「風薫る脚にもさわる波の音」の批評
山田太郎22さん、こんにちは。初めまして。22はご年齢ですか?それとも阪神タイガースの田渕の大ファンだったとか?知らない?失礼しました。
御句拝読しました。お気持ちはわからないでもないですが、正直言ってわかりにくいですね。
上五の「風薫る」、これは素敵な季語ですが、中七以下との相性でいうと「?」が付きます。ただちょっとこれは置いておいて、中七以下ですが、「脚にもさわる」と言うと、脚以外のどこかにもさわっていることになりますね。これがわからない。
次に、さわるのは波かと思うと、そうとも読めますが、波の音がさわるようにも読めます。これもわかりにくい。
コメントで、「波の音が体にも伝わることを表現したい」とのことですが、「体にも」とは、他にはどこに伝わるのでしょうか?
この辺がはっきりしないので、わかりにくくなっているのです。
波の音を耳で聞くだけでなく、体じゅうで感じているということを伝えたいのであれば、そのように言いませんか。
・白南風や全身で聞く波の音
・身体じゅう波の音聞く土用東風
「風薫る」がどうも5月とか新緑とかのイメージで、夏の海と合わないような気がしましたので、勝手に読みにくい季語を置いてしまいました。
一句目は「しろはえや」、二句目は「どようこち」と読みます(意味は調べてください)。
他の方々のコメントも参考になさってください。