俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1228ページ目

「刻まれた俗名なぞる年の暮れ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 刻まれた俗名なぞる年の暮れ

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。なかなかいい風情ですねー。
お墓には、墓石の傍らに「墓誌」というのがありますね。戒名と俗名が刻まれている。本来は、亡くなってから戒名と俗名、享年等を刻むのですが、地域によって違うかもしれませんが、私の地域では、生前に墓誌に名を刻む場合は、赤色にして、本当に亡くなった時にその赤色を削り取ります。
御句、どのような状況かはわかりませんが、墓参りに来て、故人への愛しさのあまり、墓誌に刻まれた俗名をなでている。そしてつぶやく。「おかげさまで、今年も無事に暮れそうです。有難う…」

このままいただきたいところですが、最後の「年の暮れ」は「年の暮」がいいと思いました。
よろしくお願いします。

点数: 1

「塀の上初雪だるま二つあり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 塀の上初雪だるま二つあり

千秋さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。初心者さんとのことですが、とても可愛らしい、いい句ですよ。気持ちよく読ませていただきました。

その上で、せっかくこうした道場にご投句くださったのですから、コメントさせていただきますね。

千秋さんの感動の中心は、「初雪」「塀の上に雪だるま」それも「二つ」。「初雪」という季語で驚きや喜びが感じられますし、「塀の上の雪だるま」で、そんなに大きくない、可愛らしいサイズということが言わなくてもわかりますよね。また、「二つ」としたことで、子ども二人で作ったのかな?それともパパとママのつもりかな?とか、書かれていないことも想像が膨らみます。これが俳句の楽しみで、それが出来ていますね!

ただ、私がちょっと気になりましたのは、「初雪だるま」という措辞です。あまりこういう言い方はしないような気がします。季語は季語でちょっと独立させた詠みかたを試してみますね。

・初雪や塀にだるまの二つあり
・初雪やブロツク塀のペアだるま

一句目は無難に、二句目はちょっとオリジナリティを加えてみました。

また聞かせてください!

点数: 1

「とき去りて佐渡の島影遥かなり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: とき去りて佐渡の島影遥かなり

負乗さん、こんにちは。
御句拝読しました。来た〜!上越新幹線!なんだか催促したようですみません(汗、笑)

でも、気まぐれさんのおっしゃるように、単なる言葉遊びにならずに風情を感じるいい句だと思います。
ここまで来ると、「とき」を「朱鷺」とかにしたくなりますが、やはり「とき」でいいのでしょうね。
このままいただきます!

点数: 1

「どっち似とアルバムめくる冬の夜」の批評

回答者 なお

添削した俳句: どっち似とアルバムめくる冬の夜

おかえさきこさん、こんにちは。
御句拝読しました。幸せそうな雰囲気が漂ってきます。ほのぼのとした、いい句です。
私は勝手に、「冬の夜」という季語は、屋外は寒くて暗いかもしれませんが、室内は明るくて暖かい、という意味もあると思っています。どちらも長いことには変わりないですけどね。
御句、ご家族で笑いあう声が聞こえてきそうです。

俳句的には、上五、「どっち似」を「どちら似」のほうがいいかもとかお伝えしようかと思いましたが、パッと口から出た言葉をそのまま描写した臨場感ととらえて、このままいただきます!

ps、私は伯父に似ていると言われます。遺影を見て、自分でも思います。

点数: 1

「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 声高く園庭走る子へ落葉

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。前の句より、良くなったと思います。

私の個人的好みかと思いますが、五音の季語なら下五に置いても安定感があるのですが、本句は三音ですので、なんと言いますか、存在感が薄い気がします。

ちょっと変えすぎかもしれませんが、落葉を中七に持ってきました。

・園庭に子らは落葉を追いかけて

私のこだわりは、園児が落ち葉を「追いかける」、これを入れたかった。また、「声高く」は、園児が落葉を追いかけて走るのだったら、歓声をあげるだろうことは言わずともわかるだろうと、その分を「追いかけて」に回しました。
大きく変えてしまってすみません。よろしくお願いします。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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