「手術中一人の廊下秋時雨」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 手術中一人の廊下秋時雨
こんにちは。あつこん様、いつもお世話になってます。
ご主人の手術無事終わったようで、良かったですね。お一人でお待ちになっている間はさぞご心配だったでしょう。
私は最初の句にコメントしようとしていたところでした。げばさんもおっしゃるように、祈る、待つと動詞二つが良くないのではありません。あまり好ましくないのは、
・一つでも十分な場合
・主語が違う場合
・数に関係なく、入れなくても意味が通る場合などであろうと思います。
最初の句に対する私の提案句は、私は動詞を「や」で切るのが今一つ得意でないので、
・手術中祈り待つ身や秋時雨
としてはいかがかとお伝えしようと思っていました。
さて、読み直し句です。こちらのほうがいいと思います。俳句では感情は物(名詞)で語れ、と言いますからね。
こちらのほうの提案句としては、
・手術待つ一人の廊下秋時雨
でしょうか。「待つ」は入れたいですよ。
手術の際に廊下にいるのはもちろん手術を受ける当人ではない。それをげばさんは「手術中」のランプを見つめる景色にした。私は「待つ」を外せなかった。ここに違いが出ましたね(笑)。
点数: 3