俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1231ページ目

「古雛母と嫁ぎし夢をみる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 古雛母と嫁ぎし夢をみる

いちさん、こんにちは。
御句拝読しました。
ちょっとわからないのは、この「夢」は、憧れのほうの夢ではなくて、寝ている時の夢ですね?
それであれば、見ているのはどなたでしょうか?
一般論で言うと、俳句では、作者です。
解釈すると、古いお雛様が母親と一緒に嫁いできた夢を私が見た、ということですね?
と作者にお聞きするのも野暮な話ですが、そうだとして鑑賞しますと、なんだか違和感が。
というのは、このお雛様が、お母様と一緒に嫁いできたのは事実なのですよね?事実を夢に見た、ということ?

・母親と共に嫁ぎし古雛
・嫁入りの母の道具や古雛

事実と思うので、夢を外し、古雛は下五に移動してみました。
よろしくお願いします。

点数: 1

「焼野より道路横切る煙かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 焼野より道路横切る煙かな

中山瑛心さん、こんにちは。
御句拝読しました。焼野に集中していますね。
本句は二重詠嘆などの問題はありません。ただ、御句から光景を想像しますと、割とこじんまりとしたシーンが思い浮かびます。道路の反対側だけで野焼きをしていて、その煙が、ある一定の場所だけを、まるで道路を渡る歩行者のように行儀良く横切っていく。
それが狙いなら問題ないのですが、例えば、もう少しスケールを大きくしようと思えば、

・焼野原道路を覆ふ/塞ぐ/隠す煙かな

などもありかと思いました。もう、前の提案句を忘れているので、被っていたら申し訳ありません。
よろしくお願いします。

点数: 1

「子守唄しづかに終へていぬふぐり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 子守唄しづかに終へていぬふぐり

慈雨さん、こんにちは。
拙句「古民家」にコメントおよびご提案句を有難うございました。
古民家に、昭和を偲ぶのではなくて、少しの令和、面白いですね!
確かに最新式のエアコンや水洗トイレはあったかも(笑)。

さて御句拝読しました。いい句ですね。上五中七(季語以外の部分)がいいので、慈雨さんもおっしゃっていますが、いい意味で他の季語も、合わせられると思いました。
私はいぬふぐりの花は個人的に馴染みがありませんので、

・子守唄しづかに終へて木の芽風

とさせていただきました。屋外でも、屋内でふっと窓から入ってきた様子でも、気持ちいいと思いました。

こんな私も子守唄は歌いましたよ。私が歌うと、子どもは良く寝てくれました…って、もしかしたら気を失っていたのか(笑)?

点数: 1

「サイコロのぞろ目となりぬ春炬燵」の批評

回答者 なお

添削した俳句: サイコロのぞろ目となりぬ春炬燵

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
あらちゃんさんとしては珍しく、かなり広い範囲を読み手に委ねてませんか?
作者はコタツで、サイコロを振って何をしていたのでしょうね?

私は吉田拓郎の落陽を思い出しました。手の中でサイコロを振ればまた振り出しに戻るのですよ。でも、ゾロ目となれば、特典があるかも。
とにかく、人生においてサイコロを振るというのは、それなりに、運命をかけていますね。
ゾロ目は、ラッキーですか?

点数: 1

「再会の君のひたむき春嵐」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 再会の君のひたむき春嵐

るるさん、こんにちは。
御句拝読しました。すでにたくさんのいいコメントやご提案句が出ていて、ましてるるさんから次作が出ていますから出遅れ感が半端ないですが、私はどうしても本句にコメントしたくて出てきました。

御句、とてもいいと思います。私はこういう句は好きです。花鳥風月もいいですけどね。
ただ、ご自身でもご懸念のように、「ひたむき」の使い方は気になりました。ひたむきは形容動詞ですので、上に所有格の「の」は馴染まず、「の」をつける場合は慈雨さんのおっしゃるような形が望ましいと思います。
そこで、

・再会の君のひたむきさ春嵐

としたいところなのですが、これですと、中八で、流れの良くない見本みたいに調べが悪くなってしまいます。

でもこれを、語順を入れ替えて、

・春嵐再会の君のひたむきさ

としますと、中八が気にならず、流れも阻害されないと思います。それは、「再会」が四音ですが「い」の韻で四音ぽくないことと、「の」のリフレインでリズムがいいためだと思います。
自分勝手な解釈と思われるかもしれませんが、中八が良くないと言われるのは、流れや調べが悪くなるからで、それが気にならなければ、私はありだと思います。
そこで私は、前述の句と、次の句を提案させていただきます。

・ひたむきな君との再会春嵐

一応、中八でないのも考えましたので、置かせていただきます。

・再会の君はひたむき春嵐
・再会の君ひたむきに春嵐

よろしくお願いします。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

ほっといて好きで残暑のテラス席

回答数 : 43

投稿日時:

アマゾンの置き配の箱秋時雨

回答数 : 10

投稿日時:

友を待つ図書館覆う秋夕焼

回答数 : 18

投稿日時:

足湯にて裸足の君の白きかな

回答数 : 20

投稿日時:

橋のなき島の船長夏休み

回答数 : 24

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

ビル街の鼻垂れ餓鬼やソーダ水

作者名 鬼胡桃 回答数 : 0

投稿日時:

ミンミンか否鈴虫のリンリンの声

作者名 いなだはまち 回答数 : 1

投稿日時:

独り居の便座を蟷螂猛々し

作者名 秋沙美 洋 回答数 : 5

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ