俳句添削道場(投句と批評)

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 声高く園庭走る子へ落葉

春の風花さん、こんにちは。
再訪です。拙句「お歳暮」にコメント有難うございました。わかりやすい、時代を反映した句だと言ってくださって有難うございます!

あと、先の私のコメントで、下五の三音の季語の存在感云々というお話をしましたが、あれ、言葉足らずでしたので補足します。
下五は当然五音ですので、そこに例えば「冬の夜」とかを置けば極めて安定感がありますが、三音の例えば「落葉(おちば)」だと、それだけでは字足らずなので、あと二音必要です。
その場合、一番作りやすいのが「かな」で詠嘆することで、「落葉かな」。次には動詞を付けることで、落葉舞うとか、落葉踏む、ちょっと類想感が出ますが。他には前後に二音を付けて、落葉焚、落葉籠あるいは柿落葉、朴落葉など。これらは私の個人的な意見ですが、安定して、存在感は増します。
御句の場合、下五が「子へ落葉」でしたので、もちろん意図はわかるのですが、その点で、ちょっと気になったということでした。
でも、他の方々からはご指摘がありませんから、聞き流してくださって結構ですよ。
これからも楽しみにしています!よろしくお願いします。

点数: 1

「からしツンツンおでんアツアツ心ホクホク」の批評

回答者 なお

添削した俳句: からしツンツンおでんアツアツ心ホクホク

めいさん、こんにちは。
拙句「カニ缶」にコメントおよびご提案句を有難うございました。カニかま、面白いですね!

さて御句拝読しました。すでにみなさんから出ていますし、ご自身でもお認めですが、まあこれは、俳句ではなく、詩であるということで面白いと思います。
それをあえて、俳句に仕立てるという、いいのか悪いのかわからない作業をしてみますと、
まず、おでんはこりゃアツアツだろうということでアツアツは省略(こんなこと意味あるのか?と思いながら…)。辛子のツーンは面白いから残して、心ホクホクは、私の好きなおでん種のじゃがいもを連想させていいのですがあえて簡略化して、

・おでん食ふ辛子ツーンもホッコリと

なんだか面白くないものになりました。でも、「考えたのだよ」ということをお伝えしたくて、このまま置かせていただきます。

点数: 1

「水鳥のやさしく包むみづの色」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 水鳥のやさしく包むみづの色

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
再訪です。
拙句「カニ缶」にコメントおよびご提案句を有難うございました。
確かに「すり替え」とも読めますね!気がつきませんでした。いつしかで時の経過を示したつもりでしたが、いつのまにか=知らないうちに、ですから、すり替えかもですね!
勉強になりました。有難うございました。

点数: 1

「どこまでも透明な僕と朝氷柱」の批評

回答者 なお

添削した俳句: どこまでも透明な僕と朝氷柱

気まぐれ亭いるかさん、こんにちは。
拙句「カニ缶」にコメントおよびご提案句を有難うございました。世相を感じてもらえましたか!私は「なおさん、ウチはずっとカニ缶をもらっているよ?オタクだけではないの?ツナ缶になったのは?」とか言われたらどうしようかと思っていました(笑)。

さて御句拝読しました。最初は意味がつかみにくかったですけど、何度か読ませていただくと、透明という言葉が朝のツララと響いて、いい句だなと受け取れました。

ただ、私の受け取り方は、ご自身のコメントとは違って、「僕って隠し事とか、嘘とかがないんだ」とか、「昨夜のうちにやるべきことはやり終えた、言うべきことは全て言ったよ、ああ、なんて清々しい朝なんだ」という意味の「透明な僕」と思いました。
透明=清廉潔白、という意味と取りますのでこのままでよく、あと、下五のツララを「かな」で詠嘆してしまうより、昨夜のうちに全て片付いた、という意味で朝氷柱のほうがいいと思います。

でも、「僕」は、どうかなぁ…新鮮な感じがするといえばするのですが、ここは、①俳句っぽく=俳句を勉強しているぞと。②性別問わず共感が生まれるように、ということで、「我」とか「吾」、あるいは「自分」とかもありかと思いました。
さらに、あらちゃんさんもおっしゃっていますが、下五、「朝氷柱」でいいのですが、漢字のつながりでちょっと詠みにくいので、「朝つらら」とひらがな表記でもよろしいのではと思いました。

・どこまでも透明なわれ朝つらら

「僕」も捨てがたいなぁ…。それと、絶対いらないと思っていた「僕と」の「と」、これもないと、朝ツララと繋がってしまうか。

・透明な僕の心と朝つらら
・どこまでもクリア氷柱もこの僕も

・・・だんだん深みにハマってきましたのでこの辺で。よろしくお願いします!

点数: 1

「麗しやはいからさんの白ショール」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 麗しやはいからさんの白ショール

るるさん、こんにちは。
御句拝読しました。
ご自分の好きなフレーズを駆使して、バラエティ豊かな句を作るのは楽しいですよ!ぜひ聞かせてください。
私は白ショールって、マフラーの幅広のようなものを想像しました。寒くなると女性が肩に羽織っていますね。なんか、おしゃれでエレガントですよね。かつて私はあれは家にある膝掛けを肩に掛けてきたのかと思っていました(汗)。バカです。

さて御句、先の方々がおっしゃっていますが、自分の主観的な感情を(まして冒頭に)入れるより、情景を客観的に描写して、読み手に「ああ、それは麗しいなぁ」と思ってもらうような、そんな作りに出来たらと思います。

・良き香り白きショールのハイカラさん
・背の高きハイカラさんの白ショール

ハイカラ度を少しでも高めるために、「はいから」より「ハイカラ」にしました。「ハイカラさん」だけで十分麗しいですよ!

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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