「曝書して一筆箋に魚目の字」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 曝書して一筆箋に魚目の字
こんにちは。久田しげき様、いつもお世話になってます。
御句、今回はこれが最も難解でした。
曝書とは、書物を虫干しすること、お日様に曝すことですね。
魚目の字とは、よく似せて書いてはみても本物ではない、ということで、昔の由緒ある書物を虫干ししている間に、折角の機会なので手近にあった一筆箋に墨跡を真似てみた、という句ですか?
あまりの格調の高さに感嘆し、読解のレベルの高さに当方の力の無さを感じました。
ある俳壇の選者をなさっている高名な俳人がいらっしゃるのですが、その先生の選ぶ句は皆難解で、こういうところに応募して入選するのはどういう人だろうと思っていましたが、久田さんのような方なのですね。よくわかりました。有難うございました。
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