俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1234ページ目

「曝書して一筆箋に魚目の字」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 曝書して一筆箋に魚目の字

こんにちは。久田しげき様、いつもお世話になってます。

御句、今回はこれが最も難解でした。
曝書とは、書物を虫干しすること、お日様に曝すことですね。
魚目の字とは、よく似せて書いてはみても本物ではない、ということで、昔の由緒ある書物を虫干ししている間に、折角の機会なので手近にあった一筆箋に墨跡を真似てみた、という句ですか?

あまりの格調の高さに感嘆し、読解のレベルの高さに当方の力の無さを感じました。
ある俳壇の選者をなさっている高名な俳人がいらっしゃるのですが、その先生の選ぶ句は皆難解で、こういうところに応募して入選するのはどういう人だろうと思っていましたが、久田さんのような方なのですね。よくわかりました。有難うございました。

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「太陽歌いたい向日葵逃げたい」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 太陽歌いたい向日葵逃げたい

こんにちは。ダック様、いつもお世話になってます。

御句、何をおっしゃっているのかさっぱりわかりませんね。ご自身のコメントを読んでも理解の足しになるどころか余計わからなくなりました。
他の方もちょっと困っていらっしゃるご様子。と思ったら、イサク様が「太陽も向日葵もどちらも助詞は「は」だった」とおっしゃっていますが、そういう種明かしはあったのですか?

この度私は、さんざん悩んだ末にこの句の独自の解釈をしてみましたのでご披露します。

太陽は、いつも自分の方を向いてくれるヒマワリを愛しく思い、愛情たっぷり熱光線を燦々と降り注ぎます。それだけでは飽き足らず、得意の歌を歌って聴かせます。オーソレミヨを思い浮かべてください。しかしそれが超下手くそ。聞かされるヒマワリはたまったものではない。ただでさえ暑いのに、あんな下手くそな歌を聞かされるのではもう逃げ出したいと思う。けれどしっかり根を張っているからそれは無理。仕方なくうつむいてやり過ごすしかない。「人間には聞こえないのかな、この下手くそな歌が。のんきに畑に入り込んで写真なんて撮っているけどさ…。ああ、また始まった…。」

いかがでしょうか?太陽とヒマワリの意外な関係!?ダックさんの意図とはまるで違うかもしれませんが、私は十分楽しませていただきました!有難うございました。

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独り居の人肌恋し暑き夜

回答者 なお

添削した俳句: 肌寒い心と逆に暑い夜

床の人さん、こんにちは。

御句を読ませていただきました。感想をお伝えして私なりの提案句を置かせていただきますね。

まず、「肌寒い心」。この違和感。肌寒いは秋の季語で、下五の「暑い」と相反しますね、いくら途中に「逆に」と入れていてもです。
また、「肌寒い」とは、文字通り、直接肌に感じる寒さのことであり、皮膚感覚を生かした季語である」と歳時記にも明記されています。これを「心」につなげるのは大いに違和感があります。
次に、先ほども言いましたが「逆に」。俳句では説明臭さを嫌います。これが「うらはら」とか、詩情のある措辞であればいいですが…。

提案句の上五は「ひとりいの」と読みます。ご参考に。

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「盆僧の十五軒目で来たりけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 盆僧の十五軒目で来たりけり

こんにちは。洋子様、いつもお世話になってます。

我が家にも仏壇はありますが、慣習として拙宅にお坊さんをお呼びすることはありません。しかし義兄の家では毎年お呼びしています。予定時刻は教えてくれるのですが、大体押せ押せになって、いつも大幅に遅れます。優先的に来てもらえるように、日頃から配慮しているのですけどね…。ですから洋子さんのお気持ちよくわかります。

原句このまま鑑賞させていただきますが、一つ言い換えが浮かびましたので置かせてください。

 盆僧の来たり十五軒目とな

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「向日葵達が真つ黒な顔で見てゐるんだ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 向日葵達が真つ黒な顔で見てゐるんだ

こんにちは。卓鐘様、いつもお世話になってます。
再登場失礼します。

拙句「炎天下チャラ男の押せる車椅子」ご評価ご添削有難うございました。

この場をお借りして、拙句について少し解説させていただくことを、どうかお許しください。

少し前の炎天下、信号待ちしていると近くにワンボックスカーが停まり、そこに一人のチャラ男が駆け寄りました。「なんだ、これから友だちと海にでも遊びに行くのか…!」とか、思っていたらドアが開き、中から車椅子のご老人が。チャラ男は下ろすのを手伝って、優しく押して近くのビルに入っていきました。この句はその時の情景を、私の反省を込めて詠んだものです。

ですので、「炎天下ではキツイので」と「風薫る」気候のいい時に詠み替えてくださった方々、それはとても爽やかな景色が思い浮かんで素敵なのですが、現実はこのような状況でした。

卓鐘さんは色々な見かたを示してくださって感謝です。
御句の場所をお借りして誠に申し訳ありませんでした。有難うございました。

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なおさんの俳句添削依頼

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点滴のスタンド歩く春廊下

回答数 : 22

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なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

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