俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1232ページ目

「立つ鴫に両手ひろげる黄帽子の児」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 立つ鴫に両手ひろげる黄帽子の児

こんにちは。小西晴菜様、いつもお世話になってます。
拙句「コスモス」温かいコメントとご感想句を有難うございました。こんなふうに受け取っていただけると、ささやかな思い出ではありますが大切にしてきた甲斐があります。

さて御句。若干把握しづらい部分もありますが、なんとか一発で情景を捉えることができました。いい句ですね。

上五の「立つ鴫に」。私は、鴫が今にも飛び立とうとしている瞬間が、まるで水面に立ち上がっているようだと詠んでおられるのかと思いました。躍動感がありますね。
しかし、コメントを読むと、長い旅に出発するという意味での「立つ」でしょうか?それなら「発つ」がいいかもですね。
「鴫」は、コメントを読むまでは「鴨」とお間違えではないかと心配でした。私はシギは知っていますが、字が似ているので。そしたら余計な心配でした。失礼しました。
「両手ひろげる」。これも、私は鳥のマネとわかりましたが、何かを止めよう、防ごうとする仕草とも取れますね。
「黄帽子の児」。低学年の子どもたちを「きぼしのこ」とうまくまとめましたね。

このままで、その場の情景も小西さんのお気持ちも充分に伝わるいい句ですが、提案句をいくつか置かせていただきます。
・飛び立てる鴫に手を振る黄帽子の児
・発つ鴫と共に飛ばむと黄帽子の児

川が近くにあると、さまざまの動植物を見ることが出来ていいですねー。

点数: 1

メリケン粉溶きて水団震災忌

回答者 なお

添削した俳句: 第二回俳句しリとり実施中

73句目。
前句:メリヤスのチョッキに空を織りこめり

「メリヤス」とか「チョッキ」等の言葉、懐かしい耳触りですね。

拙句、食料難。水団は「すいとん」。私が子供の頃は父がよく作りました。

なお、私、前回「らず」で終えてしまい、ご苦労をかけて申し訳ありませんでしたm(_ _)m。

次は「いき」です。

点数: 0

「タコメータ右に振れたり希典忌」の批評

回答者 なお

添削した俳句: タコメータ右に振れたり希典忌

げばさん、何をおっしゃる。いいのがありますよ。

・ラズベガスカジノの街に秋の色

どう?ん?なんかおかしい?

点数: 1

「隅田川瞼のうらの揚花火」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 隅田川瞼のうらの揚花火

ベニバナさん、こんにちは。初めまして。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。私は偉そうに言うほど経験を積んでいるわけではありませんが、「厳しくして」とのご要望ですので、あえてキツいことも申し上げるかもしれませんがご容赦ください。

御句、他の方々もおっしゃっていますが、形式とか約束事の基本的なところは出来ていらっしゃいます。全体として、きれいな句ですよね。全くもって、隅田川の花火大会が中止になるなんて、考えられない事態ですよね。
ですからそれを頭の中で思い出して句に詠む。それはよくわかります。私も最初はそれをしていました。しかし、花火は、夏の夜空に大音響と共に華やかに開いてこそなんぼのもの。そして季語は、そうした情景をそのまま表すことの出来る力を持った言葉なのです。然るに、お気持ちはわかりますが、瞼のうらで懐かしんでいる場合ではないのですよ。
でも現実問題、今年も中止。ではどうしたらいいか?そうです。派手に開催されていた頃を、まるで今年のことのようにお詠みください。誰も「何言ってるんだよ。今年は中止だよ」などとは言いません。今年とか三年前とか、そういうことを詠んでいるのではなく、隅田川の花火大会の本質を詠んでいるのですから。
そうすれば、ベニバナさんの、今年は残念だったけど来年こそは、という気持ちはつたわり、読み手も「そうなんだ?隅田川の花火大会ってそんなにすごいんだ!?今度見てみたいな」という話になってきます。
そこで提案句です。
・隅田川大輪咲かす揚花火
・隅田川水面に映る揚花火
別に上手い句ではないし、言い古された感がありますけど、例として。

なお、ベニバナさんは「隅田川」を入れることの是非をお尋ねですね。これは、景色が具体的になるのでいいと言う方と、固有名詞で特定してしまうと想像の幅が限定されると言う方とがいると思います。
私としては、あくまで個人的な意見ですが、よほど何か、隅田川の花火大会の固有の特徴などを詠むのではない限り、あるいは、隅田川と名指ししないと句の良さが生きないとかでない限りは、固有名詞は出さないほうがいいと思う派です。その方が、読み手それぞれが自分の思い出の中にある花火大会に重ねて味わうことが出来ると思うからです。ですので、先程の提案句も、
・川の上大輪咲かす揚花火
・大川の川面に映る揚花火
とかのほうが、私は好ましく思うのです。

さて、ベニバナさんご自身のコメントを拝読する限りでは、ご経験が浅いとはおっしゃるものの、私たちのコメントをお読みになったご感想や、他の方々の投句に対する感想を書き込めるご用意がおありと見ました。ぜひ、投句しっぱなしではなく、「意見のやり取り」をしてみてください。このサイトは誰が先生とか、先輩とか、そういうことはなくて、みんな俳句好きの仲間です。安心してご投稿なさってください。

点数: 2

「金木犀ですかと通る人の言ふ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 金木犀ですかと通る人の言ふ

こんにちは。豆柴様、いつもお世話になってます。
御句、金木犀は香りが強いですからね。甘い、いい匂いですね。昔、トイレがキツい匂いを放っていた頃(「便所」の頃)、には、便所の外にこの木を植えて、匂いを消していたようですね。ですので、逆に、住宅で金木犀が植えてある場合は、そこが便所だとわかったそうです。
いや、別に、豆柴さんのお宅がそうだと言っているわけではないですよ。

御句、まだ咲いてなくて、咲くと「金木犀ですか?」と聞かれるのであれば、もう咲かせてしまいませんか?
・咲き出せば金木犀とや人の問ふ
・金木犀咲けばみな知るその名前

とにかくいい香りですよね、金木犀は。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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