俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1133ページ目

「トパーズの光輝の如き甘藷」の批評

回答者 なお

添削した俳句: トパーズの光輝の如き甘藷

こんにちは。いくたドロップ様、いつもお世話になってます。

御句、ちょっとあれっと思いましたのは、さつまいもが宝石のように輝くのだろうかということです。俳句ですから、多少の誇張はあってしかるべきとしても、「トパーズの光輝のごとき」とは。
疑問解消のために、まずトパーズを調べました。確かにきれいな茶色をしているのですね。よくこういうところに着目なさいましたね。
しかしこの色合いを見て思いました。この比喩は、生のサツマイモのことではないですね?石焼き芋あるいはふかし芋ではないかと。それならわかります。
石焼き芋を二つに割ると、中はそれはそれは美味しそうな黄金色をしていますからね。
ただそうなりますと、原句にある「甘薯」ですが、私個人の感覚かもしれませんが、「生の野菜」という感じで、それこそ畑から掘り起こしたばかりのようなイメージがあり、整合性がとれません。
そこで提案句はいっそのことと調理してしまいました。季節は冬になりそうです。

・断面はトパーズのごとふかし芋
・半分に割ればトパーズ石焼き芋

甘薯のままだと次のようなのも考えましたが、これでいいのかはわかりません。

・甘薯焼きトパーズ色に変わりけり

点数: 2

「朝寒や老いの散歩はマシーンにて」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 朝寒や老いの散歩はマシーンにて

こんにちは。あつこん様、いつもお世話になってます。
確かに今朝は冷え込みましたねー。こんな朝は、外に出ずお部屋の中のマシーンでというのはよくわかります。

ただ、「老いの」は、いらないのではと思いました。マシーンに変えたのは高齢だからではなくて寒いからです。寒ければ若者でも室内マシーンにするかもしれませんよ。

・朝寒や散歩今日からマシーンで

これを提案句として置かせていただきますが、この後、ほかの方々からいい提案句が出てくると思います。そちらをご参考になさってください。

点数: 1

「新米の印はなけれど魚沼産」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 新米の印はなけれど魚沼産

こんにちは。久田しげき様、いつもお世話になってます。
御句、私はおそらく、句意と違うところで共感しました!
と言いますのは、私は、新米だろうがそうでなかろうが、魚沼産(コシヒカリ)にこだわりたいと思った、そのお気持ちに共感しましたということです。
ですので御句が、仮に
・新米や魚沼産にはこだわらず
とかであれば、私はそれほど共感しなかったと、スルーしていたと思います。

とはいえ、私がいつもいただいているのは、魚沼産でもなければコシヒカリでもないです(と思います)。でも農家さんから送ってもらっていましてとても美味しいです。先日新米が届きました。

点数: 0

「秋寒し空席多き離島船」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋寒し空席多き離島船

こんにちは。秋沙美 洋様、いつもお世話になってます。

拙句「松茸」ご評価ご添削有難うございました。
秋沙美さんもキノコは他のもののほうがお好きですか!よかったです「俺は松茸しか食べないよ」とか言われたら…。

さて御句、私はとても好きです。離島船、ただでさえ乗客が減っていたところへ、コロナ騒ぎで、島のほうから「来ないでくれ、病院がないから」みたいな論調になりましたよね。あれでますます島離れが加速したのではと心配しています。
この句で乗客が増えるとも思えませんが、こういう句をお詠みになる方がいてくださってうれしく思います。

さて、げばさんがおっしゃっている「季語が近い」件ですが、これってどうなのでしょう?確かに中七下五の内容は決して明るいものではなく寂しいことです。ですから私は、「秋寒し」という季語が、まさにピッタリくると思ったわけです。連絡船のデッキとかで、海の風に吹かれている作者のお姿が、目に見えるようです。

しかし、げばさんのおっしゃる意味もよくわかるのです。例えばこれを
・秋晴れや空席多き離島船
とかですと、どうなのでしょうか。
なんだか、これはこれで、また違う乾いた味わいを持つ句になるようにも思います。

うう、難しい!

点数: 0

「勝手口瓶を彩る小菊かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 勝手口瓶を彩る小菊かな

こんにちは。あつこん様、いつもお世話になってます。

御句、小菊はいかにも秋の風情でいい季語ですね。前句ではお仏壇に、今回はお勝手口にと、あつこんさんのお心配りのほどが垣間見られて結構なことと存じました。

さて、御句。私は少し悩みました。あつこんさんの目と心が、小菊と瓶のどちらに向かっているのか計りかねたからです。
庭に咲く小菊も、それなりの器に活ければ立派なものだ、というのか、何の変哲もない(ガラスの)瓶も、小菊を活けるときれいに彩られるなぁと。どちらでしょう?両方でしょうか?

私は鑑賞も作句も勉強中ですが、どちらか一方に寄せたほうが、焦点が絞れるのではないかと思いました。

すなわち、小菊に寄せると、

・お勝手の瓶いっぱいの小菊かな

瓶に寄せると(勝手にガラス製にさせていただきますが)、

・勝手口小菊盛られしガラス瓶

よく言えば両方立たせて悪く言えばどっちつかずは、

・空き瓶の小菊あふれし勝手口

ご参考になれば幸いです。

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なおさんの俳句添削依頼

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