「トパーズの光輝の如き甘藷」の批評
回答者 なお
添削した俳句: トパーズの光輝の如き甘藷
こんにちは。いくたドロップ様、いつもお世話になってます。
御句、ちょっとあれっと思いましたのは、さつまいもが宝石のように輝くのだろうかということです。俳句ですから、多少の誇張はあってしかるべきとしても、「トパーズの光輝のごとき」とは。
疑問解消のために、まずトパーズを調べました。確かにきれいな茶色をしているのですね。よくこういうところに着目なさいましたね。
しかしこの色合いを見て思いました。この比喩は、生のサツマイモのことではないですね?石焼き芋あるいはふかし芋ではないかと。それならわかります。
石焼き芋を二つに割ると、中はそれはそれは美味しそうな黄金色をしていますからね。
ただそうなりますと、原句にある「甘薯」ですが、私個人の感覚かもしれませんが、「生の野菜」という感じで、それこそ畑から掘り起こしたばかりのようなイメージがあり、整合性がとれません。
そこで提案句はいっそのことと調理してしまいました。季節は冬になりそうです。
・断面はトパーズのごとふかし芋
・半分に割ればトパーズ石焼き芋
甘薯のままだと次のようなのも考えましたが、これでいいのかはわかりません。
・甘薯焼きトパーズ色に変わりけり
点数: 2