「声高く園庭走る子へ落葉」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 声高く園庭走る子へ落葉
春の風花さん、こんにちは。
再訪です。拙句「お歳暮」にコメント有難うございました。わかりやすい、時代を反映した句だと言ってくださって有難うございます!
あと、先の私のコメントで、下五の三音の季語の存在感云々というお話をしましたが、あれ、言葉足らずでしたので補足します。
下五は当然五音ですので、そこに例えば「冬の夜」とかを置けば極めて安定感がありますが、三音の例えば「落葉(おちば)」だと、それだけでは字足らずなので、あと二音必要です。
その場合、一番作りやすいのが「かな」で詠嘆することで、「落葉かな」。次には動詞を付けることで、落葉舞うとか、落葉踏む、ちょっと類想感が出ますが。他には前後に二音を付けて、落葉焚、落葉籠あるいは柿落葉、朴落葉など。これらは私の個人的な意見ですが、安定して、存在感は増します。
御句の場合、下五が「子へ落葉」でしたので、もちろん意図はわかるのですが、その点で、ちょっと気になったということでした。
でも、他の方々からはご指摘がありませんから、聞き流してくださって結構ですよ。
これからも楽しみにしています!よろしくお願いします。
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