「病院の窓に顔あり運動会」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 病院の窓に顔あり運動会
こんにちは。よし造様、いつもお世話になってます。
御句、私は初読でとてもいい句だと思いました。
私は、学校の隣が病院で、そこに入院している患者さん、特におじいさん、おばあさんが窓から運動会を見ているのだと思いました。
眼下で走ったり踊ったりしている子たちは全然知らない子。だけど孫のような年の子たち。本当の孫はいなかったり、いても見に行けないけど、ここからなら楽しめる。
病院側も、患者さんに「皆さん、今日は隣の幼稚園/学校が運動会なんですよ。見ませんか?」とか言って、車椅子を押したり、椅子を並べたりしている。おじいさんやおばあさんは、ニコニコしながら見て、届かないけど声援を送ったり、拍手をしたりしている、そんな光景を思い浮かべました。
数年前にある温泉に旅行した時に、たまたまそこでマラソン大会がありました。コースには老人ホームがあり、そこのおじいさんおばあさんは、車椅子で沿道に出て、日向ぼっこがてらランナーに拍手をしたりしていました。コロナのコの字もない時代のことです。それと似たような光景です。
しかし、ご自身のコメントを見たら、全然違いました(笑)。なるほど、そういうことでしたか。
そういう情景には思いが至りませんでした。
この私の読みは私の中では残させていただくものの、これからはそういう情景にも思いを馳せることの出来るように精進しますm(_ _)m。
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