俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1232ページ目

「あえかなる赤子の足や日向ぼっこ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: あえかなる赤子の足や日向ぼっこ

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。またまた、温かい句をお詠みですね。有難うございます。

赤子の足と指でお迷いになったとのこと、正直、どちらでもいいと思います。投げやりになっているのではなく(笑)、どちらでも同じに、大人である自分にはない発見や、弱者に対する慈しみの愛情を示す効果が出ると思うからです。身体の部分を取り上げたことにより、単に赤子とするだけより、その効果は高くなります。

あと一つ、私も日向ぼこのほうがいいと思いますよ(笑)。

風花さんの句を拝読すると、心が穏やかになるというか、和らぎます。また聞かせてくださいね。

点数: 1

「枯葉とは騒音絶えし夜の思ひ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 枯葉とは騒音絶えし夜の思ひ

負乗さん、こんにちは。
御句拝読しました。「適当に」とかおっしゃりながら、このレベルの句を投稿なさる。すごいなと思います。
枯葉の、枝から離れる音、地上まで舞い落ちる音、風に吹かれて道の上を動く音、人や犬猫に踏まれる音…
そのいずれもが、騒音のある日中は気がつくことはできないですよね。
静かになった夜だからこそ、こうした声に気がつき、枯葉に思いを寄せる。
このままいただきます!

点数: 1

「あな寒し運河の船の欠航日」の批評

回答者 なお

添削した俳句: あな寒し運河の船の欠航日

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。結構考えてしまいました。
作者は、欠航ということを知っていて港に来たのか。
いや、違う。来てみて欠航と知った。それで余計に寒さが身に沁みた、ということではないかと思いました。
御句で私がいいなと思ったのは、上五「あな寒し」。
逆に、少し気になりましたのは、「運河の船の欠航日」。この理由はおそらく、ヒッチさんと同じではないかと思うのです(違うかもしれませんが)。
「欠航日」というと、毎週何曜日は欠航日とか決まっているような(実際はそうかもしれない)。でもおそらく、強風とかのために突然欠航が決まるのでしょう。ですから「日」を弱くしたいと思いましたのと、「運河の船の」は、私も「運河船」とかにできないかと思いました。その方が、句が締まるのではないかと思いました。春の日とかののどかなイメージであれば、「運河の船の」でもいいですが、寒い、がっかり感?とかには、「の」抜きの方が相応しいのではと思いました。
ヒッチさんのコメントの中の、「運河を渡る船」はいい感じと思いました。

提案句ということではなく、色々浮かんだ句を置かせていただけますでしょうか。

・運河船欠航と知りあな寒し
・欠航と知りあな寒き運河かな
・欠航す冬の運河を渡る船

あるいは、
・渡し船/連絡船/観光船欠航寒き運河かな

だいぶ違ってきたかと思い、申し訳ありません。
よろしくお願いします。

点数: 1

「燐寸するふと友の顔浮かぶ暮」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 燐寸するふと友の顔浮かぶ暮

東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。鍋の友ですか?東野さんはお友だち思いですね。その光景、わかります。

ただ、俳句としては、二、三点工夫できるところがあると思いました。

まず、「燐寸する」ですが、マッチはすらなければ何も始まらないので「する」のは当然、ということは、これは省くことができます。

次に、「ふと」ですが、俳句は大体、ふとした心の動きや発見を詠むものですから、これも省くことができます。

なにも、何でもかんでも省けばいいというものではないですが、省いても意味が通じるものは省いて、その分、読み手の理解を助ける、想像の枠を広げる言葉を入れた方がいいのではと思います。

最後に、「暮」を季語としてお使いかと思いますが、「暮」はこれだけでは季語になりません。「年の暮」にしたいです。

・年の暮燐寸に浮かぶ友の顔

こういうのでもいいかと思いました。
よろしくお願いします。

点数: 1

「潔し突風に舞う枯れ葉かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 潔し突風に舞う枯れ葉かな

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。いい感じですね。
「潔し」のように、作者の感情をまず表すのは、情景を描写する中で作者の心情を伝えることを基本とする俳句にはあまり馴染まないと言われています。皆さんのご意見はそこを踏まえていらっしゃいます。
ただ、御句の「潔し」は、作者の感情であって、枯れ葉の心境を推測したものではないですね。これを例えば「潔く」などとすると、枯れ葉の心境がわかるのか?となってしまいます。その意味で、「潔し」は正解です。ただ、ヒッチさんのおっしゃるように、感情ぶつけ感は和らげたいと思います。私も下五に持ってくるのは賛成ですね。

何をもって、「潔し」と思ったのか。おそらくは、枝からスカッと離れて飛んでいったさま、あるいは、路上の枯れ葉が一斉に吹き飛んださまをお詠みではと思いました。
なお、「舞う」は枯れ葉や桜の花びらにはピッタリの表現なのですが、それだけにあるある感が出てしまいがちです。ここは飛ばされた感を出して、

・突風に吹き飛ばされし枯れ葉かな
・突風に枯れ葉ちりぢり潔し

などもありかと思いました。よろしくお願いします。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

名の由来知らぬ世代や昭和の日

回答数 : 18

投稿日時:

関税はどこ吹く風や桜散る

回答数 : 25

投稿日時:

キャタピラに蝶のとまりて戦止む

回答数 : 23

投稿日時:

年ごとに歩く距離減る花見かな

回答数 : 21

投稿日時:

街道に名残の雪の消え残り

回答数 : 24

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

炎から奇跡の避難二日の夜

作者名 友也 回答数 : 1

投稿日時:

スケッチの風景画にもマスクあり

作者名 そうり 回答数 : 8

投稿日時:

店員の名札に狐島霧立ちぬ

作者名 卓鐘 回答数 : 5

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ