俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1223ページ目

「三日間ケーキで祝う淑気かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 三日間ケーキで祝う淑気かな

オルカさん、こんにちは。
御句拝読しました。ちょっと微妙な違和感を持ってしまいました。
この句の微妙な違和感は、まず、三日間ひたすらケーキを食べ続けたようなイメージがあること。本当はそういうことではなく、「我が家の三が日はおせちとともにケーキも出るのですよ」という意味だと思います。ただ、三が日としてしまうと季語が重なってしまうから、三日間としたのではと思いました。
次に、「ケーキで祝う淑気かな」となっていますので、「淑気を祝う」ように読めることです。ご存知のように、淑気は天地に満ちている喜ばしくもおめでたい気分であって、誕生日のようにケーキで祝うものではありません。

そこで私は次のような提案句を考えました。

・誕生日祝ふケーキや淑気満つ
・淑気満つ誕生祝ひのケーキにも

「三日間」は、この際ごめんなさいです。

点数: 1

「雪暗や百目の如き海鼠壁」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雪暗や百目の如き海鼠壁

こんにちは。大猫様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。これは佳句ですねー!雪暗という季語、百目という妖怪、海鼠壁、それぞれの持つイメージが上手く足し合わされて増幅され、効果倍増です。水木しげる先生の世界ですかね。
じっくり鑑賞させていただきます。

点数: 1

「目に止まり孫の春服つい買いし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 目に止まり孫の春服つい買いし

西瓜糖さん、こんにちは。
御句拝読しました。可愛いお孫さんの洋服、目に止まるとつい買ってしまう。自分の服などさておいて。そんなお気持ち、よくわかりますよ。
わかるのですが、こ投句では、日記というか報告というか、「今日はこんなことがありました」という句ですね。
しかもいわゆる「孫俳句」。孫俳句が悪いわけではありませんが、敵は多いです(笑)。
お孫さんのことを詠んでいても、明らかにそれとはわからないほうが、返って味わいが出るように思いますよ。

・春待つや小さき服から買い求む

点数: 2

「彼方から舞うやうな羽根窓の霜」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 彼方から舞うやうな羽根窓の霜

こんにちは。よした山月様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。あ、なんか、いい感じ…と思いましたが、二度読みして、あれ?どういうこと?と思いました。そのわけは、もう他の皆様が、おっしゃっている通りです。

窓の霜が、空の彼方から舞い降りてくる羽根のようだ、という句ですよね。
ご自身で、「やうな」の位置により意味が変わってしまうとおっしゃっていながら、そして推敲前の二句目のほうでは出来ていながら、最後にちょっと違う見直しをしてしまいましたね。
コメント内の、推敲前の二句目
「彼方から羽根舞うやうな窓の霜」
と、ご投句の
「彼方から舞うやうな羽根窓の霜」
の違いはおわかりでしょう。

でも、着実にいい感じになってきていると思います。一緒に頑張りましょう!

のでも御句ではそうなっていないです。ひいき目に見て、「窓の霜は、空の彼方から舞い降りてくるような羽根だ」

点数: 1

「寒月やレコード針の擦過音」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 寒月やレコード針の擦過音

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。
拙句「才能あり」にコメントおよび提案句有難うございました。おっしゃる通り、この句では誰が作った版画か、そもそも年賀状なのかもわからないですねー。コメントに頼ってしまいました。反省です。

御句拝読しました。この季語と中七以降はいいムードを出していますね。光景が浮かびます。
げばさんは動詞を除く練習をしておられるとのこと。いつもチャレンジングで素晴らしいなと思うのですが、動詞を使わないと、名詞に動作の意味合いを持たせることになる場合が出てくると思います。そうした場合、表現が固い感じになることがあり、今回もそうだと思います。

・寒月やレコードこする針の音

動詞に置き換えてみました(笑)。
「擦過音」が狙いならいいのですが、げばさんの句の温かみが薄れてしまうような気がしました。

動詞を省くのであれば、このようなものはいかがでしょうか。

・寒月やレコードの針ぷつぷつと
(「レコード針の」と迷いました)

レコードはこの擦過音がたまらないのですけどね…。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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投稿日時:

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