「焚き火して手をあぶりをる独り言」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 焚き火して手をあぶりをる独り言
なからい悠さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。確かに防火の関係で、焚き火も思うように出来なくなりましたね。特に市街地では難しいです。
御句、光景は思い浮かびます。ただ、ここからは、先のヒッチ俳句さんのコメントと似たものになりますが、私からもお伝えさせていただきます。
「焚き火して手をあぶり」では、山登りして景色眺め、とかと同様に、ごく普通、当たり前になってしまいます。
仮にそれを詠むとしても、何か添えたほうがいい。その点で下五の「独り言」は効いていますね。
ただ、句の構成が、「独り言」が独立してしまっていて、言葉は悪いですが取って付けたみたいになっているのが残念です。
私は御句を読んだ時に、
・独り言しつつ手あぶる焚き火かな
とかをまず思いました。
あるいは、コメントで「暖をとるだけでなく情緒にも」、とおっしゃっているので、
・手をあぶる心もあぶる焚き火かな
などもありかと。
手をあぶる動作を独り言と絡めて、
・独りごと手にもて遊ぶ焚き火かな
なども思いつきました。
よろしくお願いします。
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