俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1282ページ目

「手術中一人の廊下秋時雨」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 手術中一人の廊下秋時雨

こんにちは。あつこん様、いつもお世話になってます。
ご主人の手術無事終わったようで、良かったですね。お一人でお待ちになっている間はさぞご心配だったでしょう。

私は最初の句にコメントしようとしていたところでした。げばさんもおっしゃるように、祈る、待つと動詞二つが良くないのではありません。あまり好ましくないのは、
・一つでも十分な場合
・主語が違う場合
・数に関係なく、入れなくても意味が通る場合などであろうと思います。

最初の句に対する私の提案句は、私は動詞を「や」で切るのが今一つ得意でないので、

・手術中祈り待つ身や秋時雨

としてはいかがかとお伝えしようと思っていました。

さて、読み直し句です。こちらのほうがいいと思います。俳句では感情は物(名詞)で語れ、と言いますからね。
こちらのほうの提案句としては、
・手術待つ一人の廊下秋時雨
でしょうか。「待つ」は入れたいですよ。
手術の際に廊下にいるのはもちろん手術を受ける当人ではない。それをげばさんは「手術中」のランプを見つめる景色にした。私は「待つ」を外せなかった。ここに違いが出ましたね(笑)。

点数: 3

「そぞろ寒ケーキの予約はしましたか」の批評

回答者 なお

添削した俳句: そぞろ寒ケーキの予約はしましたか

こんにちは。小西晴菜様、いつもお世話になってます。

御句、とても面白いなと思いました。
そうなんですよ、最近は暮れの商戦の開始が早いですよね。年々早まっています。先日、お歳暮ギフトカタログが届いたのですが、その日は天気が良くて、私は半袖Tシャツ一枚でしたよ。パラパラめくりながら、これって変だよな〜と思いました。

さて御句、面白いのですが、このセリフが誰から誰に向かってのものなのかが、実はわかりませんでした。パッと見には、晴菜さんから読み手に問いかけているようですね。思わず、「いえ、まだです」とか答えたくなる(笑)。しかし実際は、晴菜さんが「色々なところから聞かれているんですよ」ということですよね。
まあ、その辺はわからなくてもいいのかもしれませんが。

しかし私は、その辺をちょいとこだわって、次のようにしてみました。

・そぞろ寒予約を急かす町の声

オリジナルの晴菜さんのセリフのユニークさが消えて、面白みもない句になってしまいました。

これの前は、
・ご予約はお済みですかと町の声
・ご予約はお済みでしょうか冬隣
・そぞろ寒予約したかと町の声
これらをいじくり、上記提案句になりました。

点数: 1

「また一人袖黒く染め秋の空」の批評

回答者 なお

添削した俳句: また一人袖黒く染め秋の空

ダイスケさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、リストにある時点では、「袖」は「髪」の打ち間違いだと思いまして、まずはそこからお伝えしようと思いました。髪であれば、
「また一人髪黒く染め秋の空」
と、やんちゃな仲間がふざけた時代を過ぎて進学や就職に備えていく、そんな光景をとらえた佳句だと思ったわけです。
そしてご自身のコメントを見て愕然としました。なんと学ラン!?
全然違っていました。
そりゃ無理ですよ。学ラン着るのを袖を黒く染めると言うのは。

そんなわけで、私は、本来の句意とは全く違いますが、上記の

・また一人髪黒く染め秋の空

を置かせていただきます。

そしてダイスケさんの句意に沿った提案句は、他の方々から複数出ておりますのでそちらに賛同します。

点数: 0

「五時間目見上げて思う台風一過の空」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 五時間目見上げて思う台風一過の空

ダイスケさん、こんにちは。初めまして。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。

最初の句にコメントを差し上げようと思っていた矢先に、読み直しのこの句が届きましたので、こちらを読ませていただきますね。
ちなみに、最初の句に対する感想は、先にコメントを置いていらっしゃるお二方と全く同じです。

御句のこの情景はよくわかります。学生時代はもう何十年も前ではありますが、「さっきまでのあれはなんだったんだ?」というような天気の変わりようは体験しましたよ。

御句、まずは字余りを解消したいですね。俳句は五七五というのはご存知と思います。原句は下五がちょっと長過ぎますね。
次に、中七の「見上げて思う」。お気持ちはわかりますが、俳句の基本は「情景を描写して感情や心境を伝える」ことにあると思います。私はあまりそれに徹してないのでお伝えしにくいのですが、例えば「寂しい」というより、その気持ちはもう「秋」で表されている、みたいなことですかね。

私の提案句ですが、次のように置かせていただきます。

・五時間目台風一過の空眩し

ダイスケさんのこの改良句は、最初の句にくださったコメントをもとに読み直したのですから、その方々はまたご評価くださると思いますよ。
ご参考になさって、引き続きご投句ください。

後ほど、学ランのほうもコメントさせていただきます。

点数: 1

「秋の果夜行列車の読書灯」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋の果夜行列車の読書灯

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。

御句、情景がとてもきれいに浮かぶ、秋らしい、いい句ですね。

げばさんですので申し上げますと、上五の「秋の果」、これは素敵な季語ですが、次の夜行に「つき過ぎて」いますので(これはよし造さんおっしゃるように見た目の話です)、「果て」と「て」を入れる案に賛成です。
しかし、イサクさんの行く秋やはさらにいいと思います。
結局、よし造さんのコメントとまるきり同じですが、最初からそういうと読んでもらえないと寂しいので(笑)、回りくどくしましたm(_ _)m

あまり夜行列車で読書すると眼に良くないですよ。私はそれで近視が進みました。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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