俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1304ページ目

「不義の跡消えろスマホを夏の海」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 不義の跡消えろスマホを夏の海

こんにちは。菊水様、いつもお世話になってます。

御句、これはしりとりゲームの中で出てきましたが、すごい状況ですね。

心の底から共感します、というのもまずいかもしれませんが、よくもまあこういう句がパッと出てくるものだと思いました。

以前私は、夏のある日、船から指輪を海に投げ入れたことがあります。その時は、なんとも言えない妙な感情が心の中にもわもわ〜っと沸き出てきました。これでよかったのか?後悔しても取り返しはできない?いや、自分でしたことだ…。
御句拝読して、その感情がよみがえりました。

私の場合は投げ入れたのは自分でした。御句もそうだと最初は思ったのですが、そうでないなら話が全然違ってきますね。

Aパターン:不義をしたのは自分で、その証拠を消すために(過去と訣別するために)自分のスマホを投げ入れる。
Bパターン:不義をはたらいた相手のスマホを奪い取り、作者が投げ入れる。
Cパターン:不義をはたらいた相手からスマホを渡され、合意の上で作者が投げ入れる。

私はAパターンと思っていたのですが、BやCかもしれません。まるで小説かドラマのワンシーンですね。

舞台設定としては、夏の終わり頃が最も適しているかと思いますが、他の季節でもそれぞれのドラマ感は出ることでしょう。

長々と失礼しました。すごい句です。

点数: 0

草刈りのエンジン音や風渡る

回答者 なお

添削した俳句: 目閉づれば草刈り音の残暑かな

こんにちは。負乗様、いつもお世話になってます。

御句、なんとものどかな雰囲気が伝わってきますね…。
「草刈り」と「残暑」で季語が二つになると思いました。どちらか一つにする場合、やはりここは「草刈り」は外せないだろうと。

ご自身のコメントに簡潔に句意がまとまっていましたので、提案句はそれをそのままいただいて、
 草刈りのエンジン音の心地よき
としたのですが、今一つ「そのまんま」だなと思いまして、下五に季語にならずに気持ちがよくて目を閉じたくなる五音を置いてみました。

よろしくお願いします。

点数: 1

「老猫のあだ名を呼べば秋うらら」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 老猫のあだ名を呼べば秋うらら

こんにちは。卓鐘様、いつもお世話になってます。

御句、初読では、飼い猫さんと思いましたので、なんで飼い猫をあだ名で呼ぶのだろう?とか思いました。飼い猫の場合、本名=呼び名であって、あだ名の出番はないのでは?と思ったからです。例えば、タマはタマでしょう、というように。
ところがご自身のコメント拝読したらご近所の野良猫ちゃんだと。いっぺんに考えが変わり、理解しました。要するに、「あだ名」というより「自分で勝手につけた呼び名」ですよね?それならウチの近所にもいて、私も勝手に名前つけて遊んでいます。
そんなことしているのも、する気になるのも秋うららだからですよね。
共感できてホッとしました。

点数: 2

名を言へる花の少なさ山の秋

回答者 なお

添削した俳句: 名も知らぬ花ゆらり揺れ山野秋

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、きれいな句ですね。私も山歩きをしていた頃は、山へ行くたびにこのように思っていました。
その頃は俳句はやっていませんでした。それでもそのように考えていたということは、少しでも俳句をやろうと思う人は、誰でもこのように思う=詠むのではないかと。

先にげばさんが詳しく書き込んでおられますが、この私でも「名も知らぬ花がゆらゆら揺れる」という措辞は、かなり使われてきたので、何かもう一つ加えたほうがいいのではと思ったりします。

私なりの言い換えをしてみたのが提案句です。
卯筒さんは花の名前にお詳しくて、この時揺れていた花だけがたまたま名前を知らない花だったかもしれませんが、私は名前を知らない花がほとんどです。そこで、「名も知らぬ花が揺れている」を、「名前を知っている花はほとんどない」と言い換えました。
最初は、
 名を言へる花の少なし山の秋
でしたが、咲き乱れる花々の中で、何も知らないでいる自分を情けなく思う気持ちを入れて、
 名を言へる花の少なさ山の秋
としてみました。

今年は、花の写真を撮れば瞬時に名前を答えてくれるアプリを入れました。超便利。しかし、名前を覚えようという意欲は少し薄れてしまいました(笑)。

点数: 0

「銀杏青し今朝もう五度めの救急車」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 銀杏青し今朝もう五度めの救急車

こんにちは。小西晴菜様、いつもお世話になってます。

御句、病院の方々のご苦労は計り知れないものがありますが、ご近隣の方々もこのように心労がおありなのですね。お察しします。
救急車というのは、見ても、サイレン聞いても、言い知れぬ不安感が心をよぎりますよね。できれば一生、乗りたくもないし呼びたくもないですね。

「銀杏青し」については、私は、銀杏が青いのだから夏のことだろうと思いました。黄色なら秋、散ってしまえば冬だ、というざっくりさです。
コメントを読んで、今は銀杏が青いからまだコロナで大変なのは仕方ないけど、あの銀杏が黄色くなる頃には落ち着いてくれたらなぁ、という意味が込められていると。
「今朝もう五度目の」という措辞は、お気持ちはわかりますし、私もこのように詠むと思います。しかし、ちょっと言い換えてみました。

 銀杏青し今朝も幾たび救急車
「昨日も一昨日もサイレン聞いたよ。それも一度ならず何回も。今朝も、もう何度目かわからないくらい聞いたよ〜」という意味といたしました。具体的なほうがいいとは言われていますので「五度目」の扱いを悩みましたが、この回数に特にこだわる必要はないのではと思い、外させていただきました。

サイレンの音が気にならない日が早く来るように私も祈ってます。

点数: 1

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