「石仏の濃くなる襞や春の雨」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 石仏の濃くなる襞や春の雨
竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。情緒ある風景をお詠みですねー。
少し気になりましたのは、「濃くなる」という措辞です。時間の経過を説明しているようです。
「春の雨」という季語で、濡れたために襞が目立つようになったとわかってもらえると思います。
・石仏の色濃き襞や春の雨
点数: 2
回答者 なお
添削した俳句: 石仏の濃くなる襞や春の雨
竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。情緒ある風景をお詠みですねー。
少し気になりましたのは、「濃くなる」という措辞です。時間の経過を説明しているようです。
「春の雨」という季語で、濡れたために襞が目立つようになったとわかってもらえると思います。
・石仏の色濃き襞や春の雨
点数: 2
回答者 なお
添削した俳句: 泣きまろぶ息子と川の字春の雨
苧麻さん、こんにちは。
御句拝読しました。状況よくわかりますよ。手のかかるお年頃でしょうか(笑)!
さて、俳句だけ読みますと、泣き止んだかどうか分からず、泣きまろんでいる息子さんと川の字に寝ていることになります。最初はそうだったかもしれませんが、詠みたかったのはそこではないですよね。
息子、とありますが、ここでは男のお子さんか、女のお子さんかというのはあまり関係ないかと思いますし、読者が想像してくれますよ。
また、川の字は、両親が子どもを挟んで寝るさまを例えていますが、御句ではちょっと両親の影が薄いような気がして、ここでは川の字にこだわらなくてもいいかと。
さらに春の雨ですが、屋外の季語ですよね。もちろん室内のできごとに合わせることもできますが、外が雨だから室内で…という因果関係にならないようにしたいです。
というわけで長々と失礼しました。提案として、
・泣き止みし吾子の寝顔や春時雨
と置かせていただきます。
時雨は、いっときすごい音を立てて降ったかと思ったら、気がつくと止んで静かになっていたというような雨です。
ただ、類想感が強い句になってしまいました…。
点数: 1
回答者 なお
添削した俳句: 春雨や悔いたる波の心電図
もんこさん、こんにちは。
御句拝読しました。お悩みのことがおありとのこと、詳しいことを存じ上げませんので何もお力になれないのが口惜しいですが、これから陽気も良くなりますし、どうかお大事になさってください。
・春雨や俳句作りを薬とす
句意は全く違いますが、このようなものを置かせていただきます。
俳句をお詠みになって、ここにご投句なさることでお気持ちが軽くなるようであれば、いつでも読ませていただきますので、どうぞどんどんお寄せください!
お待ちしています!
点数: 3
回答者 なお
添削した俳句: 北国で雪崩れざる陽を待つ日
みちのくさん、こんにちは。
娘さん、大変ですねー。小さいうちは風邪をひいたり、熱が出たり可哀想ですが、じきに落ち着いてくると思います。大事にしてあげてください。
御句拝読しました。意味ですが、私は次のようだと思いました。
「ここは北国なので、雪が崩れない(溶けない)。早く、それを溶かしてくれるような暖かな陽光を待つ日々である」
このような、「もう春なのに景色は冬である」みたいな句は季語の斡旋が難しいです。
ここですみません、ちょっと時間になってしまいましたので、また出直します!
点数: 0
回答者 なお
添削した俳句: 卒業の学舎更地となりにけり
あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
慈雨さんのコメントに似ていますがご容赦ください。
御句の「卒業の」は、卒業式のシーズン=春、というよりも、「自分が卒業した」という、学舎にかかる形容詞のように読めます。
これですと、読み手には季節が伝わらないことになります。
しかし例えば、
・卒業や学舎更地となりにけり
・卒業や更地となりぬ我が学舎
これですと、「卒業のシーズンだなあ・・・。私の学校は更地になってしまったけど・・・」というような意味になると思います。学舎は母校もありかと思います。
更地の後には、何ができるのでしょうか?
点数: 3
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