりしましたか?私は「人類は麺類」をモットーとする蕎麦食いですが、昨日、家の近くの美味い蕎麦屋で食事したのでうらやましく思いません!

点数: 1

「炎天や融ける描写の似合う都市」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 炎天や融ける描写の似合う都市

こんにちは。イサク様、いつも勉強させていただいております。

拙句「野良仕事」ご評価ご添削有難うございました。励みになります。

御句、真夏の、アスファルトとコンクリートに囲まれて、冷房の室外機から出る熱風に煽られたジャングルのような都会の様子が浮かんできました。なんだかこういうシーンって、昔からよからぬことが起きる舞台設定のようで、風流な「自然描写」とは程遠い印象を持ってしまいます。そこを「融ける」という措辞で、これまた不安定さを増幅させる。
この舞台は大都市でなければ成り立ちませんね。そして私は、全てのものが熔けてしまうような暑さの「炎天」という措辞は、この句と切り離せないと思いました。こういう時にこそこの季語を使うのではないかと。

少し古いですが、YMOの「テクノポリス」が頭の中で流れています。

点数: 1

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