「春寒しタグついたままワンピース」の批評
るるさん、こんにちは。
御句拝読しました。
季語
が近いことについては、先の方々のコメントをご参考になさってください。
私はどちらかというと、近い季語を使ったり、因果を強く入れるタイプで、昔からよく「なおじい句」と有名でした(笑)。
一般的には、「<季語>であるから<季語以外の部分>である」という構成、または逆に、「<季語以外の部分>であるから<季語>である」というような構成は「因果を感じる」といい、その距離感が近いと「季語が近い」というのではと。
御句、季語の近さ云々より、他のことでコメントします。
私は、タグをつけたまま着て歩いている人を見て、「あらまあ、家を出る時に誰も言ってあげなかったのかしら…」と思っている句かと思いました。
次に、いや、俳句
は基本的に自分のことだから、るるさんがこんなことをしてしまって、帰宅してから気がつき、「なんで誰も声かけてくれなかったのだろう…」と背筋に寒さを覚えた、という句かなと思い直しました。
どちらも全然違っていました(笑)。
ところで、「タグついたままワンピース」って、ちょっと違和感ありませんでしたか?
買ったままでまだ着ていないのであれば、
・春寒しタグの取れないワンピース
・春寒し吊るしたままのワンピース
こんなのもありかと思いました。役に立たないコメントで申し訳ありません。