俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1228ページ目

「夏の朝小さな影なき通学路」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夏の朝小さな影なき通学路

塚本夏樹さん、こんにちは。御句の感想と提案句を、置かせていただきます。

まず良い点。ご自身のコメントが抜群に良くなりました。背景がわかりやすくなりました。こういうコメントですと、評価させていただくのに有難いです。

次に気になる点です。一つ目は季節です。これについてはかぬまっこさんがすでにおっしゃっています。この道場は必ずしも兼題を詠まなければいけないということではなく自由ですが、俳句は季節感というものが大事ですので、みんなで立冬だとか小雪だとか、季節にはこだわっています。季節にこだわると、色々と見えてきて面白いですよ。

次に、「中八」です。「小さな」だと「ちいさな」と読むので八音になります。俳句は五七五が定型ですが、一音の字余りは必ずしもいけないことではないようです。しかし、中七だけは、中八になるのは避けた方がいいようです。ですので他の皆さんは「小さき」と「ちさき」にしています。

最後に「影なき」です。これは私の個人的な感覚かもしれませんが、どうも「影」だと、元気な子どものイメージが浮かばず、幽霊かなにかのような気がしてしまうのです(キツく聞こえたら申し訳ありません)。

というわけで、私の提案句です。

・冬の朝小さき姿の見へぬ路

季節は今、冬にしました。そもそも御句は夏休み中だからその通学生さんの姿が見えなかったのではないですか?
「小さき」は上述の通りで、「影」は「姿」に、また、「通学路」は入りきらなくなったので「路」とさせていただきました。

長々とすみません。ご参考になれば幸甚です。

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「はらはらと蝶の舞うごと銀杏散る」の批評

回答者 なお

添削した俳句: はらはらと蝶の舞うごと銀杏散る

ヒロさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句、いいですね。私もこのように感じることありますよ。家の近所に銀杏並木があり、そろそろきれいな黄色に色づいてきました。その葉の落ちる様は、たまに冬の蝶のように思えるときがあります。

ただ、はらはらという形容が当てはまるかどうかは微妙ですね。はらはらは上から下への動きしか形容しておらず、それが複数連続しているように思います。

私が蝶のように思える時は、風のせいか、落ち葉が「寄り道をする」のです。

・蝶の舞ふごとく黄金の銀杏散る

点数: 0

「言葉無く手を振る友の冬の駅」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 言葉無く手を振る友の冬の駅

こんにちは。あつこん様、いつもお世話になってます。

御句、このお気持ちはわかります。わかりますが、お気を強くお持ちくださいよ。また会えますよ!

俳句としましては、私も「や」で切りたいな、と思って他の方々のコメント拝読しましたら同じでしたので、そのまま提案句とさせていただきます。

・言葉無く手を振る友や冬の駅

あつこんさんが「の」と「と」で迷っていたということは、「どちらでもないのでは?」というお気持ちがあったからでは?
「の」、「と」、どちらにしても作者の意に反して流れが冗長になり、せっかくの季語の「冬の駅」がとってつけたようになってしまいます。
しかし「や」で切ることによって、情景が鮮明になり、季語が立ってきます。切れ字「や」の効果をしみじみと感じました。

点数: 0

「雪催い半世紀ぶりの友と笑う」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雪催い半世紀ぶりの友と笑う

がおさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句、50年ぶりのご友人との会合ですか!よく連絡が取れて「会おう」ということになりましたね。いいことですね。

御句、中七と下五が字余りとなって五八六になっています。字余り必ずしもNGではないと思いますが、定型に収めた方が印象もリズムもいいのではと思います。特に中八はうるさいようです。

私の提案句は、その点を考えました。季語はそのままです。

・半世紀ぶりの友笑む雪催ひ

点数: 0

「筆跡の異なる文字や古暦」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 筆跡の異なる文字や古暦

こんにちは。あつこんさま、いつもお世話になってます。

この句の訂正版が出ているようですが、げばさんと同じく私もこちらの句のほうが好きです。ただ、「筆跡の異なる文字」は重複感があります。変えたいなと思いましたが、訂正版が出ている句に何か申し上げるのもおかしなことですのでやめますね。

私もげばさんと同じく、二つの句を統合した提案句を置かせていただきます。

・晩節を語る書き込み古暦

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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