俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1303ページ目

扇風機夜半弱めて虫の声

回答者 なお

添削した俳句: 扇風機弱める夜起き虫の声

みのるさん、こんにちは。初めまして。御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句、このくらいの季節になると、そのお気持ちわかります。明け方は特に涼しさを感じますね。もちろんまだまだ暑いのですが、35度以上の猛暑に慣れた身体には、時に寒いくらいに感じますね。

季語、夏の「扇風機」と秋の「虫の声」が重なっていますが、げばげばさんのおっしゃる通り、扇風機は弱めますので(私は止めたいが)、ケンカしませんので今回は「虫の声」の句となりますね。

御句、私は語順が気になりました。「夜に起きて弱める」のですよね。原句では「弱めてから起きる」ように読めます。
提案句は、その語順と、起きずに弱めることは出来ないので、その辺を調整してみました。また、

 扇風機止めし夜半の虫の声

これはもう、弱めないで止めてしまった句です。健康のためには、もう止めてもいいのではないでしょうか?(笑)

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「山容のどっしり迫り九月かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 山容のどっしり迫り九月かな

こんにちは。藤井茂様、いつもお世話になってます。

御句、共感するところ大です!気持ちのいい句ですね。

御句拝読して、少し前に詠んだ拙句を思い出しました。

  朝顔を抱えて帰り夏休み

私は、「子どもたちが学校から朝顔の鉢を抱えて帰り、さあ、いよいよこれから夏休みだー!」という気持ちをこめたかったので、このようにしました。しかし何人かの方々から、

  朝顔を抱えて帰る夏休み

のほうがいいのではないか、とのご意見をいただきました。

この度の藤井さんの御句

 山容のどっしり迫り九月かな

も、「山容がどっしりと迫ってくるようになってきた。(まだ八月だけど、)いよいよ九月になるのだな。」というお気持ちではないかと思いました。

私の駄句を引き合いに出して失礼しました。

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「僧の出で月見用意の卓並べ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 僧の出で月見用意の卓並べ

こんにちは。久田しげき様、いつもお世話になってます。

御句、毎回情緒あふれる世界に誘っていただき有難き存じております。

御句、私は行基寺のお月見会の様子を全く存じあげませんが、一つよろしいでしょうか?

原句では、僧侶がお出ましになってから(なったので)お月見の用意をするみたいに読めます。しかし私の経験では、僧侶が登場する前に、寺務所の方とか、あるいは檀家の有志とかで用意をしておくのではと思いました。
ですので僭越ながら提案句として、
  僧を待つ月見用意の卓並べ
を置かせていただきます。

もし私が考え違いをしていたら申し訳ありません。その場合、今後のために、拙句のコメント欄に何か残していただけると幸甚です。よろしくお願いします。

点数: 0

「しゃがみこみ二人あやとり秋麗」の批評

回答者 なお

添削した俳句: しゃがみこみ二人あやとり秋麗

こんにちは。はや様、いつもお世話になってます。

御句、いいですねー。「しゃがみこみ」。なかなか「しゃがむ」という動詞は使えない、というか、日常生活であまり使わなくなりましたよね。お子さんがどこにしゃがんでいるかは別として、しゃがんでいるということは、その何かに気が集中している証拠ですよ。簡単な例では、蟻が何を運んでいるのかは、どうでもいい人は立ったまま見るでしょうけど、興味があればしゃがんで見ますよね。「しゃがむ」、侮れませんね(笑)。
下五を「秋うらら」と開いたほうがいいと思いましたが、これは卓鐘さんの老猫の句で、すでにご自身でお気づきですね。
あと私は、上五の「しゃがみこみ」、これを「しゃがみこむ」としたらどうかと思ったのですが、理論的にも感情的にも、きちんとした説明が出来ませんでした。
はやさんのお尋ねの「説明」の件も、残念ながら私は力不足です。何しろ仕事が「説明書の作成」なので(笑)、ホント、日々格闘中です。

はやさんに教えていただきたい!

点数: 3

「不義の跡消えろスマホを夏の海」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 不義の跡消えろスマホを夏の海

こんにちは。菊水様、いつもお世話になってます。

御句、これはしりとりゲームの中で出てきましたが、すごい状況ですね。

心の底から共感します、というのもまずいかもしれませんが、よくもまあこういう句がパッと出てくるものだと思いました。

以前私は、夏のある日、船から指輪を海に投げ入れたことがあります。その時は、なんとも言えない妙な感情が心の中にもわもわ〜っと沸き出てきました。これでよかったのか?後悔しても取り返しはできない?いや、自分でしたことだ…。
御句拝読して、その感情がよみがえりました。

私の場合は投げ入れたのは自分でした。御句もそうだと最初は思ったのですが、そうでないなら話が全然違ってきますね。

Aパターン:不義をしたのは自分で、その証拠を消すために(過去と訣別するために)自分のスマホを投げ入れる。
Bパターン:不義をはたらいた相手のスマホを奪い取り、作者が投げ入れる。
Cパターン:不義をはたらいた相手からスマホを渡され、合意の上で作者が投げ入れる。

私はAパターンと思っていたのですが、BやCかもしれません。まるで小説かドラマのワンシーンですね。

舞台設定としては、夏の終わり頃が最も適しているかと思いますが、他の季節でもそれぞれのドラマ感は出ることでしょう。

長々と失礼しました。すごい句です。

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